小児医療がひっ迫しています。特に5〜11歳のワクチン接種率が低く、ノーガードのため。国会には「子どもへのワクチン接種を慎重に考える」議連もありましたが、この状況をどう考えているのか。なお、日本小児科学会jpeds.or.jp/modules/activi…日本小児科医会jpa-web.org/blog/uncategor…とも推奨しています。
都内では本日も救急車の出場率が98%を超えています。迷った場合にはまず#7119にお電話を。03-3212-2323(23区)042-521-2323(多摩地区)からも繋がります。救急車の適正利用にご協力をお願いします。本日は35℃の猛暑日です。熱中症にも注意してください。救急車はすぐに来られない可能性が高いです。
都・発熱相談センターへの入電が1万件/日を超えています。回線を増やして対応していますが、繋がりにくくなっています。医療機関の紹介のみを希望される場合は、以下の専門ダイヤルにお電話ください。 03-6732-8864(24時間・毎日) 都内の発熱外来マップ・リストは以下です。 fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/co…
この後は、入院・治療が必要とか必要でないとか以前の段階、発熱外来がパンクしそうです。検査の対象を絞り、発熱外来への受診も高齢者・基礎疾患保有者に限定する、いわゆるトリアージが必要な段階となります。これを決断すべきは政府ですが、今のところ「行動制限はしない」以外の動きはありません。
本日の都内新規感染者は11,018人。昨日に引き続き、三連休の影響で少なくなりました。ただし、連休中にも発熱相談センターへの相談件数が急増、連休明けの本日は発熱外来への受診が殺到しており、明日はかなりの数字になる見込みです。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
好意的に解釈すれば「医療ひっ迫を避けるためにコロナの位置づけを変えよう」という趣旨なのかも知れないし、そういう議論も将来的には必要だと思うし、言いたいこともわからなくはないですが、少なくとも現時点における県知事の県民に対するリスクコミュニケーションとしては間違っていると思います。
まず、病床がひっ迫してから社会的規制をかけるのでは遅いです。また「病床」がひっ迫していなくても「医療」はひっ迫します。現に、救急医療・小児医療はすでに厳しい状態です。通常医療の制限が続けば、助かる命も助からなくなります。知事がこの認識では、神奈川県の現場もかなりキツいと思います。 twitter.com/kuroiwayuji/st…
都内では本日午前中も、救急車の出動率が98%を超えました。感染急拡大が続く中で「発熱外来に繋がらないから119番通報した」というパターンも増えていますが、迷った場合にはまず#7119にお電話を。救急車の適正利用にご協力をお願いします。急性疾患や交通事故で助かるはずの命も助からなくなります。
繰り返しますが、分科会が言っているのは「行動制限は必要ない」ではなく①ワクチン接種の加速化②検査のさらなる活用③効率的な換気の提言④国・自治体による効率的な医療機能の確保⑤基本的な感染対策の再点検と徹底「が出来ていることを条件に回避できる」です。この条件が無視されているのが問題。
都内でも特例疑似症患者の取り扱い、いわゆる「みなし陽性」を再開しました。感染急拡大により検査リソースが不足する中でも、早期に治療を開始できるようにするため。だから増えていると誤解されることもありますが、そうではありません。本日も新規感染者12,696人のうちの132人、全体の1%程度です。
都は29万件/日の検査能力を確保していますが、必ずしもフルに回せるわけではなく。昨日時点の陽性率は39.0%、すでに検査は追いついていません。ここ数日の2万人もあくまで氷山の一角ということです。少なくともこの後「専門家は大袈裟だった」となるのは間違いということは、先に申し上げておきます。
この後の懸念は検査が「サチる」ことです。専門家の予測では2週間後の新規感染者は5万人を超えるとされていますが、第6波ではそもそも検査が5万件弱でキャパに達し、新規感染者は2万人前後で高止まりする中で、陽性率だけが上がり続けました。こうなるともはや、感染の全体像の把握は難しくなります。
