池谷裕二(@yuji_ikegaya)さんの人気ツイート(古い順)

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ある園芸書籍の取材で受けた「花はなぜ美しいのか」という質問に対する私の回答 → goo.gl/thKwQh (辛辣すぎたと猛省中。不採用らしいので本日発売の『週刊朝日』の連載エッセイに転用しました)
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【ハンドパワー】​手をつないだだけで2人の脳活動が同期します。すると痛覚が弱まり、苦痛に耐えられるようになるそうです。今朝の『PNAS』論文より→goo.gl/i3qn3m(注:愛し合っている者同士で実験を行っています)
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【新・愛情測定法!?】二人で作業をすると脳活動がシンクロします。恋人、友人、ただの他人で比較したところ、もっともよくシンクロするのは恋人同士だそうです。昨年の『ヒト脳地図化』誌より→ goo.gl/BkgckE(どちらかと言えば女性から男性方向への同期性が強いようです)
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脳の活動パターンには個性があります。ふだんの脳活動を人工知能に解析させたところ、いつか社会ストレスに曝されたときに、うつ病になりやすい脳かどうかを判定できたそうです。今朝の『セル』誌より→ cell.com/cell/fulltext/…
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【モラルの人工誘導】前頭葉の一部である「腹外側前頭皮質」を電気刺激すると、「不誠実な行為を行っている自分」を自己正当化することができなくなるそうです。その結果、ウソが減って、正直者になるそうです。先週の『神経科学手紙』誌の論文より → goo.gl/BkQhVF
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【科学のデータはときに再現性がないが それでも科学が進歩するのはなぜか】①そもそも科学者は発表されるデータが全て正しいとは信じていない(ミスもあるし不正もある)。②だから問題をあげつらうよりも、重要な発見に注視して議論しあう傾向がある。今朝の『PNAS』より→goo.gl/dbyAGm
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【キラキラ瞳】見たときに瞳がひらくと、あとからよく思い出せるそうです。今朝の『科学報告』誌より→ goo.gl/1wGfZH (さまざまな単語をモニター上に2秒毎に連続映写する実験。瞳孔径が拡張した単語ほど、後の自由想起で思い出す確率が高かったというデータです)
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4〜5歳児の論理力トレーニングに、重りや天秤を用いた学習が有効であることを示した今朝の『PLOS ONE』論文→ journals.plos.org/plosone/articl… (「重量」は目に見えない概念だから効果が高いとのこと。なるほど。どこかの玩具社が製品化してくれないかな)
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自閉症の子が将来社会にうまく適応できるか否かは、子供から大人への移行期の生活環境が重要であることを示唆する昨日の『プロスワン』誌の論文→goo.gl/HmY7cn (文科省データによれば児童の6.5%以上は自閉症やADHDなど何らかの発達障害を持っています→ goo.gl/yubGZK
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ヒトの脳は、レントゲン像の異常所見のように「滅多にないもの」をつい見落とす傾向(認知バイアス)があります。この防御対策としてAIの活躍が期待されています。しかし先般の自動運転事故のように滅多にないAIのミスを見逃さないためにヒトは何をしたら良いのでしょうか。悩ましいの問題です。 twitter.com/wired_jp/statu…
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さて、今日から新年度ですねっ! 私たちの研究室は総勢55名、博士院生だけでも23名という大所帯でのスタートとなりました → yakusaku.jp/members.htm 。そして今日は科研費の発表日でもあります。私が獲得した研究費は昨年度からの継続分を含めて総額470万円でした。サバイブゲームの始まりですね。
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【席位置と成績の関係】デキの良い学生は大学の講義で前方席には座わらないようです。昨年の論文より→ goo.gl/fJsZq5 (注:無理やり前方に座らせると成績が伸びるという報告はあります→ goo.gl/X2xC3i
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一晩徹夜しただけで脳にアミロイドβが溜まるそうです。今朝の『PNAS』誌より→ pnas.org/content/early/…
