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ファミリーシークレットの多い機能不全家族で育つと理解のできない傷つき体験がある。傷を癒すには、誰か手助けしてくれる人と一緒にその過去に向き合い、真実でなくても良いから、自分が納得できる物語を見つけると楽になるんだよな。例えば「親も依存症だったんだな」と思えただけで救われたりする
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俺の経験だけど人って追い詰められると心がとげとげしくなり疑心暗鬼に陥る。礼儀正しく振る舞っていても心は開かない。その上不思議なことに、何もしてくれない人には気を使い、助けの手を差し伸べてくれる人には不平不満をぶつける。でも同じ経験をした人はそこを辛抱強く導いてくれる。まさに恩送り
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直接の知り合いではないけれど「5回目の逮捕」という薬物依存症で苦しむ仲間の報道があった。本当に辛いなと思った。どんな治療環境にいるのだろう?「やめられない」としたら何かの支援が足りないのだろう。ただ治療ってオーダーメイドだから、その人によって必要な支援がそれぞれ違う
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何が必要なのか?サポートする側が判らないうちに再逮捕になってしまうと、治療が中断ばかりして、ますます難治性になってしまうんだと思う。俺の場合は仲間が「母親のルーツを探ることが必要」と気づいてくれた。それだって知り合ってから2年かかった。受け入れるのにまた時間がかかった
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再犯を繰り返してしまうほど、薬物依存症が重篤化してしまった仲間には、「ダメなやつ」というバッシングでなく、「もう無理だろう」という嘲りでもなく、治療が継続できる体制を整え、「あきらめるな」というエールを送って欲しい。心からそう願っている。そして俺にも回復を手伝わせて欲しい
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自分の生きづらさを「こうなったのは親のせいだ」と理由づするのは有りだと思っているんだよな。但しそれを親に突きつけることはしない。そして他人に「そうだよ、貴方は悪くない」と認めて貰う。一度それまでの奮闘や葛藤を認めて貰うというプロセスが大切な気がするんだよな。「頑張ったよな」って
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ハートネットTVを観て下さった方有り難うございました。年のせいもあって涙もろくなりました。かつては忙しいだなんだと文句ばかり言っていた俺。今ではこうして仕事ができることがとても有難く感じます。涙のせいで撮り直しかな?と思ったけどそのままでいいと、ありのままでと。またここから一歩ずつ
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先日NHKハートネットTVの収録があり俺の薬物依存からの回復を語らせて貰った。それが明日放送になる。俺、冒頭で自分のかつて出演した作品のVTRを観て泣いちゃったんだよ。ここまでこれた喜びや、支えてくれた人への感謝、そして失ったモノの大きさを改めて実感し感情グチャグチャ。でもそれが今の俺
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現状に落ち着つこうとしないことが本当は心の落ち着きを得られるんじゃないかと思うようになった。生きていく上で変化は避けられないのに俺は変化に打たれ弱い。環境的な落ち着きを求め、失うことが怖くてしがみつく。すると不安や恐れから怒りや嫉妬が生まれる。変化を当たり前と思えた方が楽だよな
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アラフィフの靴下の跡が話題だけど、アラカンの俺は靴下の跡は勿論、近くのものが全く見えなくなり、裸眼で本を読む時は自撮り棒でも使おうかと思う程。その分年を取ると見栄より「まずは健康」と思考もシンプルになり楽。若い頃には「太く短く生きる!」と息巻いてたが人生はあっという間に長くなるな
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ゴッホのひまわりにスープをかけた事件に驚愕。やった人の主張が全く分からない。「どっちが価値がある? アートか命か?」「絵の保護と、地球と人々の保護と、どっちをより心配している?」って比べることなのか?どっちも大事だろ!自分の主張のために他人が大事に思うものは傷つけても平気なのか?
