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中国の金持ちたちに日本経済の回復をどこで感じるかと聞くと、飲食業の活況らしい。行きたい名店がいつも予約一杯なんだと。一方、中国の飲食業界はこの半年猛烈に市場縮小。飲食業界は中国における消費マインドの重要な指標。縮小の最大要因は店舗賃貸料の高騰。しかし、不動産自体は値崩れが始まった
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中国の体制内学者やアナリストが憲法改正を、日本の戦後との決別、国家としての正常化と形容するのも驚きだね。日中の歴史経緯から、政府として公式に反対しなければならない、と言うが、国民として受け入れられないものでは無い、と言う。そのあと国際社会のニューストラクチャーの話になる。
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中国が言うニューストラクチャーとは、1加3、米国vs日中欧。だから日本が戦後と決別する憲法改正は、反対じゃないんだな。本当は。もし安倍が憲法改正できたら、2020年の五輪は日本にとって自信と誇りに満ちたものになるだろう、とか言うんだよ。
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日米分断は中共の基本戦略だが、日本接近方針は胡錦濤政権で失敗して以来だからな。日本はどう対応するかな。日本の外交実力が、試されるな。憲法改正は、国際環境的には期は熟したとみる。問題は国内世論だが、例えば消費増税ドタキャンして、一気に支持率高まったら、不可能じゃないかもね。
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安田純平さん、無事生還よかたった!ジャーナリストは生き残ってなんぼさ!本人の能力もあろうが取材の神さまに愛されているって気がする。そして、水面下でだまって交渉していた外務省や関係者の方がたの努力と底力を再認識。
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ジャーナリストはいつだって自己責任。だって現場を一番よく知っているのは自分だと思っているから。自分がいけると判断したら、自分を信じていくんだよ。でも、たまに判断間違うこともある。その判断ミスの責任を負うのは自分自身。それだけだよ。誰かを責めたりはできないよ。
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安田さんは、政府から立場上行くなといわれたけれど、行けるという自信があったから行った。でもミスって拘束の身となったのは自己責任だ。政府は立場上、持てる外交ソースを使って安田さんの生還のために尽力したけれど、安田さんが生還できたのは彼自身の能力も強運もあってこそだ。
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ド素人がfうっかり捕まったのではなく、経験豊かなジャーナリストが必ず成果を持ち帰る自信をもって赴いた現場だ。だから生還できた。そういう意味では、外務省の支援に感謝はすべきであるとは思うけれど、ジャーナリズムに興味もない人からバッシング受けるいわれはないよね。
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ジャーナリストっていうのは、そのプロセスにいろいろあったとしても、最終的に社会に貢献できる価値ある情報を持ち帰って広く知らしめることでができたかどうかで評価されるんだよ。だから、生きて残ったもん勝ちなんだ。ひょっとすると政府は相当の外交資源を使い切ったかもしれないけれど、
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よくわかったのは、もう体をはって現場取材することの意義をほとんどの人が評価しない時代になったってことなんだな。実際、間接情報で世論マーケットに見合ったコメントするほうが、コスト低いし安全だし影響力高いし実入りがいい。それでも現場主義を選ぶことのプライドを選民主義といわれたら、
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そりゃジャーナリズムなんて消えていくしかありませんね。活字媒体も減ったしな。
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ジャーナリズムって国力をもろ反映すると思うんです。米国人記者があんな果敢なのは米国という国が強いからですよ。中国がビザ出さない、といったら、副大統領が乗り込んで直談判。中国人助手を平気で危険な現場送り込むのも日本メディアには真似できません。彼らは米国記者さまに手出ししてみろって、
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感じでガンガンいくんですけど、これって米国の国力が後ろ盾になってるんですよ。記者が危うくなっても交渉できる外交資源、俺たちのやってることを国際世論は支持してくれる、という自信。この傲慢さこそ米国ジャーナリズムの強さで、米国の強さだと思います。
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その意味では日本のジャーナリストは弱いです。責任は自分でとらないといけないし、自分で取れる責任の範囲で取材を制御しなきゃならない。自分で責任を取れない範囲で取材を試みて失敗したら死んで忘れさられるしかない。だけど、今回助かった。なぜかって?カタールが日本に恩を売りたい、と思う
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だけの国際的影響力、国力があったってことでしょう。安田さんの人となりがどうだか、私はあったことありませんし、知りませんが、私は結構純粋に日本の国力、影響力上がってきたんだなあと嬉しく思いました。でも、世論が味方しないと力半減しちゃうんですけどね。ジャーナリズムの権力は世論の後押し
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があって、初めて第四権力としての強さを持つと思うからです。
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いずれにしろ、ジャーナリズムとは何か、ジャーナリストはどうあるべきか、久しぶりに考えさせられました。
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シリア情勢って本当にわからないんだよね。米国の言ってることが正しいんだか、ロシアの言ってることが正しいんだか。もちろん安田さんの言ってることが正しいのかもわからない。自作自演説とかあるし。だからこそ。聞く耳を持たなきゃいけないと思うんだよ。
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今日、ランチした中国人の友人は、天皇はいつ北京にくるのか?とかいいだして、天皇陛下訪中なんて、どっか報じているのか、と焦ったわ。無理無理と言っといたが。中国社会の日本期待は強いけど、習近平さんの不機嫌そうな顔を見ると、やっぱり嫌いなんや、日本と思った。
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今日も、中国人経済アナリストと意見交換したが、中国の不動産バブル崩壊しない理由として「バブル崩壊も金融危機も、市場経済ゆえの現象。中国は不動産市場はすでに存在しない。(不動産ローン停止などの規制で事実上の交易凍結)」といったのは恐れ入ったな。
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そんな政策いつまでも続け
られますか?って聞くと、中国の場合、国民のほとんどが不動産市場に関わっていないので、結構長期的に控制が可能なんだと。そうやって株式市場も不動産市場も控制しているわけだが、それは経済の活力を徹底的に奪うということで
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中国が長い停滞期に突入するのは、避けられないんじゃないかなーと。こんなタイミングで投資ぶっこむ会社とか、一帯一路に参与したがる会社とか、チャレンジャーだよなぁ。ただ、人口多いし、金持ち多いし、リスクを犯す価値はやはりありそうな。
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【訂正】安倍首相がウイグル問題を言及したのは李克強首相との会談です。ネットのvpn不具合で、報道をしっかりと確認できず、知人との会話で、聞き間違いしました。密かに期待していたので、期待が聞き間違いをまねいてしまいました。すみません!やはり習近平さんには言えなかったかあ。
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@nekokumicho 中国国内取材のむつかしさは、身の危険にさらされるのが、記者自身ではなくて、取材相手や協力者の方だからだよ。外国籍記者は拘束されてもすぐリリース、でも協力者は厳しい刑をうける、あるいは拷問、殺される。自己責任ではすまなくなる。
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@nekokumicho 今、欧米メディアに強制収容所問題を告発している元収容者のウイグルの人たち、欧米メディアの取材をうけたからって、父親を報復に処刑されている人もいるんだよ。もうそのレベルになってしまうと何も失うものはないと記者会見で堂々と訴える覚悟もできるだろうけど。