本日の都内新規感染者は18,919人。2万人を上回らずに済みましたが、7日間移動平均の対前週比は209.1%とピークアウトの気配はなく、第7波の入り口に過ぎません。全国の累計はすでに過去最多を更新しましたが、まだまだ拡大しそうです。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
政府・分科会は「第7波で行動制限を回避する条件」として ①ワクチン接種の加速化 ②検査のさらなる活用 ③効率的な換気の提言 ④国・自治体による効率的な医療機能の確保 ⑤基本的な感染対策の再点検と徹底 を挙げていますが、すでに沖縄は医療崩壊=④が出来ていないし、東京も他人事ではないです。
以前から指摘はされていましたが「マスクを外すことで息苦しさは軽減されても熱中症予防にはならない」との学会発表が出ました。マスクを外しても熱中症リスクを下げることはないが、感染リスクは上がると。政治・行政としても間違ったメッセージを出さないよう気をつけます。 news.yahoo.co.jp/articles/58813…
週末です。経済を回すことは大事だし、そもそも制限もかかっていませんから、飲んだり遊んだりを控えてくださいとは言いません。ただ、市中感染リスクは極めて高くなっています。あらためて、基本的感染対策の徹底を。特に高齢者・基礎疾患保有者・ワクチン未接種者、その同居者は気をつけてください。
本日の都内新規感染者は19,059人。「感染拡大のスピードが極めて速く、かつ検査が追いついていない場合」には、ピークが週末にずれ込みます。医療機関・保健所での処理が遅れている可能性もあります。ピークアウトの気配はありません。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
感染者数・死者数を多いとするか少ないとするかは社会的許容度にもよるでしょうが、分母が増えれば分子も増えるのは明白です。5類にするということは、その分母が見えなくなる=感染状況は把握できないまま死者だけが増えるということ。少なくとも第7波でそれをやるのは「現実的ではない」と思います。
以下は5類の議論が盛り上がった今年1月の私のツイートですが。この後に第6波が到来する中でも「オミクロン株は弱毒なので感染拡大しても大丈夫」「もはや数を数えることには意味がない」という楽観論が広まりました。その結果、都内で約1千4百人、全国で約1万3千人という過去最多の死者を出しました。 twitter.com/ojimakohei/sta…
有権者も、積極的に発信しない姿勢の政治家を「仕方ないよね」で済ますのではなく、もっと問題視して良いと思います。これからの時代、自らの情報公開も含めて政治家の仕事であり、責任なので。でないと、この先も情報の不足・偏りによって最悪な候補者が当選し、最悪な議員が爆誕することになります。
参院選が終わってパタリとTweetをしなくなってしまった、すべての政治家に言いたい。「そういうとこやで」と。SNSは普段から政策・情報を発信、有権者にチェックしてもらい、評価・フィードバックを頂くためのものであり、己が選挙に当選するためだけのツールではありません。有権者はよく見ています。
本日の都内新規感染者は16,878人。第6波では過去最多の感染者を出し、都内で約1千4百人、全国で約1万3千人が亡くなりましたが、第7波の増加ペースはそれを上回っており、さらに大きな波となる可能性も高いです。警戒を強めてください。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
本日の都内新規感染者は11,511人。約4ヶ月ぶりに1万人を超えました。この勢いだと来週にも2万人を超える計算ですが、検査キャパにも限界があり「新規感染者数は2万人ほどで頭打ちになり、陽性率だけが上がり続ける」可能性が高いです。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
重症者数は旧・都基準(人工呼吸器・ECMO装着者)で10人ですが、新・都基準(旧・都基準+ICU入室者+ER入室者)では27人、国基準(ICU・HCU等入室者)では318人。重症者数は遅効指標なので、新規感染者数・入院者数より遅れて増えてきます。つまり「いま少ないこと」は将来の安心材料にはなりません。
第7波の感染爆発・新規感染者の急増に伴い、ここ数日、入院患者が100〜150人/日ペースで増えています。病床使用率は35.2%、確保病床についても増やす予定はありますが、医療機関によってはすでに軽症・中等症病床が埋まりつつあるとの報告もあります。あまり報道されていませんが、良くない状況です。