中井 圭(@nakaikei)さんの人気ツイート(新しい順)

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いつまでもあると思うなミニシアター、ですよ、本当に。全国のミニシアターを巡り、スタッフにお話を伺っていますが、現在のミニシアター経営は本当に過酷なんですよ。閉じることが決まってから、行きたかった、残して欲しかったとかではなく、まだ何とか残っているうちに、行きましょう。 twitter.com/chunichi_denhe…
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『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を観た直後に、ここまで有害さを全開にできる感性が恐ろしい。金子監督は何も間違っていない。同作がトキシック・マスキュリニティを抱えた人にとっての踏み絵のような映画であることは確かで、それまでの自分が否定されたような気持ちになる人もいるだろう。 twitter.com/time_graffiti/…
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『トップガン マーヴェリック』の撮影賞候補の落選は衝撃でした。現代において映画とは何かを問いかける意味で、時代の変化の結果かもしれない。それでも、この撮影へのこだわりが相対的に評価されなかったというのは、正直なところ、過去と現在と未来を示すアカデミー賞としてどうなのかと思います。 twitter.com/EijiroOzaki/st…
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大友啓史監督作『レジェンド&バタフライ』(1/27公開)、木村拓哉が生涯2度目に演じた織田信長は、新たな信長像を提示する。それは綾瀬はるか演じる濃姫との対等な関係性という現代的アプローチによって成立した。大友監督らしい、映画館で観ることでしか伝わらない異様なディテールとスケールがある。
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今年のヨコハマ映画祭の内訳はこのような形ですね。『恋は光』、おめでとうございます。『恋は光』は、映画ファンに近い映画賞に本当に強いですね。
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『そして僕は途方に暮れる』(1/13公開)、面白い。本作の重要なシーンで反復される「何か」という言葉が、葛藤や苦悩に対して容易に答えは出ず、それでも人生は続くことを生々しく的確に表現する。何事からも逃げ続けるその場しのぎのクズ男を藤ヶ谷太輔が醜態を晒しながら好演したのが本作で大きい。
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『ラーゲリより愛を込めて』(12/9公開)、戦後シベリアの収容所で強制労働させられる中、苛烈な状況にも希望を失わなかった山本幡男の姿勢を描く。苦境でも前向きに愛を謳う感動劇の裏側に、瀬々敬久監督が人の尊厳を伝える。本作を支えたのは確実に俳優。特に二宮和也の確かな演技で映画は成立する。
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ABEMA Primeは、いまネットで話題になっている(例えば炎上気味の)テーマを、意見対立が強く起こりやすい論者を意識的に集めて議論を起こして視聴数を伸ばす手法を取る。地上波ではできないことをネットでやるのは理屈としては分かるけど、丁寧な対話なくして社会的に良い結果を生むかは疑問がある。
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「(出先等で)急に時間が空いたから、何か映画館で映画観たい」というアクションは、大事だと思っています。面白いと評判の作品を決め打ちで観るのも効率的で良いけど、セレンディピティとして時間や場所の都合で観ていくことも、映画の楽しみがあると思います。このサービスがその一助になるかも。
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以前「今いる場所から上映開始に間に合う映画を知ることができる機能が欲しい」とツイートしたら、Filmarksの方から連絡が来て打ち合わせしました。その機能がFilmarksでリリースされたようなので、みなさん使ってみてください。 https://t.co/eCSSmM6mAO
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徐々に不正が浮かぶ中、現代のオリンピックが象徴しているのは「たとえ不正があっても、その悪を上回るメリットがあるなら、それで良いじゃないか」という極端に歪んだ現実主義だと思います。その感覚が社会に浸透することそのものが、今後の社会にとってとてつもない損失になっていると感じます。
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『夜明けまでバス停で』(10/8公開)、コロナ禍で追い込まれバス停に寝泊まりせざるを得なくなった女性。社会が困窮し人の心に容赦がなくなる様は苛烈。本作が描くのは我々が直面した現実で、他人事として観ることはできない。同時に本作は、タランティーノ同様、現実に映画の魔法をかける救いがある。