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NHK「ハートネットTV」
に出演します! nhk.jp/p/heart-net/ts…
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親の夢を子供が叶えようと無理する必要ないぞ。叶えられなかったからと言って罪悪感を感じる必要もない。親の夢は親が叶えればいい。俺もそうだったけど、親の気持ちを慮り過ぎていると、親がいなくなっても見えない親の枠に縛られることになる。親の幻影から解放されると本当に楽に生きられる様になる
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俺は潔く辞めるという決断を男らしいと思っていた。それで何度失敗してきたことか。俺の経験上、自分が本当にやりたいことなのに、人間関係やもめごとの改善を諦めて辞めてしまうと後悔する。一時的な感情で引くに引けないと思っても、大抵の場合は面子を捨てれば引けるんだよな。妥協点も時に大事
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「コップの水の残りがまだ半分と思う人と、もう半分と思う人がいる」って例え話有名だよな。だけどもし俺が逮捕後のどん底の2年間にこんなこと言われたらマジで人間不信になったな。「そんな話するより仕事紹介してくれ!」と思っただろう。結局例え話に感心するのって元気で余裕がある時なんだよな
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振り返ってみると解ることって沢山あるんだけど、渦中にある時はそれが見えない。一番混乱するのは変化がきた時。人はずっと同じ環境にいられる訳じゃない。常に変化していく。脱皮の時がくるんだよな。脱皮する時ってもう古い皮は必要ないのに脱ぎ捨てるのが怖い。でも引きずる位なら捨てた方が楽だな
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どんな役割や役柄でも与えられたら最善を尽くそうと考えるようになった。誰かと比較したりしないことは勿論、過去の自分や理想の自分像と比較しないってのも俺には大事だった。すると目の前のことが楽しくなったんだよな。「何で俺が」と「いいなぁ、あいつは」を捨てれば良かったんだ。今の俺を生きる
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人間は考え方が変わるもの。親しい時もあれば合わなくなることもある。過去の蜜月に戻りたいと思ってもそれは難しいんだよな。良い時のことを思い出して自分を縛りつけたり、酷いことをされても「本心は違うはず」なんて誤魔化そうとする日が増えたなら少しの期間離れてみるといいよ。真実が見えてくる
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人が褒めてくれた時に「ありがとう」とやっと普通に言えるようになった。以前は否定したり、照れてやたらおちゃらけていた。でも気づいた。素直に受け止めるって自分のためでもあり、言ってくれた人のためでもあるって。おべんちゃらじゃない、考えてくれた褒め言葉は、聞いた人言った人両方の人を癒す
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不機嫌オーラを撒き散らしている人の機嫌をとるのはやめた方がいい。それがその人の成功体験になっちゃうからさ。これからもずっと機嫌取らされるゾ。不機嫌な態度を取っているのはその人の問題でだから、自分のせいだと思う必要ない。淡々と自分は普通に過ごすか、離れよう。反応しないのが一番だ
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人間の感情というのは驚くことに外に出していかないと、内側にどんどん溜め込まれていってしまうらしい。自分の感情をないがしろにして
①良い人を演じ続ける
②周囲の期待にこたえ続ける
③辛いことを我慢して何でもない振りをする
こんなことを続けていると限界に達し、なんらかの心身の不調をきたす
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たまたま近所の同じ年に生まれた人と組織に詰め込まれただけなんだから学校でうまくいかなくても自分を全否定しなくていい。今やアバターで出勤する時代。居場所なんて近所だけじゃないゾ。若い頃はそう言われてもなかなか想像がつかないだろうけどこれは信じてくれ。若い頃より大人の方が世界は広がる
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色んな困り事に「相談しよう」と言われても相談の仕方がわからない。俺が子供の頃そんなこと言われたことなかった。「弱音を吐くな」「自分のことは自分でやれ」世代を生きた。その俺らが今や親世代になり社会的に責任ある立場にもなっている。果たして良き相談相手になれるのか?中年教育必要だと思う
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少し前から思っているんだけど、親ガチャ外れた子供の逃げ道を作ってあげられないのかな。例えばトー横KIDSを補導して、虐待されている親元に帰すなんて、果たして大人達がやるべき正義なんだろうか?問題が見えなくなれば解決じゃないのに、大人の事情で問題を移動しているだけのように見えるんだよな
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自分が求める結果がでなくても、努力が継続できるなら、間違いなくそれは向いていることだから、誰が何と言おうとやり続けたらいいと思う。逆に自分を責めまくっても努力が継続できないなら、それは自尊心をすり減らすだけだからさっさと辞めた方がいい。継続の終着点て結果じゃなく経験。ムダはないな