しがみついていた母親のお腹から落ちてしまったと思われる、コウモリの赤ちゃんを育てています。逆さになって寝ていることが多いですが、授乳の時間には活発に動き回るようになりました。
先月、側溝に挟まった状態で保護されたオジロワシの巣立ち雛。生まれた巣や親鳥が特定できなかったことや、貧血の改善に時間を要したことから、親元への放鳥が難しい状況になった。まだ自分で餌をとることができないため、親鳥から餌をもらって過ごす時期。色々と考えた末、新しい試みを行ってみた。
人間の手によって育てられるよりも、オジロワシに育ててもらった方が良いだろう考え、事故の後遺症によって野生復帰できない成鳥を同じケージに入れてみた。餌をねだる声に促されるように、成鳥は幼鳥に給餌するようになった。サケが遡上してくる秋頃の幼鳥放鳥を目指し、継母にも頑張ってもらいたい!
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小学校の前で収容されたオオタカの幼鳥。車か建物に衝突したらしく、腰椎を痛めていた。しばらく絶対安静の生活をお願いした。
北方四島での日露共同経済活動の一環として、風力発電施設の建設を検討するらしい。北海道ではオジロワシの風車衝突死が多発している。知床半島に近い国後島などはオジロワシやオオワシの一大越冬地。彼らへの影響も真剣に考えてもらいたい。 news.yahoo.co.jp/pickup/6253082
10万ボルトの送電線に接触して死亡した、オジロワシの巣立ち雛を剖検。感電した経緯の解明に結びつく数々の所見が収集できたため、電力会社に再発防止策の提案をする予定。あまりにも凄惨な状態のため、今回は個体の写真を掲載しないことにした。
タンチョウの搬入が多い。本来、傷病タンチョウの受け入れ先となっている、釧路市動物園の入院室が満室であることが主な理由だが、センターにはとまり木がある入院室が多く、リハビリのために歩かせることができる放飼場も備えていない。想定される状況に応じた施設の整備を環境省に切にお願いしたい。
爽やかな秋の陽気を楽しむ ちび。 早くも冬将軍の足音が聞こえてきそうな清々しさだ。 ※ ちびは生まれつき脳に障害を持ったシマフクロウ。野生には帰れませんが、環境教育の最前線で頑張っている「シマフクロウ界からの親善大使」です。
今日からエゾシカ猟が解禁になりました。 猛禽類が放置された獲物の肉(狩猟残滓)と一緒に鉛ライフル弾などの破片を飲み込み、発症する鉛中毒。北海道では2000年から鉛弾が規制され、2014年からはエゾシカ猟時の鉛弾所持も禁止されています。
しかしながら、昨猟期もワシの鉛中毒が発生しています。発見・収容されたものだけでも、オオワシ3羽、オジロワシ1羽が鉛中毒死し、オオワシ2羽が高濃度の鉛汚染されたことがわかっており、違法と知りつつ鉛弾を使い続けるハンター(鉛弾規制の無い道外からの持ち込みを含む)の存在が示唆されます。
道内で鉛弾を使用しているハンターに関する情報をお持ちの方は、最寄りの警察署まで速やかな情報提供をお願いいたします。鉛中毒ゼロ元年を目指し、今年も頑張りましょう! 写真:一発の鉛ライフル弾に被弾したシカのレントゲン。砕け散った鉛の破片が肉の中に飛び散っているのが判ります(白点)。
鉛弾に起因する猛禽類の鉛中毒を根絶するため、以下のキャンペーンに参加しています。署名参加と情報拡散のご協力を、どうぞよろしくお願いいたします! 『狩猟における鉛弾の使用禁止をいますぐ、日本全国で。』 goo.gl/qkMwto
環境省羽幌自然保護官事務所が、上川自然保護官事務所まで運んだオジロワシの幼鳥を、応急処置後にドクターカーで釧路まで緊急搬送中。官民の連携で、希少な命を繋いでいます。
『バードウォッチングですか?』と声を掛けてきた本州ナンバーの老夫婦。一瞬、どうしようかな、と思ったけど、「いいえ。目的のあるパトロールです!」と私。鉛弾によるワシの鉛中毒の話を聞いてくれた彼らの、『本州でもできることから始めます!』の一言がとても嬉しい!
小さくて可愛いのがやってきた! 翼に重度の打撲を負っているものの、野生復帰できる可能性はある。しっかり治そう!
魔法びんメーカーのサーモスとの取り組みにより、猛禽たちがデザインされた限定のケータイマグが誕生しました。動物画家の岡田宗徳さんにイラストを描いていただき、キャッチコピーのSymbiosisは共生を意味しています。製作に関わった全員が、各々の立場から拘り抜いて作り上げた逸品です!
11月1日より販売を開始しますが、近日中に猛禽類医学研究所HPのオリジナルグッズ・ショップで先行予約を受け付ける予定です。
猛禽たちがデザインされた限定のケータイマグ。 研究所のサイトで先行予約の受け付けを開始しました。容量500ml。Type-1(シマフクロウ・カラー画)とType-2(猛禽3種・線画)の2種類があります。ぜひチェックしてみてくださいね!irbj.net/shop/index.html
明日、晴れて野生に帰る予定! 継母(ままはは)に育てられたオジロワシの幼鳥。
帰って行った。 頭の上を何度も旋回して、遙か彼方へ。 元気で! 頑張れ!
継母に育てられたオジロワシ、放鳥時の動画。 はなむけの言葉を贈る間もなく、旅立ちは一瞬にして。。
コチョウゲンボウの診察。 猛禽の翼は芸術的だとあらためて感じる。
半年間にわたる治療とリハビリを経て、今日、野生に帰る予定のクマタカ。よく頑張った!