26
五輪開催などまさにそうだけど、政治が、社会が抱えている問題を真正面から解決することではなく、問題から国民の目を逸らすことに主眼を置いている段階で、我々は悲惨な状況を生きてるのだなと思う。
27
『トップガン マーヴェリック』の撮影賞候補の落選は衝撃でした。現代において映画とは何かを問いかける意味で、時代の変化の結果かもしれない。それでも、この撮影へのこだわりが相対的に評価されなかったというのは、正直なところ、過去と現在と未来を示すアカデミー賞としてどうなのかと思います。 twitter.com/EijiroOzaki/st…
28
アカデミー賞はこれまで作品を評価することを通じて、人間に対する尊厳、暴力に対する批判を世界中に訴えてきたはず。にも関わらず、その授賞式という本番で、世界に向けて一体何を発信してるんだ、ということです。そこは反省が必要だし、今後に向けて改めなければならないと思います。
29
だから、政治なんか興味ないし自分には関係ないと思っていても、選挙に行かないといけないんです。ちゃんとまともな人を選ばないと、結果的にぼくらが大切に思っているものが損なわれてしまう。一見無関係だと考えていても、全部繋がっているのが社会です。
30
31
いつまでもあると思うなミニシアター、ですよ、本当に。全国のミニシアターを巡り、スタッフにお話を伺っていますが、現在のミニシアター経営は本当に過酷なんですよ。閉じることが決まってから、行きたかった、残して欲しかったとかではなく、まだ何とか残っているうちに、行きましょう。 twitter.com/chunichi_denhe…
32
総興収が1618億9300万円だったのは仕方ないとして、問題は洋画。即時配信、公開延期などがあったにせよ、335億5400万円は危機的状況。盛り返さないと洋画環境自体がこのまま減衰する可能性もある。/映画興行収入 日本映画は去年より増えるも 洋画は過去最低 | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
33
なによりも嫌なのが、こういう不祥事が先行して、祝福されるべき人たちの功績が埋もれていくことです。だけど事件を無視してスルーするのは良くないし、ネタとして消化するのではなく改善点として昇華する必要があります。起きた事件も祝福される人や作品も、どちらも適切に語られることを望みます。
34
35
次の政権が右派だろうが左派だろうが、ずっと変わらない体制は必ず腐るので、空気の入れ替えやリプレイスは定期的にやっておいた方が良いです。そのために、何かあればリプレイスが起こり得る政治環境を社会でちゃんと作っていかないといけない。圧倒的な与党の存在というのは、社会的に危険度が高い。
36
駅などですれ違う女性にわざとぶつかる男性がいる。明らかに痴漢行為であり、暴力であり、女性蔑視だ。ただ、ぼく自身も女性から具体的な話を聞くまでそんな卑劣な行為が行われていることに気が付かなかった。知らないだけで世の中無茶苦茶だ。もっと社会を見ないといけない。そこからしか変わらない。
37
何のために歴史を学んできたのかを考えさせられる。学生時代は点の取りやすい暗記科目として向き合ってきたけど、大人になった今、人類が繰り返してはいけない過去からの提言として、歴史を受け止めていく必要がある。過去の歴史を描いた映画も同様に、現在や未来にどう生きるべきかの指針となる。
38
39
映画興行が抱える最大級の問題点は、作品数の増加と上映期間の短さだと思っています。現代は作品数が多く縫うようにスケジュールを組んでいて、ひとつの作品と長く付き合うことができません。ジワジワと観客に響いてきて大ヒットの構図には、ロングランする劇場の覚悟や調整のとんでもない労力が必要。
40
濱口竜介監督は希望だ。日本映画も素晴らしい作品を輩出すれば、世界と渡り合えることを連続的に証明している。あとは興行がそれを支える必要がある。派手さはなくても良質な作品がきちんとヒットする市場環境が整えば、製作サイドも企画を進めやすくなるだろう。つまりは我々観客の出番です。
41
42
43
44
46
どの登場人物も魅力的に描かれていること、俳優の芝居を信頼した長回しを用い、言葉の裏側にあるものを観客の読み取る感覚に託していること、人間に対する優しさが満ちていることなど、今泉監督作の持ち味が出ています。そして、演じる稲垣吾郎さんも中村ゆりさんも玉城ティナさんもとても良いですよ。 twitter.com/nine474/status…
47
『孤狼の血 LEVEL2』の公開を8/20に控える白石和彌監督にインタビューをしました。前後編でお届けします。前編は、映画の未来、配信作品におけるものづくりの姿勢、映画業界の労働環境、前作の役所広司さんから松坂桃李さんへの継承など、踏み込んだ話をしてもらいました。 ashita.biglobe.co.jp/entry/2021/08/…
48
おかしいことに「それはおかしい」と声をあげることは、社会の健全さを保つために大切だと思う。異常なことが沈黙によって容認されているように見えると、社会の歪みが加速する。
49
白石和彌監督のインタビュー後編を公開しました。松坂桃李さんと鈴木亮平さんによる「異形のバディ」、撮影現場のハラスメントの現状、白石さんの覚悟と決意表明など、濃い話を聞くことができました。/『孤狼の血 LEVEL2』で挑んだ改革 白石和彌監督インタビュー(後編) ashita.biglobe.co.jp/entry/2021/08/…
50
入江悠監督インタビュー。まず前編です。「映画の興行成績とは関係なく「この映画の監督料はいくらです」とあらかじめ決まっています。ただ、さらに問題なのは、そもそも最初に金額が提示されていない場合もあり、映画を作り始めてから後出しで金額を言われることもあります」 ashita.biglobe.co.jp/entry/2021/08/…