126
子ども達に早くから知っておいてほしい事は、『懸命に頑張る精神論』ではなく、『賢明に逃げる方法論』です。
127
大人には話したくない理由
・大人はすぐ決めつける
・大人は正論ばっかり言う
・大人はルールだからって言う
・大人は大人の事ばっかり考えてる
この子どもの声に、「でも」と反論したくなりますが、そんな時にこそ「子どもの話を最後まで聞けているか」と自問し、子どもの話を最後まで聞くのです。
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子どもの言動にイライラした時は、「心は鬼にしても、言葉は鬼にしない」と心の中で3回唱えています。
129
子どもから「何歳?」と聞かれた時、目を見開きながら「え!?同い年じゃないの!?」と言うとウケます。
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子どもから「死にたい」と言われた時は『TALKの原則』を思い出して下さい。
『Tell Ask Listen Keep safe』
T:言葉で心配していると伝える
A:「死にたい」について尋ねる
L:絶望的な気持ちを傾聴する
K:安全を確保する
「死にたい」と言えた子どもの勇気を讃え、受け止める事から始めましょう。
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「自分は子どもを変えられない」と自覚する事が、子どもを支援するための第一歩なのかもしれません。
132
「子どものためにやっている!」と言う前に、「子どものためになっている?」と自問するのが子どもの支援者だと思います。
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「あの子は空気が読めない」ではなく、「あの子は色々と空気を読もうと頑張っているのだけど、結果として空気が読めなかった事になってる」ですからね。
お間違えなきよう、お願いします。
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普段「疲れた」と言わない子が突然「疲れた」と言った時。全ての行動を完全にストップして、子どもの話を聞かせてもらいましょう。
その際、「疲れた」と言えた子どもの勇気を讃え、今までの苦労をねぎらいましょう。
その「疲れた」は深く思い悩んだ末に、ようやく言えた一言かもしれないので。
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「言いたいことがあるなら言いなさい」と言われて、言いたいことを言える子ども0人説。
あると思います。
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子どもの攻撃的な言動は、最大の防御行動なのかもしれません。
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「叱っても言う事を聞かない」と思っているその子は、叱っているから言う事を聞かないのかもしれません。
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子どもが「死にたい」と言ってきた時、「命を大切にしなさい」と説くのはやめましょう。
その子は今まさに「死にたい」のです。その時必要なのは、説教ではなく傾聴です。
「死にたい」と言えた勇気を讃え、「死にたい」をありのまま聞き、「あなたが大切なんだ」を子どもに感じてもらいましょうよ。
141
夜の「眠れない」は共感され、朝の「起きれない」は共感されない。そんな事が多い気がします。
なのでもし、朝起きれない子がいた時は、「起きなさい!」と強引に起こさず、「起きれないのしんどいね」と穏やかに声をかけてあげてください。
「起きたいのに起きれない」も、かなりしんどいんです。
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子どもに怒りを感じ、強い言葉を使いそうになった時は、「その言葉をこの子が他の子に使うかもしれないけど大丈夫?」と自問するようにしています。
自分を『叱責モード』から『諭すモード』に切り替え、自分の為の言葉ではなく、その子の為の言葉を使った柔らかい関わりにつなげる私なりの工夫です。
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子ども達が嫌う余計な一言を紹介するぜ!
・疲れてる?
・前も言ったけど
・だから言ったじゃん
・他の子はできてるよ?
・そんなことで〇〇しないの
・早く言ってくれればよかったのに
余計な一言を言わなかったら1ポイント!10ポイント貯まったら、ハーゲンダッツを食べるんだ!現場からは以上だ!
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「苦しまないと成長できない」
「痛い目に遭わないと成長できない」
「傷つく事で成長できる」
こんな感じで子どもの成長を語る大人を見た時、私の頭の中のノブさんが、「苦痛に耐えたり、傷ついたりして成長するのは筋肉だけでええんじゃ…、心は壊れても元通りにならんど?」とつっこむのです。
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子どもに笑ってほしい時は
「自分は笑えているか」と自問し、
子どもに安心してもらいたい時は
「自分は安心できているか」と自問し、
子どもに無理をさせたくない時は
「自分は無理をしていないか」と自問する。
子どもの幸せを願う時にこそ、自分の今を確認する事が大切だと思うんです。
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子どもの「死にたい」は多義語です。
・死にたくない
・話がしたい
・認めてほしい
・助けて
・1人にしないで
・甘えたい
・ムカつく
・寂しい
・自分が嫌だ
子どもからの「死にたい」を聞いた時、「死にたい」気持ちを認めて受け止め、どうしてそう感じているのかに心を寄せて話を聞いています。
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子どもを守っているようで、自分を守っている大人をたまに見ます。
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経験上、子どもから「イライラする」と相談された時、子どもは「イライラをどうにかしてほしい」よりも、「何でイライラしてるのかよく分からないから一緒に考えてほしい」と思っている事が多かったりします。
なので、相談の場では『イライラを一緒に眺めて考える』という意識を大切にしています。
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子どもからの相談は『生モノ』です
・相談を受けたら全動作ストップ
・「相談受けます」とその場で保証
・話が聞かれない場所へ移動
・相談を一度で終わらせようとしない
・相談に来た子どもの勇気を讃える
現場では相談の鮮度を落とさないよう、なるべく早く、丁寧に取り扱う事を意識しています。