ぽんた(@Pontamama12345)さんの人気ツイート(リツイート順)

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横殴りに雪が叩きつけてくる吹雪の日には思い出す。 私がまだ「お嬢さん」と呼んで頂けていた年齢の、携帯電話が世の中にまだ無い頃。 買い出しに行ったデパート前で待ち合わせているが、家族は来ない。 待てど暮らせど、来ない。 吹雪の中震えながら立っている私に デパート横の珈琲店のマスターが
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校長「マスクを外さないのですか?」 私「外しません。酷い花粉症なので」 「強い薬もあるでしょう」 「飲んでいます。でも薬でその時抑えた分、夜や翌朝に凄まじい反応が出るんですよ」 「子供達に何故マスクを外さないか説明して下さいね」 「外すのも付けるのも自由と説明を繰り返してますが?→
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空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」 管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。 変形の学ラン。眉毛無し。大柄。 男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。 「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー! で?きみ、誰?」
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他人の給与明細なんて、何十年働いていてもあまり見たことがない。新人の頃は見せ合ったりしてたけど。 学校司書の先生が「私の明細見て」と見せてくれたから見たけど。 市の職員である学校司書。 この規模の学校にも関わらず2校兼務。 ひと月の勤務日数が制限されているから勤務日は毎回残業→
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低学年担任大変… ぬいぐるみの中に2本鉛筆を入れて「これは筆箱だ」と主張する父親。 「学校としては鉛筆何本消しゴム定規赤鉛筆ネームペンを入れると指導しています」と伝えたら、穴を広げて入れてきたという… 「大きさや素材の規定は無いだろ」 「机の上に載らないと学習に使えません…」→
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「コロナに感染するのが怖いので子供を休ませます」 という親御さんは少なくない。 個人的には大賛成。 学校で3密を避けるのは不可能。 「私はコロナ感染者の看護を担当しています。 他のお子さんにうつすのが怖いので 我が子は休ませます」 と仰るお母さんと お電話で話して 私が泣きそうになった…
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校長が変わると学校も変わるんです。 新校長「マスクは外していても着けていても自由なんです。 外しなさい、ということでは無いのですから 『まだ着けている理由』を言う必要もありません。 どちらの同調圧力もかけないように。 子供達にそこをしっかり伝えて下さい。 職員間も同様です」→
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終戦記念日が近付くと思い出す。 実家の隣に医院があり Dr.は「跡取りが居ないから、ぽんちゃんが跡を継いでくれるなら、施設機材全部あげる」と言い続けていた。 私は「こんなボロいの貰っても困る」と断り続けていた。 家族ぐるみのお付き合いをしていたから、小さい頃から可愛いがって貰って→
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渋滞に巻き込まれ予定より1時間以上遅れて到着した母は 「ぽんたは生真面目だから今頃 吹雪の中雪ダルマになっているんじゃないかと心配していた」と言い、 父は「どこかで何とか凌いでいるだろうと思っていた」と言った。 凌いでました。素敵な出会いがあったよ。 遅れてきてくれてありがとう。
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「お嬢さん、もう長い時間待ってるみたいだけど大丈夫?良かったらお入り。寒いでしょ?」と声を掛けてくれた。 そりゃもう、寒くて。身体の芯まで凍えていたから 「注文しなくていいから、とにかく入って温まったら?」の有り難いお言葉を 拒むなんて出来なくて。 お客さん居ないからそこ座って、
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これ。ブルーマウンテンっていう種類」 当時のお金で1杯600円…ひえ~っ 「そんな高価なもの…!家族が来たらお支払いします」 「いいの。僕が淹れたかったんだから。お客さん来ないから暇でさ。それに、珈琲好きな人を増やすのが楽しいんだよ」 こんな出会いをしたら 珈琲好きになりますとも!
