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「いきさつ、わかりました。西崎Pの問題であることも理解しています。しかし、現場が困っているので、何とかしてほしい。西崎Pに不信感があるのなら、この東映の吉田達を信じていただきたい。わたしが責任をもって契約書を届けます」と吉田さんはつづけ、わたしをまっすぐに見ました。
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感染拡大が止まらないので、テレビがしきりに「不要不急の外出を控えましょう」と言ってますが、そこは「不要不急の会話を控えましょう」にしてほしいなあ。用があって外出しても、会話すれば飛沫が周囲に散ります。そこをなんとかすべきだと思うんですよ。
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再放送されているヴィンランド・サガを見ていたら「わあったよ」というセリフがでてきた。あ、これも、たしかわたしがダーティペアで使ったやつだよなと思い、チェックしてみたところ、クラッシャージョウの「連帯惑星ピザンの危機」でもうリッキーが使っていた。そうか。リッキーが先だったんですね。
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「西崎Pはスタッフを集めてあれこれアイデアをださせ、それを全部自分がつくったことにしてしまう傾向がある。でも、うちが請け負ったのはデザインだけ、アイデア料は1円ももらっていない。まる1日の会議で松ちゃんは向こうに張りつきになり、帰ってこなくなる。アイデアはただじゃないんだ」
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なので、わたしが土器手キャラでやってほしいと決めました。ウィキの記述の後半にある、襟をひらきたいと監督に言われたのは事実です。これは演出にも影響してくることですから了承しました。映画版で襟を閉じ直したのも、そのとおりです。わたしが気に入ったのは、細野くんの衣装デザインだったので。
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企画は、戦艦三笠が宇宙に行くという話でした。聞いたとたんに「おいおい」ですね。とりあえず松崎くんがイメージボードをいくつか描いていました。三笠のまわりを岩塊が囲んで回転している絵とかを見た記憶があります。わたしは、こりゃだめだろうと思っていました。
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1/20「ケイ&ユリ」プラモ。
hasegawa-model.co.jp/product/cw24/
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なお、恐れ入りますが、弊社への問い合わせにつきましてはご遠慮いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
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「異世界の勇士」は「異世界の戦士」というタイトルだったのですが、その前に川又千秋さんが鶴書房作品で「戦士」を使われていたため「勇士」に変更されました。出版後、星新一さんに週刊誌誌上でお褒めの言葉をいただいた作品です。他の作家に褒められたことはほとんどないので、うれしかったですね。
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早川文庫の「ダーティペア」電子版も、イラスト掲載に対応しました。すでに買われた方も更新されればイラストが入りますが、amazonは仕様で1年以内に購入された本しか更新ができないようです(ひどいっすね)。で、amazonは8/25(木)いっぱいまでセール中です。hayakawabooks.com/n/n2070e84179a9
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細野くん描いた衣装と髪型はわたしの希望に叶うものでしたから、これをもとにアニメ用のキャラデをお願いしたいと伝えました。で、このあたり、ちょっと記憶がはっきりしないのですが、安彦さんもそれに合わせて再度描かれ、さらには土器手くんのも一緒におくられてきました。
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手塚さんでしたよね、自著でアニメの黒人について書かれていたのは。アメリカに売りこみに行ったら、「黒人は美男子に描け。唇が厚いのはだめ。悪役もNG。悪事を働くのは、みんな白人にしろ」と言われたと。読んで、そうなんだと思いました。このことが、後の日本のアニメに影響を与えているかもです。
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「松ちゃんに断ってくれと言えばいいのでは?」
「むずかしい。これまでのしがらみがあって、松ちゃんはいきなり強くでられない。だから、まったく無関係だった、あんたに断ってもらいたい。あんたなら、態度でかいし、横柄だし」
「ああ、否定できない。(^^;」
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わたしの100倍くらいテレビ版ダーティペアに詳しい島津冴子さん。 twitter.com/Saeko_BlueMoon…
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「さらば」は無事に完成しました。ここで、ちょっと記憶が判然としません。試写会は大泉の東映撮影所であって、わたしもそこに行き、久しぶりに西崎Pと会いました。がっちり握手しましたよ。お互いに睨み合いながら。(^^; 問題はそこからです。OPクレジットに「スタジオぬえ」の名前がありません。
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こいつがきました。即お引き取り願いました。みなさまもお気をつけください。
hanamaru-r.jp/unfair-inspect…
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SFマガジン10月号、なんと発売日にぬえから届いた。で、加藤くんの巻頭言ですが、「宇宙の戦士」を富野さんに貸したのがわたしということになっていますけど、みんなの記憶を確認したら、富野さんに渡したのは松崎くんで、わたしは山浦さんに渡したらしいです。なんか、いいネタはないかと言われて。
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ある日、わたし宛に電話がかかってきました。「東映のヤマト担当プロデューサーの吉田達です」と名乗られました。「話をしたいので、ぜひ会ってほしい」という依頼です。びっくりしました。吉田達さんといったら、わたしが東映の映画でもっともリスペクトしている「昭和残侠伝」シリーズのPですよ。
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Fさんにはわたしの励ます会にもきていただいたのですが、Aさんとは面識がなかったのです。しかし藤子作品に10歳前後のわたしが深くのめりこんだのは「海の王子」と「シルバー・クロス」で、FさんにもAさんにも多くの作品でお世話になりました。合掌。
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記憶がはっきりしないのは、土器手くんがどの時点でキャラデに入ってきたのかという点です。なにせ、わたしのとこにくるときはセットになっていたので。安彦さんからは、やりたいんだよという連絡もありました。
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納得できないことが多かったため、このシナリオと設定とキャラではアニメ化してほしくないと言ったのですが通らず、つくられてしまいました。なので、わたしとしては、あれをDPのアニメ化作品とは認めていません。いまも、作品紹介やイベントなどのプロモ協力はいっさいせず、スルーしています。
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当時、河森くんがやりたかったことは、マクロスにすべてぶちこまれているはずですよ。その斬新なコンテを最高の形で映像化してくれる板野さんというアニメーターにもめぐり合えたし。才能は、こうやって表舞台にでていくんですね。
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スタジオぬえ50周年記念特集のある「SFマガジン」10月号、加藤直之くん描きおろしのカバーがすごいんです。ただ版権処理がかなり面倒なので(これで、何が描かれているか想像できるかも)、まだ公開できません。もう少しお待ちください。