127
「エナジー風呂」撮影前、坂本龍一さんに「風呂上がり感覚で将棋でも打ちましょうか」と提案したところ「将棋はわからないから碁にしてくれ」と言うので、頑張って碁を覚えて碁盤と碁石を用意しました。
撮影当日、教授が碁もさほど知らないことが発覚してびっくりしました。youtu.be/MUaNz9M8fs8
128
蓮沼執太から「日比谷線が行っちゃったから到着遅れます」というメールが来た。遅れているならまだしも、行ってしまったのならそれは日比谷線のせいではなく彼の乗り遅れだ。
129
尾道に住む既婚者トーマスの奥さんから「庭にペイズリー柄のパンツが落ちてて、このあいだ家に来たユザーンのじゃないかと思ったんですが、トーマスのだということがわかりました。このパンツです」と画像が送られてきた。所有者がトーマスだと判明した時点で、僕にパンツ画像を送る必要はないはずだ。
131
広島の居酒屋で店員さんから「ユーザンさんですか? 大ファンです!」と声をかけられ、少なくとも大ファンではないだろうな、と思った。
132
133
明日出演するフェスが用意してくれたホテルにチェックインしようとしたら、蓮沼執太の名前がなぜか「ハスヌマ ○○」と書かれていたので「蓮沼マルマルって、"執太" が読めなかったのかね。あはは」と、からかって笑った。
自分のところを見たら「ユーザン」と書かれていた。
134
近所のマッサージ屋に行ったら、背中を指圧されながら「お客さん、もしかしたらミュージシャンかなにかですか」と聞かれたので、「え、体を触るだけでそんなことまでわかるんですか?」と聞いてみた。「いや、なんかすごいパーマなんで」と言われた。
135
ライブのお客さんから「ユザーンさん、タモリ倶楽部で拝見して以来ずっと気になってたんです! いろんな民族楽器をみんなで演奏する回だったんですけど、とてもおもしろくて」と声をかけられた。それに出演していたのは僕じゃなくてレキシだ。
136
新宿駅で青年から「あ、知ってます! えーと、えーと…。あ、パーマン! パーマンですよね!」と言われた。ユザーンです、と答えた。
137
薬屋でビタミンCを買おうとしたら「実は今キャンペーン中で、ディスカウントした値段で提供できる。ただ君はそのキャンペーンのことを知らないだろ? 定価で売っても気づかないはずだ。それなのに私はいい人間だからきちんとディスカウントするのだ」と、やたら恩着せがましく10円ほど安くしてくれた。
138
居酒屋のカウンターで隣になった68歳の男性から「俺さ、ハナレグミが大好きなんだよ。彼の声は、俺が楽しいときも寂しいときも、いつでも受け止めてくれるんだ」と言われて、崇くんマジすごいなと思った。
140
142
楽器の皮を張り替えてくれるはずのタブラ屋が親戚の結婚式で田舎へ帰ってしまって2週間後までこっちに戻ってこないことが発覚し、自分が今ムンバイにいる意味を滞在二日目にして見失いかけていますが僕は元気です。
146
米子に来ている。ライブ前にちょっと体を伸ばしてもらおうかと近くの整体院に入ってみたら、出てきた初老の整体師さんから「すみません、ちょっといま私のほうが整体してもらいたいような状況なんですよ」と施術を断られた。
148
茨城県のフェスに来ている。会場のお客さんから「去年このフェスで見たユザーンさんのステージ、すごく素敵でした! 今年も楽しみにしてます!」と声をかけられたので「ありがとう!」と元気に答えたが、僕は初出演だ。
149
宇都宮でのライブの主催者から「5月のライブの件ですが、当日の餃子についてはどうしましょうか」というメールが来たが、宇都宮の人にとって餃子は2ヶ月も前から考えなければいけないほど大事な案件なのだろうか。
150
母親から電話が来たので、今日は何かいいこととかあった?と聞いたら「おにぎりを作ったんだけど、間違えて砂糖で握っちゃって。これはいけないと思って塩でも握り直したけど、すぐバレて非常に評判が悪かった」と言われ、それ全然いい話じゃないなと思った。