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「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」 いいんだよ、正解だよ。 「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」 卒業生に贈った言葉。 覚えていてくれて 思い出してくれて、ありがとう。
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目の前で落ちていく珈琲の色の なんと深いこと。 角度によって光り方が違い、こんなに綺麗なものなのかと感動した。 「飲んでみて。人生初のドリップ珈琲。まずは砂糖もミルクも入れないで」 恐る恐る口にした、何も入っていない珈琲。 「…甘い!…えっ?美味しい!」 「美味しいでしょ。それが
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「そんなのいいよ。こんなに寒くちゃお客さん来ないし。珈琲の淹れ方を教えるから、覚えて帰ってよ。 待ち合わせの人が来たらすぐ分かるように ドアは開けておくから」 マスターは私の目の前で ドリップのやり方を見せてくれた。 まず蒸らすこと。 細かい泡が出るようにお湯を注ぐこと。
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と言われるままカウンター席に座り、暖かくて人心地がして、ほっとした。 「珈琲飲める?まだ飲んだこと無いか」 秘境育ちの私にとって珈琲とは 砂糖ミルクを入れたインスタントか、コーヒー牛乳のことだった。 「本物は飲んだこと無いです」 「飲んでみる?」 「お金を持っていないので…」
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本当の珈琲の味なんだよ」 それまで飲んでいたインスタントコーヒーは どれだけ砂糖やミルクを入れても 苦い、としか感じなかったのに。 何だこれ~!全く別の飲み物じゃないの! 凍えきっていた手も温かいカップで温まり 頂いた珈琲は美味しくて 夢のような時間だった。 「美味しいんだよね、
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図書館を大切にしない国は滅びるぞ。 司書の扱い、あんまりじゃないの? 彼女は「諦めてる」と言ったけど 何とか出来ないのだろうかと思って 組合に相談。 学校司書の組合員さんが居ないので市との交渉内容には上がって来なかったという。 でも要望があれば実態を調べて 市職組合にも伝えてくれると。
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→最後に出る職員が気付かず学校を施錠して帰った為、玄関鍵を持たない司書の先生からSOS。 それくらい遅くまで残業している。 明細を見て信じられなかった… ひと桁万円… 「うそっ、あんなに仕事してるのに…残業手当ては?」 「付かない」 「どうして?市職なら付くでしょ?」 「非常勤だから」
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「あとですね。以前お話ししましたが、私、癌サバイバーなんですよ。通院中です。免疫が下がっていますから、花粉症でなくても病気が流行っている時期はマスクを付けます」で、やっと黙る。 脳溢血から生還した教頭にも「マスクを外せ」圧力をかけているけれど、 駄目でしょ。 職員を大事に思ってよ。
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→校長「先生が外さないと『マスクを外しても良い』というメッセージになりません。先頭切って外すべきでしょう」 「何ですかその理屈。では私は『周りが外す中、外せという無言の圧迫の中でも、自分を守るために付け続けても良い』というメッセージを発しますかね。→
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あんまり自分から癌の話をしたくないんだよ、でも最初に言ってあるよね?通院中です、って。薬代稼ぐ為に頑張って、体調と相談しながら、低空飛行しながら働いてます、って。 本校ベテラン中堅の学校教員で体調万全な人間なんて誰も居ないよ、み~んな薬飲みながら頑張ってるんだよ。覚えといて校長。
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見せたくなくて虚勢を張って。 でもそれは本当の自分じゃなくて、苦しんで。 またおいで。 小学校で自分に戻れるなら 傷を癒せるなら 遠慮しないで。 街をうろつくんじゃなくて 小学校においで。 パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね。
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自分を守るためのマスクを 付け続けることについて どうしてこう延々と文句言われなきゃいけないのか。 「『職務命令』なら外しますけど?」 「職務命令なんかできるはずないだろう」 「ですよね」 大問題になるよね。
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そんな理不尽な…あれだけの仕事量に、こんな雀の涙… 学校でどれだけ『図書の先生』が力を発揮して下さっているか どれだけの子供の心を支えて下さっているか 市は想像出来ないの? 「図書館の数人以外は全員、学校司書も全員非常勤なのよ」 えっ?! いつの間にそんなことに? 昔は全員常勤だった…
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→私の花粉症が酷くなって学校を休む方が、子供達にとって不利益だと思いますけど?」 「花粉症で学校を休むだって?」 「酷い時は発熱することもありますし、強い薬は目眩がすることもあるので運転できなくなりますから。症状と強い薬のせいで春はパワー4割減なんですよ、これ以上下げたくないので→