→ 最近、おくるみによって発育性股関節形成不全のリスクがたかまることがランダム化比較試験で報告されました。 ▷ BMC Pediatr, 2021; 21: 450. →
→ 一方でその頃から、先天性股関節脱臼(現在は、“先天性”よりも“後天的な要素”が強いことがわかり発育性股関節形成不全と名称変更)の発症に関連することも同時に報告が増えました。 ▷Pediatrics, 2007; 120: e1097-1106. →
→ ですので、もしかすると『昔、病院でおくるみをされていたのは間違った方法なのか』と考え、ご心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、おくるみの効果も考えていた面もあると思います。 →
→ その頃はとくに、早産のお子さんに対するサポートとしての役割もあると考えられていて、すくなからず医療機関でも実施されていたという歴史があります。 →
→ 一部、乳幼児突然死症候群(SIDS)にも有効かもしれないという考え方もあったようです(現在は否定的)。 ▷J Pediatr, 2009; 155: 475-481. →
→ おくるみは古くから行われている赤ちゃんのケア方法のひとつですが、2005年から2007年に、おくるみは赤ちゃんの『睡眠』『夜泣き』などに有効かもしれないという報告がなされました。 ▷Pediatrics, 2005; 115: 1307-1311. ▷ Journal of pediatri 2006; 149: 512-517. e512. →
いわゆる赤ちゃんの『おくるみ(スワドリング)』に関する話題をSNSで見かけます。 ここには少し歴史が関連していると思われますので簡単におはなししてみます。 あくまでイチ小児科医の考えとしてお聞きくださいませ。 →
『心配事があるから冬休みに初診で行こう』と思われている方は、冬休みまで待たず、早めに受診されたほうが良いと思われます。 ただでさえ年末年始の医療機関は混雑します。 コロナもインフルエンザも流行する可能性が高まっており、今後、医療機関の余裕はなくなるでしょう。 ご考慮くださいませ😌
倉原先生の記事。 『今後、従来型ワクチンを接種していない方は、今後、コロナワクチンを接種することができなくなる(かもしれない)』状況を外来でお話すると驚く方もいらっしゃいます。 大事な記事ですね。 news.yahoo.co.jp/byline/kurahar…
【NEW!】RSウイルスの新しいワクチンが海外で承認申請されたというニュースがありました。 まだ雑に文字起こししただけですが、そのワクチンに関して、昨日の #ほむスペ でお話した内容を1日無料で公開します。 note.com/ped_allergy/n/…
【NEW!】ヒトメタニューモウイルスが流行中です。 比較的新しく見つかったウイルスですので、あまりご存知ない世代の方もいらっしゃるかと思います。 そこで、Voicyでおはなしした内容を雑に文字起こししました。 ご参考まで…😌 note.com/ped_allergy/n/…
【NEW!】生後6ヶ月から4歳の新型コロナワクチンの有効性や安全性を尋ねられることが増えています。 『前向きになれないという人は様子をみるという選択があっても良い』と思いますが、接種の『選択肢』があるかないかも重要です。 そこで、最近のNEJMの報告を共有します。 pediatric-allergy.com/2022/10/28/mrn…
【定期】9月の最初の頃の記事です。 オミクロン株の流行にともない、熱性けいれんをおこした小児が受診されることが増えており、最近の研究結果でもそのことが裏付けられています。 それだけでなく、脳症の報告も増えています。 pediatric-allergy.com/2022/09/04/neu…
【NEW!】川崎病の発症に感染症がなんらかの影響をおよぼしていると考えられています。 そして、新型コロナのパンデミック時に子どもの感染症の流行が低下したとき、川崎病の発生も同時に減ったことが報告されています。 そこで、最近のJAMA Network Openの報告を共有します。 pediatric-allergy.com/2022/10/22/kaw…
忽那先生の記事。 インフルエンザとコロナは潜伏期間が同じくらいになっており、区別も難しくなっています。さらに、様々な感染症が現在流行しており、例えば溶連菌などを同時に罹患しているケースも経験されます。 予防接種はできれば接種しておきたいですね。 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
【NEW!】秋に飛散する花粉症になった方にスパイスアレルギーをおこす方がいるという研究報告が増えているようです。 そこで今回は、花粉-食物アレルギー症候群とスパイスアレルギーの関係を簡単に解説してみたいと思います。 news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
HPVワクチンの需要が世界的に急増し設備の増強が追いつかなくなっており、2022年には世界的にワクチン不足が32%にまで高まることが予想されます。 ▷Bmj 2019; 367:l6765. 2価4価ワクチンより9価ワクチンは工程がかかります。 需要に対応できる量が確保できればよいなあ…と思います。
【NEW!】入浴中の首浮き輪に対する小児科医からの指摘を多く見かけるようになっています。 小児の溺水予防は、考えなければならないテーマであり、高まっている議論といえます。 死亡例も海外から報告されるようになり、2022年6月にはFDAから警告が発せられています。 pediatric-allergy.com/2022/10/01/fda/
【NEW!】Yahoo!個人の記事を更新しました。 『子どもに歳の数以上にぎんなんを食べさせてはいけない』と聞いたことがある方もいるでしょう。そして、2000年以降、ぎんなん中毒の患者が増加しており、特に子どもに多いことがわかっています。 ご参考まで…😌 news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
【NEW!】秋になると『ぎんなん中毒』の方が増えてきます。 ぎんなん中毒は痙攣を起こしますが抗けいれん薬の効果が低いことが知られています。 先日の #ほむスペ を雑に文字起こししました。1日無料で置いておきますので、ご興味がある方はよろしければご覧くださいませ😌 note.com/ped_allergy/n/…
【NEW!】Yahoo!個人の記事を更新しました。 2008年から日本小児科学会は、重症度が高い傷害を繰り返さないために「Injury Alert」の項目を設けて情報を共有する努力を続けています。そして、2019年に小児救急委員会は、入浴中の浮き輪に関する調査結果を発表しました。 news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
そもそも、何かの事故(アクシデント)があった場合には、そのリスクの高い数百倍の出来事や事件(インシデント)があります。 溺水は、不慮の事故として重大な後遺症を残しうる大きなアクシデントです。 インシデントを減らすための情報発信は重要と考えています😌
『首浮き輪』は、もともとプレスイミングのために開発されましたので、入浴グッズではありません。 過去、首浮き輪だけでなく『足入れ浮き輪』でも事故が発生しています。 多くは、一緒に入浴している大人が数分目を離したときに発生しています。 jpeds.or.jp/modules/injury…
【定期】現在は、輸血の可能性がない状況で『血液型を知っておく』ために行なう検査は一般的に行われません。 また、小さいときの血液型検査をしないのは、結果が不正確になりやすいことにも理由があります。 簡単に解説しています😌 news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
【定期】「台風が近づくと喘息が悪化します。気圧のせいですよね?」というご質問をよく投げかけられます。 実はこの質問に丁寧にお答えしようとすると、結構ややこしく、台風と喘息の関連をみた最近の報告から、私の考えをご紹介してみたいと思います。 news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…