シネマンドレイク(@cinemandrake)さんの人気ツイート(新しい順)

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「創作の自由をポリコレだけで語ろうとする人たち」はそういう他の要素を見てみぬふりしているので、労働環境の悪化とか定収入とか軽視されてしまう。結果「ポリコレにさえ縛られなければ良い作品を作れるんだ!」という精神論の労働を押し通すことになり、それってものすごく玉砕の考え方だと思う。
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そもそも「創作の自由」というのはポリコレだけで決定されるわけじゃない。スタジオの資金力とか、助成制度の充実とか、経営者の方針とか、契約とか、著作権とか、労働環境とか、製作過程で差別やハラスメントがないかとか、すごく複合的な要素が絡んでくる。
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「アメリカは政治的な正しさ(ポリコレ)のせいで創作の自由が制限されて窮屈で…」なんて言う人を見かけるたびに、アメリカの破廉恥で荒唐無稽で過激な作品を私ももっと紹介していきたいなと思うけど、そんなことを言う人はそもそも見ないんですよね。自分に都合がいい結論を語りたいだけだから。
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トランスジェンダー差別とアセクシュアル差別は実は根っこの部分は似ているのだと思う。差別者は性愛至上主義的で人間の肉体は生殖と愛がセットになっていると考えている。同性愛者は愛があるからいい…でもトランスやAセクは愛のない化け物だ…そんな感じの考え方。
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アセクシュアル・アロマンティックの活動家であるヤスミン・ブノワがTERFなどのトランスジェンダー差別主義者がアセクシュアル差別も展開していることを語る。第二次性徴抑制剤が子どもをアセクシュアルにしている!と無根拠な主張を繰り広げていると… inews.co.uk/opinion/ground…
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フロリダでは「Don't Say Gay」だったし、日本では「Don't Say 人権」だったわけだけど、やっぱり黙らせようという奴らには声をあげて対抗しないとダメだなと思いました。それが私のとりあえずの感想です。
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4月6日は「国際アセクシュアルの日(International Asexuality Day)」です。性的搾取、性的消費、性的虐待、性的加害、被害者へのバッシング、そして性愛至上主義…「性」にまつわるあらゆる社会に蔓延る歪んだ認知や言動に強く反対します #アセクシュアル #アセクシャル #InternationalAsexualityDay
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しかし、その3日後、告白された側の男性は告白したゲイの男性を殺害しました。この事件によってこの放送回はお蔵入りとなりました…。ネタにした企画者は面白いと思ったのかもしれません。でも取り返しのつかない最悪の事態だって起きるのです。肝に銘じてください。
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その番組内で、あるゲイの男性が友人の男性に愛の告白をしたことが話題になり、番組内に実際に出演。告白された側の男性は「自分は異性愛者だから」とその場で冷静に振舞っていましたが、番組はそれを笑い声つきでネタにしました。->
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エイプリルフールでLGBTQネタを愚かにも企画した人は『The Jenny Jones Show』の事件について知ってほしい。これは1991年から放送されたアメリカのバラエティートーク番組。1995年3月6日の番組内容が事件の発端となります。->
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【感想記事 書きました】アセクシュアル・アロマンティック当事者として私がこのドラマをどう見たか。遠慮なく本作の構造的な問題点だと思ったことを挙げて説明しています。良くも悪くも今の日本っぽいドラマでした。長文なので注意です。 ドラマ『#恋せぬふたり』感想 cinemandrake.com/koisenuhutari
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「LGBT」という言葉を否定する論調は、欧米では、根っからの差別主義者、転向療法支持者、特定の性的少数者(主にトランス)を排除したい人たちの間で観察できます。日本であっても「LGBTという言葉は無くなればいい」と安易に口にするのはやはり歴史や現状について無知すぎると思う。
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自閉症のキャラクターを自閉症の当事者である俳優が演じてみせる。自閉症スペクトラムの20代の若者3人を主人公にその人生の悲喜こもごもな姿を描くこのドラマはもっと早く作るべきでした。当事者をもうバカにしないで! ドラマ『思うままの世界 As We See It』感想 ↓ cinemandrake.com/as-we-see-it
