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「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」
「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。
3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて
担任の△△先生でも分からないよ」
「なんだよ、分かってるんじゃねえか」
「そうかなと思ったけど、あまりに変わってて自信なかったんだよ」
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空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」
管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。
変形の学ラン。眉毛無し。大柄。
男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。
「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!
で?きみ、誰?」
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終戦記念日が近付くと思い出す。
実家の隣に医院があり
Dr.は「跡取りが居ないから、ぽんちゃんが跡を継いでくれるなら、施設機材全部あげる」と言い続けていた。
私は「こんなボロいの貰っても困る」と断り続けていた。
家族ぐるみのお付き合いをしていたから、小さい頃から可愛いがって貰って→
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お母さん…毎日相当の覚悟で出勤されているのでしょうね。
緊張感を切らさずお仕事なさって
帰宅してからも
我が子や家族に万一のことが無いように気を使われて…
毅然と
「我が子には話して納得してくれています。
自覚と責任を教える機会ですから」と仰る。
凛々しいです。かっこいいです。
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「コロナに感染するのが怖いので子供を休ませます」
という親御さんは少なくない。
個人的には大賛成。
学校で3密を避けるのは不可能。
「私はコロナ感染者の看護を担当しています。
他のお子さんにうつすのが怖いので
我が子は休ませます」
と仰るお母さんと
お電話で話して
私が泣きそうになった…