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どの登場人物も魅力的に描かれていること、俳優の芝居を信頼した長回しを用い、言葉の裏側にあるものを観客の読み取る感覚に託していること、人間に対する優しさが満ちていることなど、今泉監督作の持ち味が出ています。そして、演じる稲垣吾郎さんも中村ゆりさんも玉城ティナさんもとても良いですよ。 twitter.com/nine474/status…
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『窓辺にて』(11/4公開)、面白い。妻の浮気を知っても感情が動かない男の心の旅。手放すことを肯定する、大人の優しい物語。稲垣吾郎さん独特の浮世離れ感は彼が演じた全ての役の最適解。今泉監督は台詞の間に生まれる空気にこそ最も多くを語らせる。故に言葉にならない言葉が飛び交う長回しは必然。
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『線は、僕を描く』(10/21公開)、良作。物語ではなく光を追う映画。モチーフの水墨画が墨の濃淡で多彩に描き分けるように、深度の浅い画面に差し込む光の満ち引きで映画を描く。光の中で躍動する横浜流星と清原果耶が実に美しい。『ちはやふる』で動かぬものの描き方を学んだ、小泉徳宏監督の力量。
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映画興行が抱える最大級の問題点は、作品数の増加と上映期間の短さだと思っています。現代は作品数が多く縫うようにスケジュールを組んでいて、ひとつの作品と長く付き合うことができません。ジワジワと観客に響いてきて大ヒットの構図には、ロングランする劇場の覚悟や調整のとんでもない労力が必要。
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『わたしは最悪。』(7/1公開)、傑作ですね。すぐに目移りし何事も続かない30歳女性。数多の物語は、登場人物に2時間で成長を求め批評するが、本作はあるがままの彼女の葛藤や愚かさに、近づき過ぎずも寄り添い、何より決してジャッジしない。その眼差しは現代的で適切。ぼくは、この映画が大好きだ。
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『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第三章』(5/13)、コツコツ観てます。遂に要塞戦本番を描くが、原作とも石黒版とも違うアレンジを加えることで、旧来ファンにとっても見応えあり。シュナイダー涙目。何よりこの三部作の結末が意外な着地点を迎える意味で、Die Neue Theseの早期展開が望まれる。
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まだ山ほどある。映画界は一度きちんと悪行を洗い出し、清算する必要があるし、二度と起こらないように弱者に不利益にならない適切な仕組みを導入する他ない。/園子温の性加害を出演女優らが告発!「主演にはだいたい手を出した」と豪語する大物監督の“卑劣な要求” jprime.jp/articles/-/236…
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なによりも嫌なのが、こういう不祥事が先行して、祝福されるべき人たちの功績が埋もれていくことです。だけど事件を無視してスルーするのは良くないし、ネタとして消化するのではなく改善点として昇華する必要があります。起きた事件も祝福される人や作品も、どちらも適切に語られることを望みます。
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アカデミー賞はこれまで作品を評価することを通じて、人間に対する尊厳、暴力に対する批判を世界中に訴えてきたはず。にも関わらず、その授賞式という本番で、世界に向けて一体何を発信してるんだ、ということです。そこは反省が必要だし、今後に向けて改めなければならないと思います。
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アカデミー賞授賞式のクリス・ロックとウィル・スミスのやりとりは、家族愛の名の下に美談になっていいものではない。場にジョークは必要だが、たとえ無知であっても、盛り上げるため人を傷つけるネタは肯定し得ないし、結果怒りが沸騰しても暴力行為が肯定されることはない。それは再認識したい。
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加藤シゲアキさん主演の舞台「粛々と運針」、生と死の選択を個人の意思と周囲の思惑の衝突で描き、正面から問い直すのが現代的。特に出産をしない人生についての議論は、役を演じた徳永えりさんの叫びとともに、その切実さが残響として心に滞留する。アクセントを加えるディジュリドゥ、GOMAさん見事。
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濱口竜介監督は希望だ。日本映画も素晴らしい作品を輩出すれば、世界と渡り合えることを連続的に証明している。あとは興行がそれを支える必要がある。派手さはなくても良質な作品がきちんとヒットする市場環境が整えば、製作サイドも企画を進めやすくなるだろう。つまりは我々観客の出番です。
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ごく普通の、真っ当な話にいちいち感動しなければいけない現在をかなしく思う。 twitter.com/emil418/status…