昨日、クラウドファンディングが無事終了しましたが、引き続きサポートしたい、諸事情により今回のクラファンに参加できなかったので別の支援方法を知りたい、といった大変ありがたいお申し出を戴いております。恐縮ながら、以下の援助方法をお知らせさせていただきます。 irbj.net/support/index.…
今日は環境省のオオワシ・オジロワシ保護増殖分科会。先日発生したオジロワシの鉛中毒についてしっかり報告し、シカなど大型獣の狩猟から今回止めさし(とどめを刺す行為)に使われたと思われる粒径7mm以下の鉛弾も早急に使用禁止にするべきだと強く訴えるつもりだ。 twitter.com/i/web/status/1…
交通事故で左肘を脱臼していたオジロワシ。 今日、再び野鳥に戻った!
鉛弾の規制だけではなく、新型コロナの影響で停滞気味になっている無毒弾の流通を改善することや円安などの影響で高騰している銅弾の価格を低下させるような政策が必要だと思います。過去より環境中にばら撒かれている鉛散弾の除染など、鉛汚染に関する問題は山積しています。 www3.nhk.or.jp/sapporo-news/2…
野の者は野へ! 月並みかも知れないけれど、治療によって回復した猛禽を放すときは嬉しい。けれど、嬉しさよりも先に、野生に帰せてホッとする、という感情を先に抱くのも事実。人によって傷つけられた野生動物を居るべき場所に戻すのは、“愛護”ではなく“責任”だ!
左翼の先が切断された状態で保護されたオジロワシ。レスキュー当初はものすごい食欲で、いつも給餌に来るスタッフを待っている状態だった。このところだいぶ落ち着いてきたものの、体重は1.5倍に増加。顔つきの凜々しい肥満鳥になりそうなので、餌をよりヘルシーなものに変更し、量もセーブしている。
鉛弾の摂食による鉛中毒。道内では2000年から鉛ライフル弾が使用禁止になり、今では粒径7mm以上の鉛弾が規制されている。禁止された鉛弾を使うのは犯罪だ。しかし罰するべきは鉛弾。ルールを遵守している多くのハンターや狩猟そのものではない。敵を見誤ると鉛中毒の根絶という目的には辿り着けない。
片翼が失われた状態で保護されたオジロワシ。餌のホッケを丸呑みではなく、千切って少しずつ食べる余裕が出てきた。体力がしっかり整ってから、本格的な断翼部の整復を行う予定だ。
本格的な飛翔訓練を行う前のオジロワシ。立木が並ぶケージの中で、短い飛翔と高所へのとまりを繰り返すようになった。大型フライングケージの中のオオワシ達が自然界に戻ったら、引っ越しさせて運動能力を高め、野生復帰を目指す予定。頑張れ!
みなさん、ご心配いただきまして、どうもありがとうございます。昨夜の地震は無事やり過ごしました。過去に震度6を経験していますが、今回もなかなかの揺れでした。地盤が凍って硬い時期で良かったです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
明日、自然界に帰る予定のオオワシ2羽。 双方とも列車事故からの奇跡的な生還だ。 人間との軋轢に巻き込まれること無く、余生を全うしてもらいたいと願わずにはいられない。
明日予定されているオオワシの放鳥に合わせて、小菅正夫参与をはじめとする札幌市円山動物園の皆さんがいらっしゃった。今日は足環や送信機の装着をご覧戴いたが、明日の野生復帰にも参加いただく予定だ。オオワシの生息域内、域外保全の架け橋となるよう私達と同園がより緊密に連携すべきだと実感した
列車事故に遭い、翼を骨折して治療やリハビリを重ねてきた2羽のオオワシを自然界に放鳥した。収容されたのはいずれも2021年。奇跡の野生復帰を果たしたオオワシ達に祝福と大きなエールを送りたい! #1羽目成鳥
2羽目の若いオオワシの放鳥は、JR北海道釧路支社の戸川支社長に立ち会っていただいた。渡部獣医がケージの扉を開くと、力強い羽ばたきで一気に遠方へと飛び去っていった。JRと協力し合いながら列車事故の防止活動に取り組んで行く上で、このワシの放鳥が両者の鎹(かすがい)になることを願っている。
列車事故で入院していたオオワシ2羽を野生復帰させたことが読売新聞(北海道版)の記事になりました。 yomiuri.co.jp/local/hokkaido…
オオワシ2羽の放鳥がNHKでも紹介されました。 www3.nhk.or.jp/sapporo-news/2…
列車事故から生還したオオワシ(成鳥)の放鳥。 扉を開けてもなかなかケージから出なかったが、天井の隙間から手を入れて促すと、一気に飛び去っていった。
列車事故から生還したオオワシ亜成鳥の放鳥。渡辺獣医がケージのジッパーを緩めた瞬間、自ら扉を押しのけて自然界へと飛び立っていった。 今回の放鳥は、JR北海道釧路支社の戸川支社長にも立ち会っていただいた。
先日行ったオオワシの放鳥が毎日新聞に載りました。記事では覆隠シートの開発をJRが行っているように読めますが、実際は環境省と猛禽類医学研究所が中心になって行っています。 mainichi.jp/articles/20230…
昨日は帰宅直前に傷病鳥発見の連絡が入り、雪道を往復300 kmかけて収容してきた。帰釧後、夜中に検査や治療を行い、明け方ようやく帰宅した。今日は重要な会議に出席した後、引き続き診療を行う予定。
突然ですが、明日の夜、YouTube Liveなるものをやってみようかな?と思っています。 youtube.com/live/zZKVF6Zu2… 視聴をご希望される方は、3月4日21時に下記URLにアクセスいただければと思います。 youtube.com/@keisukesaitoi… なお、急患などが発生してしまった場合には急遽取りやめになることもあります。
猛禽の気持ちを把握することは、診療を行う上でとても大切です。一見落ち着いているように見えても、実は緊張していることも多い猛禽類。感情を推し量る重要なバロメーターのひとつに、頭部の羽毛の動きがあります。緊張が高まると髪が逆立ちます! 動画:人の気配に気付き、緊張しているオジロワシ
他のワシの鳴き声に耳を傾けるオジロワシ。よく観察すると、実に表情豊かだと思う。
複数の海ワシ類が衝突している根室市の風車群。この日はブレードとの間に距離があったが、このような危険な状況は毎日のように発生しているのだろう。断崖の下は海。発見・報告されている負傷鳥や死体の数は、実際に被害に遭っているワシのごく一部である可能性が高い。 #風力発電 #バードストライク
翼の先を失った状態で保護されたオジロワシ。もうすぐ傷口を整形する手術が待っている。しっかり栄養を付け、手術に耐えられる体力を蓄えてほしい。