29
成人式はあるのに中年式はないので、いつまでも若者気分の中年が発生して、成人式の思い出を語ったりする。
30
タコピーを読んでいてその酷い展開に傷つくとかはなくて、最悪をせっせと作る最悪職人の技を見て「巧みだな…」「こうきましたか…」と唸らされている感じに近い。
31
数年前から、『メイドインアビス』にしろ『宝石の国』にしろ『チェンソーマン』にしろ、読む地獄みたいな漫画がまた人気になっていて、(作品のジャンルというより読者の消費の仕方としては)『タコピーの原罪』も似ていてその流れに乗っている気がする。
32
喫茶店でモーニング食べていたら、死ぬほど疲れた感じの男子小学生が「うう〜、アイスください」と言いながら入店してきて、店のおばちゃんが「ちょっと休んでてね。今、お好み焼き作ってあげるから」と話が噛み合ってない現場に遭遇した。良いなー。
33
作品の感想への「◯◯の視点が抜け落ちている」みたいな評価は、大抵、「自分で書け」以外に何も言えない。何で自分の視点を他人に代筆してもらおうとしているんだ、という。
34
VRでなりたい自分になって、行きたい場所に行って、それで生きやすくなるというのは魅力的だけど、どちらかというと「なりたい自分がいない人」とか、「なりたい自分になっても、結局救われなかった人」とか、そういう人達が仮想の世界をとぼとぼ歩いてどこに到達するのか、みたいな話に興味ある。
35
オフラインの現実でなりたくない自分や生きたくない人生を過ごしていて、「なりたい自分になれば、良くなるはず」と期待している状態よりも一歩先の救われなさであって、そういう境地だからこそ描ける物語もあるのかもね。
36
「マジで!?私も超オタクだよ!?」のギャルの子は、相手のオタクと話を合わせようとしている優しさを感じるので、大喜利ネタにしたくないというか。オタクに優しいギャルが好きなら、オタクもそういうギャルに優しくしようぜと思ってしまって、ネタにしたい気持ちが薄れてしまう。
37
経験を積んだ学生「…擬似体験ってどういうことです?」
面接官1「だから、十代の頃から各国を留学していたのは、全部偽物の記憶で夢のようなものなんです。あなたは何者かに利用されて、弊社にゴーストハックを仕掛けてたんですよ」
経験を積んだ学生「そんな、まさか?」
38
『耳をすませば』みたいな青春は十代の頃ですら99.99%の人は無理なので、せめてみんなで『カントリーロード』を演奏する時に後ろでタンバリンを叩くジジイになることを目指したい。
40
勝浦海中展望塔は、潮の流れに身を任せきった野生の魚が可愛かった。
41
Twitterには四季(日本アニメキャラ白人説、仕事を無料で依頼してきた人のスクショ、サイゼリヤデートは有りか無しか、キャベツを食べるウニ)がある。キャベツを食べるウニ以外は、過酷な季節である。
42
43
「『ぼくらのウォーゲーム』の頃からインターネットの人々が一斉に助け合って元気玉を打つのが好きだけど、それはそれとして俺はお前らのようなインターネットユーザーは嫌いだ」という細田守の人間臭さが出ているので、僕は『竜そば』がとても好きです。変な映画ではあるけれど。
44
「マジで細田君はやめときなよ。彼の家族観、最悪じゃん!」
「でも、『おおかみこども』のカーテンがふぁさって揺れるシーンの演出とかはすごくいいの…」
となかなか別れられない彼女状態のオタクを、もう何年も続けています。
46
映画版『夏へのトンネル、さよならの出口』を観て強烈に感じたのは、もう「自分の殻に閉じこもらずに、外に目を向けて出て行こう」というテーマは保守的なんですよね。むしろ、「SNSで常に外と繋がり続ける中で、いかに自分の殻を守るのか」というテーマの方が重要だよ。
47
少しでも気を抜くと、かつて自分が好きだったはずの作品への言及が減って、いつの間にかひろゆきがどうとか今はネット議論でこんなテーマが炎上しているとか、そういうことばかり言及してしまう。それが問題なんだよ。
48
夜に部屋の電気を消して『君の名は。』を一人で見ていると、何故か最後に瀧と三葉が再会しない展開になり、不可解に感じていると自宅に身長2mの黒人の秒速原理主義者が突然現れて、「偽りの2016年以降を過ごしたいなら青い薬を、真実の2007年以前に戻りたいなら赤い薬を」と迫ってくるらしい。
49
性欲由来の優しさという言葉が流行ると、自分が他人に優しくするとその人から性欲が異常に強い人と思われたら悲しいので、やめてほしい…。
50
実際、そういう人に会うと普通に人間なんだが(当たり前だ)、Twitterというとそういうイメージが強いな。SNSなのに互いに交流せず、ぼそぼそと文才のあるツイートをしている謎の諸島。