ヴェノムのスーツは、ウルトラ怪獣と同じ方式で造られたボリュームのある出来でした。写真がないのが残念ですが、一時期、何かのキャンペーンで、スパイダーマンのスーツと共に渋谷のタワーレコードに飾られていました。 一連のデザインは、その後、ティガなどを担当された丸山浩さんです。
ショーの企画は流れてしまいましたが、ウルトラマンのショーには幾度かゲスト出演していたそうです。でも、スパイダーマンを知らない当時の子供たちの反応はどうだったのか… この写真、スパイダーマンの隣にブラックキャットの姿が見えますが、他のキャラも制作されており…
ショーチームの方々はいつも巨大ヒーローを演じているので、たまには等身大もやってみたいとの事でしたが、覗かせてもらうとほとんど何も見えず、こんな状態で小さなトランポリンでポンポン宙返りするプロの凄さに驚かされました。
アンダーマスク方式は、ライミ版以降のハリウッド作品でも採用されており、流石の先取りです。 合成やら何やらが使えるハリウッド版は目が正位置に付いていますが、円谷版は白目の下弦と黒フチの間に空いた細い隙間から覗く方式に。
そこで円谷版は、ウルトラマンのようにFRPでマスクを作って顔のラインを整え、その上から布を貼りつける方式に。 それだと頭が大きくなるので、胸や肩にもアンコを入れてバランスを取っています。まさにウルトラマン方式です。
それまでのスパイダーマンスーツは、アメリカのプロモーション用、1977年のTV版、東映版と、いずれもプロレスのマスクのように布だけでできていました。 柔軟性のある薄い生地で密着性が高いため余計なシワはできにくいものの、演者の素顔が浮かび上がってしまう欠点が。
アメリカでも話題になっていたので、円谷版スパイダーマンについて説明を。 これは94年版アニメの日本放映に合わせた円谷プロさんのステージショー用で、スーツの制作は進んでいたのですが、残念ながらアニメ放映の目途が立たず、企画は立ち消えになってしまいました。
現在のところ、最後のDC/マーベルクロスオーバーである『JLA/アベンジャーズ』が7000部限定で再販されるそう。 この企画は膵臓癌で闘病中のジョージ・ペレスを支えるもので、非営利団体のヒーロー・イニシアティブから刊行され、利益はペレスに寄付されるとのこと。
約30年前に日本でも放映されたアニメ『X-MEN』がディズニー+で復活との事。アニメからというのはちょっと意外ですが、アメリカ発ではほぼ初となる大河ドラマ的作りがウケたヒットシリーズであり、その人気は想像以上なのかもしれません。
アパートをシェアする仲のスパイダーマンとヴェノムが巻き起こす大騒動という、楽しさとカワイサに寄せまくった作品。「カワイイ」はアメコミに完全に定着しましたね。
【アメコミ新刊】10月28日発売予定の新刊見本が到着。 まずは、グリヒルさん作画の『スパイダーマン&ヴェノム:ダブル・トラブル』。 amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%8…
そして、もう一冊が、注目のマーベル版ウルトラマン『ウルトラマン:ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン』。 表紙は、アメコミファンにはおなじみのアレックス・ロス。最前列で手を振っているソフト帽の男性は、ウルトラマンの生みの親である円谷英二監督でしょうか。
『ぴちぴちピッチ』の漫画が16年ぶりに復活とのこと。あれは確か2001年、タカラさんと一緒にある企画のプレゼンに出席。その企画自体はけんもほろろという感じだったのですが、タカラさんから「e-kara」が大ヒット中という話を聞き、思いついたのがアニメ化。そう、それがピッチの原点だったのです。
スーパーマンが日本で飯を食べる漫画が始まりましたが、1983年の『ニューアドベンチャーズ・オブ・スーパーボーイ』では、ある事件で来日したスーパーボーイ(クラーク)が、”屋台”のスシを食べてこの反応(屋台の描写のデタラメさも大概ですが)。 これから約40年、まさに隔世の感があります。
@mizuki_naoko_ アメコミの翻訳をしている者です。22年前、雑誌『ダ・ヴィンチ』で『ヘルボーイ』という作品について水木先生のコメントを頂いたことがあり、その際に先生がお持ちのアメコミを拝見させていただきました。記事にもありますが、お父上が仕事先から持ち帰られたものだそうで、多くが60年代の作品でした。
東映版スパイダーマンが招集されるエピソードは、完全に日本の少年マンガのノリに。効果線、効果音を活用するマンガの再現度は実にお見事。その意気に応じて、翻訳版のセリフも、縦書きにルビ有と、マンガ調にしてみました。ぜひご一読を。
【アメコミ新刊】 明日、発売の『スパイダーゲドン』シリーズの見本誌が到着。一般発売される、本編の『スパイダーゲドン』、前日譚の『エッジ・オブ・スパイダーゲドン』は、『SSSS.GRIDMAN』などで知られる雨宮哲氏によるコネクトカバーを採用!
日本「国外」では公開が近づいてきた『ゴジラvsコング』。アメコミ的には1977~79年にマーベルから刊行されたシリーズが気になるところですが、このシリーズについて改めて調べてみると、意外な背景が浮かび上がってきました。
トランスフォーマーの人気投票で、原案を担当したマイクロン伝説が、G1、ビーストに続く3位に入賞したとのこと。4位のプライムとは僅差なものの、和製作品ではトップというのが実に光栄。全ての祖のG1、あの大ブームを間近に体験したビーストの次なんですから。 nlab.itmedia.co.jp/research/artic…
やはり人気のある1989年版『バットマン』。66年のドラマ版の「明るく楽しい」印象を一変させ、今に続くダークヒーロー像を築いた記念碑的な作品ですから、それも当然でしょう。 そこで、89年版のスーツについてさらに深掘りしたところ、色々と興味深い発見があったのでご紹介します。 #バットマン1989
『ダークナイト』のトラック「縦転」シーンのテスト。ジャッキのデカさが凄い。 twitter.com/RealEOC/status…
『ザ・バットマン』の最新カットを見ていて、カウルの形が気になったので、歴代実写バットマンのカウルを検証してみました。 それにしても、最近のバットスーツはゴムゴムしてて暑苦しそうなのに、実際はそうでもないんでしょうか。
トリプル・スパイダーマンが実現かと話題になっていますが、実写版スパイダーマンなら、1977年版のニコラス・ハモンドも、1978年版の香山浩介(現・藤堂新二)も現役なので、いっそ5人コンプリを目指して頂きたい!(もちろんアレ込で)
この時は計画倒れに終わったものの、今ではウィングスーツとして実用化。少佐の発想は間違っていなかった事になります。 少佐が会社を手放す際には、かなり生臭いやりとりもあったようですが、その後は作家として生涯を全うした彼の孫娘のダナ・ウィーラー・ニコルソンは女優に。見覚えある…ような…
元陸軍少佐で作家に転じた彼はナショナル・アライド社を興してコミック出版を始めますが、資金難から会社を売り渡す事に。その直後にスーパーマンがデビューですから運がないんですが、その後もこんな提案をしていた模様。 記事の「バットマン」との記述は、少佐の経歴を知ってか知らずか。