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年度初めは新メンバーが出会う時期です。不思議なもので、直ぐに「この人となら仲良くなれそう」と直感が働きます。直感はその後、強まったり修正されたりと徐々に変化します。しかし初対面同士の脳活動を調べるだけで将来の仲を予測できるのだそうです。今朝の『PNAS』論文→pnas.org/content/early/…
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よく体を動かすお父さんから生まれた子のほうが賢いそうです。精子に含まれるmiR212とmiR132という微小RNAの量が増えることで神経可塑性が高まるからのようです。今週の『細胞報告』誌より→ goo.gl/ith56f (ネズミでの検証)
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【ステレオタイピング】同じ症状であっても女性であるというだけで専門医から「性嗜好障害」(露出症、痴漢、小児性愛など)の診断が下されにくいそうです。逆にマゾヒスティック障害の診断は女性のほうが下されやすいとのこと。2月の『科学報告』誌より→ nature.com/articles/s4159…
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園児(6歳)たちは、徐々に蓄積する有限資源(例:少しずつ貯まるジュース)が与えられたとき、当初は争奪合戦になりますが、自然と公平に分け合うルールを自ら作り出し、相互に遵守することで、集団の秩序を保つそうです。今週の『ネイチャー人間行動』より→ nature.com/articles/s4156…
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ヒトと同じくらい上手に発話や音楽を識別できるようにディープラーニング(AI)を徹底的に最適化していったところ、自然とヒト脳の聴覚回路に似た構造型に行き着いたそうです。昨日の『ニューロン』誌より→goo.gl/onXoJw (つまりヒトの脳回路は進化的にみて理に適っているということ!?)
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【「マタイ効果」(富める者は益々富むこと)は研究界でも生じる】 成果をあげると、その後8年間の平均研究費は倍増し、さらに成功しやすくなるそうです。今朝の『PNAS』誌より→goo.gl/YWywAM (失敗した人が研究費の申請を(どうせ獲得できないだろうと)控えるのが主な理由のようです)
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【早とちりはダメ】二択課題を解かせたところ、長い潜時をもった誤選択、つまり「熟慮したうえでの失敗」を繰り返すネズミは最終的に高スコアを得ました。同じ失敗でも「即断による失敗」は学習に悪影響。たまたま正解した経験も成績と無関係でした。今朝の『プロス1』より→goo.gl/gkdYqa
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【米 vs 麦】通路にイスがあって通りにくいとき、稲作文化圏で育った人は体をよじって隙間を通り抜けるが、麦作圏の人はイスをどけて自分の通路を確保するようです。水を分け合う稲作圏では譲歩の精神、麦作圏では環境を制御する精神が根付いているからだそう。今朝の論文→goo.gl/dmWMYQ
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読売新聞でも紹介されました(↓) **************** 「熟慮の失敗」高い学習効率…「即断」より賢く yomiuri.co.jp/science/201805…
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【アクセルとブレーキの多様性】哺乳類の大脳皮質では興奮性細胞よりも抑制性細胞の方が種類が多い。善行より犯罪、天国より地獄の方が多様なのにも似ていて面白いのですが、爬虫類では興奮性細胞の多様性が更に少ないのだそう。今朝の論文→goo.gl/J2ykC4(どう進化してきたのでしょうね)
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「日本は石炭火力発電を増やしているがCO2削減の国際目標を放棄したのか。他国に比べて再生可能エネルギー発電への転換努力が少ないのでは」と、今朝の『サイエンス』に、名指しで日本批判→goo.gl/LFCQxD (「現状のまま40年稼働すれば大気汚染で6万人が早死する」という試算も引用)
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【深学鼠】グリッド細胞は2014年ノーベル賞。現象としてはわかりやすいものの何故こんな奇妙な神経活動が脳内で実現できるのかは謎でした。ところがAIに散策させただけでAI内部にグリッド活動が自然と生まれ、なんと近道まで見つけたそうです。今朝の『ネイチャー』→goo.gl/nXBfHW