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小学生の頃、三宅島の雄山をひとりで登っていたら中腹の森の中に「人間牧場」と書かれた木製の看板を見つけた。
恐ろしくなって逃げ帰り、親に聞くこともなく長らくトラウマにしていたのだけど、後年になってサマーキャンプ施設だったと知った。
名前が良くないよ・・・
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どうせ該当者の誰一人としてこのツイートすら見てないだろうから言うけど、全く興味がなくてアンテナ張る気すらないのに「オタク相手のビジネスで一山当てたいんだけど、なんかいいアイデアない?」って聞いてくる輩が昔から多くて、流石にいいかげん辟易している。
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オタクビジネスなんて、とっくの昔にレッドオーシャン。
ただでさえ情報通な人間の多いこの世界で、まだ手付かずのビジネスチャンスが残っているのだとしたら、それは「ヒト・モノ・カネ」のリソースが桁外れに必要だから。
アンテナも張らずリソースも割かずに参入できる余地なんて欠片もない。
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「そもそもオタク層は商業的に食い物にされることに敏感で毛嫌いしているから、ナメた商売は一発でバレて炎上します。その覚悟があって、十分なリソースが用意できるなら相談に乗りましょう?」と言って追い払っている。
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以前、某社の企画会議で「なぜそんな大事なところでコストカットするんですか?」と営業を問い詰めたところ「コストをかけて黙ってても売れるものを作ったとして、それが売れたところで自分たちの手柄にならないし、利益にもならない。」と返されて、なるほどとは思ったけれど納得はできなかった。
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つくり手側の人間としては納得はいかなかったけれど、「売れたら営業の手柄、売れなかったら開発のせい」と考えるタイプも多い中、「優れた商品が売れても営業の手柄ではない」と考えているところには営業としての矜持を感じた。
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ずいぶん昔の話をふと思い出してつぶやいただけなのに、ぷちバズりしてて困惑。
彼は外部のデザイナーが会議に参加することを快く思っていなかったようなので、なにかしら思惑があっての「個人的な牽制」だったんだと思う。
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かつて共産党が表現規制に反対した時、多くの人が「共産主義と表現の自由は相容れない」と思っていたから驚いた。
「どうせ姑息的な票集めだろう」とは思っていたけれど、こんなにあっけなく手のひらを返すとは思っていなかったし、ここまで表現の自由についての理解がなかったことにも驚いた。
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20年前ならいざしらず、今どきだと「健全な少女漫画しか描いてこなかった女性作家の絵」と「エロ漫画ばかり描いてきた男性作家の絵」を漫画に造詣のない人がひと目で区別することはかなり難しいと思う。
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自分の若い頃にも「見ないで描けるのがすごい」「一発で描けるのがすごい」という風潮があった。
けれど、それは「何度も見ながら何回も描き直した蓄積の結果」でしかなく、一足飛びにそれを目指そうとすれば成長を遅らせるだけになる。
早い段階でこれに気づけることはとても大事。
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学生時代、アルバイトをしていた平和島駅の近くにある環七交差点の某コンビニ。
バックヤードのカレンダーにつけられた★マークについて店長に聞くと「おにぎりと飲み物を多めに発注して、コピー用紙を絶対にきらしてはいけない日」だと言われた。
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かつてフェイスブックがメール連絡先から勝手に友達申請してしまう仕様だった頃、クライアント先の役員や一度しか会ったことのないカミさんの親戚に友達申請してしまい、焦ったことがある。
どこのSNSも無理やり人と人をつなげようとするけれど、余計なお世話であることが多くて困る。
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むかし、絵を教わりにきた若い子に直方体の積み木を描く練習をしてもらおうとしたら、「バカにしないでください!」とキレられたことがあった。
いやいや、積み木は馬鹿にできないんだよ。
空間認識力を鍛える基礎修練だから、自分もひまさえあればいまだにやっている。
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Twitterで悩ましいのが、病気や不幸などの報告をみたとき。
特に親しい間柄ではない場合、リプライはおろか「いいね」もためらわれる。
リプライするにも気の利いた言葉が思いつかず、結果的にスルーした状態になってしまうので、それはそれで「無関心」というカタチの失礼になりかねないジレンマ。
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「言われたとおりのことすらできないのか」と「言われたことしかできないのか」のダブルバインドになっているケースは多い。
新入社員へのモラハラ・パワハラでよく見かけるケースと同じで、無名の新人作家であればあるほど、担当編集との力関係は非対称なため、まずは言われたとおりにするしかない。 twitter.com/tantoJ_margare…
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