論文中でははっきり書いてませんが、ノルウェー警察やノルウェー最大の通信会社Telenorまで直接行って、ブロッキングシステムの開発者にインタビューまでしてます。やったのは「中川 譲」という当時東大の院生だった人です。つまり私です。
Pornhubのレポートでも明らかな通り「ポルノコンテンツは地域性が高い」のです。もしインターネット上のエロコンテンツがマンガやアニメなどに満ちているようにみえるのならば、それはあなたがアジア人であって検索に日本語を私用しているからです。欧米人はさほど日本のエロを目にしていません。
Pornhubのレポートで分かるのは、日本人や中国人に支配的なエロコンテンツは実写のアダルトビデオであるという点です。なぜロシアやブラジルでHENTAI(アニメ系エロ)が多いのか。ブラジルのインターネット普及率が低い点や、ロシアは実写エロが違法化されている点を勘案しないといけません。
「日本のHENTAIは世界で大人気」とはストレートには言えません。「アニメポルノ大国」であるとされるはずの日本ですら、統計を観れば決して「大人気」ではないのです。
2000年代の北欧諸国のポルノ産業は確かに外国産に駆逐されつつありましたが、ノルウェーへポルノを供給しているのは、物理媒体では安価で良質なポルノコンテンツを量産できるドイツ、ネットでは圧倒的にアメリカ産でした。意外かもしれませんが、エロアニメ・CGについても日本製ばかりではありません。
「白人が黒人をからかうことは許されないが、黒人が黒人をからかうのはOKで、セレブ同士は序列が上の相手なら可」という社会、差別的だし理不尽な構造だよね。「序列が上位の人だから暴力は許されない」というのがアメリカの現実なら、それは身分制の社会だから成立している理屈なんじゃないのかね。 twitter.com/Toyokeizai/sta…
萌えとBLが対立してきたかのような物言いは歴史の捏造だね。例えば1991年3月のFanroadの表紙を見てくださいよ。オリジナルも版権も、読者投稿作品なら何でもごった煮で集めていたこの雑誌、表紙がメイドツインテールで聖闘士星矢とローディス島ですよ。 uramac.ti-da.net/e4457206.html
1990年代の初頭は萌えやBLという言葉自体が未だなく、この後ギャルゲーやBL誌の発展にともなってはっきりジャンルとして確立していったけど、では互いに敵視していたかというと、正直互いに興味がなかったと思うよ。我々は好きなものの話で忙しいので。
素人意見で恐縮なのですが、絵を一枚見ただけで日本はおろか社会に悲憤慷慨するような状態は、心の病気だと思うぞ。いま正に質量を持った高速な実弾が飛び交っている世界で何を言ってるのか。
「表現に悪影響があるか?有害か?」は擬似問題で、すべての表現には何らかの「影響」があるに決まっていて、その「影響」の定義に依る。ブラジルで蝶が飛ぶとテキサスで竜巻になるくらいに緩く「影響」を定義すれば、全ての表現を対象にできるし、その後は自分達の「良し悪しの価値基準」で裁ける。
「特定タイプの表現を法規制しろ」 「法律がないなら業界が自主規制しろ」 「業界のルールがないなら作家が遠慮しろ」 …といった規制の要求をしたことがない人達に、「どうして●●みたいな表現については表現の自由を主張せず、アニメやマンガだけ守るんですか」みたいな質問をするのは詐術でしょ。
ある種の表現を規制しろ論に対してよく繰り出される「じゃあ○○は良くて××はダメなんですか」という論法は、「規制しろ」と言ってる相手に対して「考察の幅を広げて規制しろ論を再検討しろ」という意味であって、「○○と××を規制しろ」と言いたいからではないだろう。
「○○は良くて××はダメなんですか」論は、××を規制しろという主張の再考・撤回を求めているわけであって、規制しろ論を唱えてるわけではない人達に対して「□□が殴られている時になぜオマエらは動かないのか」という問を投げても意味がないですよ。それは規制しろ論者に対して投げないと。
「オマエラは△△へのバッシングに反対しなかったから□□が燃やされても助けない」みたいな発想が湧いてくるのは、特定の表現を規制し自粛・遠慮させたいからだろう。そもそも民主主義国家の成熟した構成員は、他人の表現に対して容易に規制しろ・自粛しろ・遠慮しろ論を唱えたりなどしないのです。
UN WOMEN、ここんとこウォッチ(監視)してたんですよ。 彼らは昨2021年に治部先生が日本部分を担当した報告書をまとめている。なのでこの抗議には、UN WOMEN「が」送ったというか、日本人の声明をUN WOMENでロンダリングしたという疑いが、当然出てきますね。 toonippo.co.jp/articles/-/807… twitter.com/YahooNewsTopic…
この調査は、世界3大広告賞のカンヌ・ライオンズが全面的にスポンサードしている。ということはさらにその裏側にいるのは各国の広告代理店なのだ。だから、これは勝利の確信を持って殴りに来ていることが想像される。
とはいえここで電撃戦が成功するかどうかは怪しく、勝利の美酒を確信して殴りに行ったものの無様に失敗するというパターンが大規模展開されるのが2021~2022年のトレンドかもしれませんね。
なぜ勝利を確信して殴りに行ったのに負けるのかというと、まあつまりは世代交代の時期なんじゃないですかね、そろそろ。
なんかこういうビジネスモデルではと盛り上がってるようだけど、根本的にビジモ破綻しているのよね。どんなに「ジェンダー」に気を配ったって炎上する時はするんだわ。「絶対に炎上しない」は不可能だし、炎上したって当事者は割と平気だったりするし、騒ぐのは常に騒いで利益のある人だけなんだよ。 twitter.com/shioshio38/sta…
チラっと絵を観ただけで「一線を超えてる」とまで言えてしまうのは、あなたの差別意識や選民思想に基づいてるからじゃないんですかね? twitter.com/nabeteru1Q78/s…
今までの批評が何を言っても良かったのは、批判者が作者の退場を願わないからであって、今後もクソ作品作ってくれた方が批評も続くという共犯関係があったからよ。社会的な退場要求まで込みでクビの要求も合法でしょうみたいな態度まで「批判」とするならば、そっから先はバトルフィールドで呉座るよ。
なんだこりゃ。だいたい、「高学歴」や「高所得」なんてのは、あるグループ中の上位数%のことを指すのだから多数派になるわけないじゃないか。日本国内の日本語話者や異性愛者なんかとは根本的に別の属性だろ。「私は強者だから弱者に優しくしないと」という「原罪」の教義は、社会をこじれさせるよ。 twitter.com/rayfactory/sta…
いや同人誌即売会でも雑誌でもゲームでも、なんである種の業界内部では、同意できる表現の自主規制ルールが作れるかというと、業界の人間ならそのルール決定や運用に意見を言えるし関わることも出来るからだ。自分が欠片も制御を握れない団体や個人相手に、検閲を許すわけがないだろう。
自分が全く口を挟めない規制は、その規制主体が何であれ「検閲」と呼んで非難するし、自分も基準に口を挟んだり判断を担っている規制のことを「自主規制」と呼ぶわけです。少なくともされる側はそういう物言いをせざるをえない。外部からの意見である限り、絶対に「自主規制」にはなり得ません。
女性作家が男女間の恋愛のみならず、男同士のBL・女同士の百合、ロリショタの少年少女性愛、老け専もレイプ暴力グロ、リョナ欠損何でも自由に描けているのは、今のマンガ・アニメ界隈は男性のみならず女性だって自由に身体や性愛という題材を表現できている証拠と考えるのが自然であろう。