オミクロン株に感染していたのはナミビアの外交官でしたが、同じ飛行機に乗っていた濃厚接触者70人を政府が「自宅待機」にしてしまっていました。都内在住の40人については都から「宿泊療養施設での隔離」を要請しましたが、間に合わなかったかも知れません。やはり水際対策がザル、何も学んでいない。
オミクロン株の国内2例目が発表されました。11/29にペルーから入国した外国人男性で、昨日判明したナミビアの外交官とは関連がないとのこと。こちらも空港検疫での捕捉ですが、本当に水際で止められているのかどうか。濃厚接触者はいるのか、都内にもいるのか、隔離は出来ているのか、確認を急ぎます。
確かに政府の水際対策は少しオーバーというか、そこじゃない感があります。例外を認めている限りは必ず入ってくるので。それよりも入国時のPCR検査・施設への隔離を厳格化し、ここの例外を無くすべき。ロイター記者によるα株の市中感染はじめ、これまでの変異株流入の多くは、その甘さによるものです。
昨日発表された国内2例目のオミクロン株感染者の濃厚接触者は114人、うち46人は都内在住でした。うち36人は宿泊療養施設に入っていただきますが、10人は自宅待機に。やはり「お願いベース」では限界があります。現行の検疫法でも「隔離・停留」を厳格にすることは出来るはずなのに、何故やらないのか。
東京都はオミクロン株に対応した変異株PCR検査を開始しました。オミクロン株の主な変異は「N501Y」と「E484A」ですが、前者はアルファ株にもあるため、後者に対応する必要があり。この度は独自の検査手法を構築しました。デルタ株の「L452R」と併せて検査、都内の発生状況をモニタリングしていきます。
松井市長が30人で3時間宴会していた件、正直苦しいと思います。緊急事態宣言下では会食していた市職員1,109人を処分していておいて、今回は「お叱りあるかも」で済むわけがない。公用車で行っているのも、まさに維新が批判してきた政治そのものではないか。他人に厳しくて自分に甘いのはアカンでしょ。
年末年始に向けた入国ラッシュで本日は6,500人、明日は8,000人が入国見込み、うち指定国は4割ほどで、待機施設は足りないとのこと。政府が言っていた「1日3,500人まで」というのは何だったんだ。キャパを超えた受け入れで水際対策が失敗し、国内で感染拡大すれば、1〜2月はまた大変なことになります。
武蔵野市の外国籍住民投票条例案については心配していましたが、本会議では11対14の反対多数で否決されたとのこと。まずは良かったが、賛成した市議が11人もいるというのも大丈夫か。「国のことは国民で決める」というのはむしろグローバルスタンダードであり、排外主義でも何でもないと思うのですが。
大阪府で「海外渡航歴なし・感染経路不明」のオミクロン株感染者が3人確認されました。市中感染の可能性が高いです。感染力は極めて強いとされ、すでにある程度は拡がっていると見た方が良さそうです。この後の帰省・旅行ラッシュで全国に拡散、年明けには第6波となることも考えられ、警戒が必要です。
本日の都内新規感染者は40人。7日間移動平均の対前週比は148.2%、やはり増加傾向です。大阪ではオミクロン株の初の市中感染が確認されており、この後は全国に拡がる可能性も高いです。いま一度、基本的な感染対策を徹底してください。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
本日、都内で4人のオミクロン株感染が確認され、うち50代の男性医師1人が「海外渡航歴なし・感染経路不明」でした。残念ながら、東京でも市中感染が始まったということになります。これを受け、都は明日から無料PCR検査を実施することにしました。来週中に180ヶ所・3万件/日の検査キャパを確保します。
都はオミクロン株の市中感染発生を受け、明日12/25から来年1/31まで「感染している可能性に不安を抱える方」「あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある方」が無料でPCR・抗原定量・抗原定性検査を受けられるようにします。特措法第24条9項に基づく都民への検査受検要請です。詳細は以下です。