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「女優は性的なシーンのある役をやる気がないなら引き受けるな」と主張する人も散見されるけど、その主張は完全に性的強要をする加害者の言い分です。そもそも女性にばかり性的な役を設定して、女優を脱がせることに優越感を感じ、逆らえない構造を作り、その結果として性加害が起きているのですから。
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2022年2月20日から26日までの1週間は「#AroWeek」*です。#アロマンティック はここにいる。この世界にたくさんいる。恋愛をしない人生でも充実している。恋愛は誰しもにとって特別なものじゃないし、必須でもありません。恋愛伴侶規範はさようなら! *Aromantic Spectrum Awareness Week
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映画を社会問題の論点だけで評価するべきではないのはそうなのだけど、社会問題を気にせずに映画を観れるというのはそれだけでマジョリティの特権なんですよね。マイノリティであればあるほど気にしたくないのに気にしないといけない状況に追い込まれる。この見えない格差が映画趣味の中にはある。
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LGBTQのレプリゼンテーションをモニタリングしている組織「GLAAD」が毎年発表する「GLAAD Media Awards」の今年のノミネート作品が公表されました。観る作品を選ぶ時の参考にするのもいいと思います。 glaad.org/mediaawards/33…
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「新しいエンタメの仕組みを作りたい」「日本版マーベル」と豪語しているわりには関係者がオッサンばかりでいつもの日本の体質なんですけど…。今はマーベルも性別・人種ともに多様なクリエイターを参画させているのだから、そこを見習ってくださいよ… nikkansports.com/entertainment/…
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『エターナルズ』は歴史SFのジャンルなのにあまりその視点で語る人がいないのがもったいない。別に多様な人種を登場させるのに理由付けはいらないけど、『エターナルズ』に関しては記号的な登場では全くなく、SFとしてかなりロジックが組み込まれている。人種と人類史の変移を描いているのですから。
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その視点を持って観れば、エターナルズ解散以降の人類史がエターナルズではなく白人によって先導されてきたわけで、結構露骨なくらいに「旧時代からの多様な人種の歴史vs植民地主義時代以降の白人の歴史」という構図が浮かび上がると言えます。
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なぜエターナルズが1521年に解散したのか。この年は中米の文明国家であるアステカが白人によって滅ぼされた時期であり、つまり白人による植民地主義が世界的に優勢となった転換点でもある。そんな時期に、多様な人種で構成されるエターナルズが解散することはとても示唆的だったと思う。
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映画などにマイノリティが登場するのは、多様性への配慮でも、泣けるコンテンツでも、面白くする小道具でも、批評家をうならせる演出でもない。ただ現実に存在するからです。登場する理由づけも要りません。マジョリティ側に認めてもらう必要もありません。こんなことを説明する必要も本来はないはず。
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そして日本はまさに「同調」を礎にする社会。だから連帯の概念は全く浸透しない。LGBTQのような連帯の概念も同調として解釈されてしまい、価値を見失う。「性的少数者とかいう人のために波風たてないほうがいいんでしょ?」みたいな感じで。連帯なき国でどうやって平等を獲得できるのだろうか…
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「連帯」の対義語は「個人主義」だと思われがちだけど私は違うと思っている。海外の活動なんかを見ていると、個人主義が寄り集まってこその連帯だから2つでセットなのだろう。逆に「連帯」の対義語は「同調」ではないだろうか。同調、つまり個人を認めず社会の調和のために波風を立てないようにする。
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差別的な発言に対して「私は賛同しない。でも糾弾もしない。それ以外の多様な意見を増やすことに徹するだけ」というスタンスを示す人は結局は「脅かされない側」にいる人間なんですよね。そういう余裕でいられる特権をまず自覚すべきだと思う。その考え方自体が恐ろしく差別的なのだから。