カスガ(@kasuga391)さんの人気ツイート(いいね順)

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「なぜ漫画の主人公は美形ばかりなのか」という問い掛けについて、石ノ森章太郎は「読者が物語の主人公に求めるのは自分の理想像だから」と簡潔に答えてる。
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創作やってる人が陥る病気のひとつに、「今描いてる作品が突然につまらなく思えてくる病気」というのがあって、「こんな作品を仕上げても時間の無駄だからやめよう」と投げ出してしまいたくなるけれど、たとえどれだけ駄作に思えても、一度描き始めた作品は完成まで持っていった方がいい。
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そう言えば、昔読んだ日米文化の本に「日本人に皮肉を言ってはならない。彼らは皮肉を字義通りに受け止めてしまうから」とか書いてあって、んなわけあるかっと思ったが、twitterを始めてからはその自信がぐらついてきた。
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実は人間は種としては新石器時代からほとんど変化しておらず、我々が「人間性」と信じているものは、いずれも後天的な文化や教育の積み重ねの賜物に過ぎない。だから過去の記録が失われてしまえば、新石器時代から行ってきたどんな愚行でも繰り返す可能性があるのだ。
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海外のブログで「日本語と中国語を見分けるには文中に『の』という渦巻きがあるか探せばいい」という裏技を読んだことがあるけれど、逆に言えば非漢字圏の一般人にはそれぐらいしか見分け方がないようだ。
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この手の「たまたま自分が持ってた知識を相手が知らなかった」というだけのことを、あたかも自分の優秀性の根拠のように錯覚している人々を見るたびに、『猿の惑星』の「よし、サル学教理の第二条を言ってみろ。知らない? ご覧の通り、人間に知性はないのです」という場面を思い出す。
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当時、エヴァンゲリオンの最終話を漫研の部室で揃って視聴したときに、たまたまテレビが故障して後半はずっと真っ暗な画面が続いたのだけど、誰もテレビの故障とは思わず、「なるほど、そう来るか」「いかにもこのアニメの最終回らしい演出だ」とみんなで頷きながら見ていたのは消したい過去だ。 twitter.com/suzuki_kenya/s…
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私は女性や子供に非道な行為が行われる創作物をよく読むし、あまつさえ自分でも妄想して漫画にしたりするけれど、「そういう行為を現実でもしたいのか?」と質問されたら、まあ、「したいと思う内心の欲望があるから、読んだり描いたりするんです」と答えるしかない。
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どこで読んだか出典忘れたので嘘書いてるかもしれないが、昔のSF新人コンテストでは応募作のかなりの部分を「語り手が人間だと思わせておいて、実は……」というパターンの作品が占めていたんだそうな。
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現役女子小学生が接客してくれるお店。
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いわゆる現在知られている作詞者不詳の『桃太郎』の歌詞が偉大だったのは、「どうせみんな内容知ってるんだし、桃太郎の誕生の場面とか省いて、犬・猿・雉の名前出すのも後回しでいいよね?」とばかりに、いきなり道中の場面から始めた、その思い切りの良さにあったと思うのだ。
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昭和天皇御存命の折、陛下のリプライ欄にあまりにクソリプが多いのを見かねた侍従が「陛下、クソリプをミュートしましょうか」と尋ねたところ、昭和天皇が「君、クソリプというリプはないよ」と窘めたという逸話が残っている。 twitter.com/YahooNewsTopic…
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いわゆる「異世界ファンタジーで日本語特有の表現が出てくるのはおかしい問題」を見るたびに思うのは、「無鉄砲」や「伊達者」という言葉は異常に気にするのに、仏教用語や漢籍に由来を持つ「魔王」や「皇帝」を気にする人がほとんどいない点だ。 twitter.com/u_kodachi/stat…
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「ラノベなんて誰でも書ける」という類の発言への返しは、「簡単だよ、お前も書きなよ」の一言で十分だと思う。
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異世界での「サンドイッチ」「袈裟がけ」にこだわる人はいても、「魔王」や「皇帝」に対して「この世界にも三界があって六欲天があるのか」とか「この世界でも嬴政が中国大陸を統一したのか」とか言い出す唐変木はあまり見たことがないが、この辺のこだわりの境界はどこにあるのだろうね。
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1968年に書かれたジュブナイル小説「暗いピンクの未来」より。筒井康隆すごいな。
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【悲報】Amazonさん、ベルヌ条約に加盟する世界171ヵ国の翻訳者と出版社に宣戦布告してしまう。
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「海外で軽々しく『神なんか信じない』と言ってはいけない」というのは、「特撮ヒーローをろくに知らないのに『ウルトラマンがいれば防衛チームいらないじゃん』『戦隊物って五人がかりで一人と戦って卑怯』とかの雑語りをしてはいけない」みたいな話だと考えれば分かりやすいんじゃないだろうか。
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「〇〇の初出を探る」系のまとめが陥りがちな落とし穴に、個人的に「アリストテレスの望遠鏡」と名付けてる現象がある。 「核戦争を最初に描いたSFは何でしょう?」という話題に、「旧約聖書に出てくるソドムとゴモラの滅亡ではないでしょうか」みたいなコメントが付くやつ。
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そして作者は「完成作品の理想形」と「現実に仕上がった作品」の落差に、「こんなはずじゃなかった」と落胆するのだけど、それは「理想」と「現実」を比較しているためで、そもそも読者の方は最初から理想の方は知らないのだから。
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人間が悪に陥らずにいるために必要なのは、「悪への欲望を持たずにいること」ではなく、「悪への欲望を抑え込めるだけの善意を持ち続けること」だと思うのだ。
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『あしながおじさん』のジュディが、「貧しい人々はわたしたちが慈悲の心を忘れないためにいるのです」という司教様の説教を聞かされて、「わたしたちは金持ちのための家畜じゃない」とむっちゃキレてたやつ。 twitter.com/minibusgo/stat…
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なんで投げ出さない方がいいかと言うと、今の話を投げ出して別のプロットで描き始めても、最初は面白く思えた新しい話も、またつまらなく感じられだして、結局はどんな作品も完成できなくなる悪循環に陥る可能性が、非常に高いからだ。
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謝罪文から誠意を取り除く一番手っ取り早い方法は、「不快な思いをさせて申し訳ありません」のひと言を書き加えることだと思う。
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褒められた。