「オミクロン株は弱毒化しているので大丈夫」という楽観論が広がりつつありますが、現時点では未知数です。例えそうだとしても、やはり感染者が増えれば増えるほど重症者・死者は増えます。そして、感染性はデルタ株より高いことがわかっています。いま一度うつらない・うつさないを徹底してください。
本日の都内新規感染者は76人、7日間移動平均の前週比は157.0%、 12日連続で前週同曜日を上回っており、第6波に入ったとみて良いと思います。ただし、年末年始は医療機関がお休みとなるため検査数が減り、感染状況が正しく反映されません。年明けから一気に増える可能性もあります。警戒してください。
本日も64人。増加が加速してきており、年明けには100人を超えることになるでしょう。また28人、全体の半数近くがブレークスルー感染です。第5波までとはワクチン接種率も異なるので、重症化・死亡リスクはまだわかりません。いずれにせよ、母数である新規感染者数が増えないに越したことはありません。
年末年始(〜1/3)に発熱など新型コロナの感染が疑われる場合の相談窓口・医療機関を案内しておきます。 ・発熱相談センター 03-5320-4592(24時間) ・診療・検査医療機関(必ず事前に電話連絡ください) fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/co… ・新型コロナ・オミクロン株コールセンター 0570-550-571(9〜22時)
本日も84人、7日間移動平均の対前週比は188.0%に、先週日曜からは倍増となっています。うちワクチン2回接種済みは43人と半数を超えており、やはりブレークスルー感染が増えています。オミクロン株が話題となっていますが本日も確認されず、現在の感染拡大はあくまで従来の「デルタ株」によるものです。
沖縄の新規感染者が本日130人。ここでは従来のデルタ株と米軍由来のオミクロン株との「同時流行」が起きていると考えられています。年末年始も沖縄・東京間の行き来はあったわけであり、決して対岸の火事ではない、むしろ時間の問題と考えるべきです。第2波や第5波の拡大も、沖縄が先行していました。
本日は103人。昨年10/8以来、3ヶ月ぶりに100人を超えました。年末年始で検査が減っていることを考えると、本日時点では感染状況を反映し切れておらず、実際にはもっと増えている可能性があります。2ヶ月ほど続いてきた「そうそう感染しないだろう」というフェーズは終わりました。切り替えてください。
やはり誤解がありそうなので、いま一度触れておきますが、都内で起きている感染拡大はデルタ株によるものです。新規感染者のうちオミクロン株はごく一部、まだ22例しか確認されていません。つまり「感染拡大しても、オミクロン株は弱毒化しているから大丈夫」という楽観論は、前提から間違っています。
この後予想されるのは、オミクロン株とデルタ株の同時流行です。海外では置き換わりが進みましたが、日本ではまだわかりません。休み明けには年末年始のゲノム解析の結果が出てくるので、最新の傾向はそこでわかります。いずれにせよ、ワクチンの3回目接種と経口治療薬の供給が間に合うかがカギです。
たった今、都・福祉保健局より、年末分のゲノム解析でオミクロン株が新たに25例確認されたとの報告がありました。うち海外渡航歴なし・感染経路不明で市中感染とみられるのは11例。これで計47例(うち市中感染15例)となりましたが、やはり今のところ「デルタ株が主」という傾向に変わりはありません。
なお、本日判明したオミクロン株25例は12/22〜29に発症・陽性判明したもの。うち海外渡航歴がある人・その濃厚接触者が14人、市中感染が11人。年代は10〜80代まで幅広いです。無症状は3人、ほとんどは発熱、咳、咽頭痛など症状がありますが、無症状の感染者が捕捉されていないだけの可能性もあります。
本日は151人となりましたが、昨日1/3までお休みの医療機関・検査機関は多く、影響が残っていると思われます。本来の感染状況が現れてくるのは休み明け・本日1/4の検査結果が出てくる明日1/5以降です。デルタ株かオミクロン株かのゲノム解析にはさらに1〜2日かかるので、傾向がわかるのは1/7以降です。