競馬関係者よく受ける質問あるある。 「パドックや返し馬で、どの馬が勝つか分かりますか?」 もちろん、良い状態の馬を見つける事は可能です。さらに馬体、動きなどから距離やコース適性もある程度想像できます。 つまり、そこから導かれる答えは。 「分かりません」 #分かるんだったら出家してません
競馬あるある。海外の競馬場。ファンの方がパドックで「見てスッゴイ可愛い」「もう堪らん」的なことばかり言ってた。馬を愛でる為にパドックへ来てる。ちょっとイイなぁと思った。そして。最近の日本の競馬。こんな素敵なファンの方が増えてるような気がする。 #番号じゃなくて名前を呼んで応援してね
お馬さんあるある。ネイルケア命なの。専属のネイリストが3週毎に鉄製のジェルネイルを付け替えるわ。ちょっと具合悪くなったら速攻でネイリスト呼び出しよ。完璧な角度を求められるの。でね、付き人が綺麗に洗って1日2回はタップリと油を塗って保湿してくれるの。「蹄無くして馬なし」って知ってる?
海外競馬あるある。カメラワーク凄い。マッチレースのゴール前。競り合う二頭の表情をズーム。必死の形相。悔しそうな瞳。追い縋る。どうしても届かない頭差。レース後はスローでそのシーン。延々と場内ビジョンで繰り返される。何度繰り返されても結果は変わらない。ナカヤマフェスタ。泣けた凱旋門賞
競走馬乗りあるある。スタッフ内で落馬のペナルティ。ビール1ケース。最初は盛り上がる。落ちてもちょっと楽しかったり。しかしヤツがやって来た。超ド級のステゴ産駒。落ちた人に誰もビールの事を言えない。だって気の毒過ぎるから。しかも誰も乗り変わりたくない。うやむやになり、そして終わる。
競馬あるある。今のJRAのCM。私的にベスト。なんなら馬だけ、躍動する馬の姿だけでも良い。ずっとそう思っていた。けど、今までは一般向けにタレントさんの力が必要だったわけで。競馬の番組も然り。やっと今は馬自身のドラマに注目してもらえる様になった。コレってやっぱりウマ娘の影響?だよね。
馬乗りあるある。ドラマやアニメ。騎乗シーンのせいで没入できない。違和感強過ぎる。「進撃の巨人」馬の疾走シーン。ハミも変だけど、何よりも手綱の持ち方。逆。怖過ぎる。その点ウマ娘。そもそも的な違和感から始まる。だから逆にコッチが没入ポイントを探しにいく。「ないない」より「あるある」
ちなみにシーズン2以降は正確な持ち方になってます。ちゃんと薬指から手綱を抜いてるしかなり正確。 JRAとコラボ企画あったくらいだから指摘されたのかな🤣
お馬さん伝説あるある。「馬房がちょっと狭いよね。」某調教師の一言。もちろん「そうですね」だけでは済まされない。翌日から昼休み返上。馬房の壁をぶち抜いて2馬房を繋げる工事を始めた。特別待遇スイートルームの作成。おフランスに行く事になったエルコンドルパサーという名前のお馬さんの話。
競馬あるある。返し馬で突然の大声に驚き危うく落馬の事案。言語道断。けどこれを機にゴール前も静かにしようという話は飛躍しすぎ。突発的な大きい音は危ないけど、歓声は違う。馬も興奮状態だからそこまで気にしない。世界の名手が日本で乗りたがる理由。それはファンの方の大きな歓声って知ってる?
競走馬あるある。コース脇に桜の木。満開の花も散り始めた。キャンター中に一陣の風。ブワッと目の前に花嵐。馬上で舞散る桜吹雪の中を駆け抜ける。素敵。なんて風流な。 どころじゃない。突然視界を横切る何かに全馬パニック。次の周回から桜の脇を通過するたび馬はドキドキ。人はもっとドキドキ。
馬の仕事してる人あるある。忙しい。疲労困憊。あー休み欲しい。年に2度だけ取れる3連休。馬を忘れて遊び倒す。連休明けて出勤。朝厩舎の扉を開ける。フワッと漂ってくる馬の体温、ワラの香り。「ブルル」鼻を鳴らして挨拶してくる馬達。「ただいま」心の底からココが自分の居場所だと再確認感する日。
お馬さんあるある。「メリッ!」思い切り馬に足を踏まれた。激痛。しかも馬がどかない。慌てて踏まれてる足を抜・・・いちゃダメ絶対。骨折するから。痛いけど今は我慢。逃げようとしない。根性決めて踏まれて痛い方の足に重心戻す。自分の肩で馬をそっと押す。馬にどいてもらうのが正解。爪は諦めろ。
競走馬あるある。ホントに繊細。ある日コースの脇に「馬」が現れた。乗馬で外乗中に寄ったらしい。あちらはフレンドリーに手を振ってくる。こっちの馬は大パニック。普段何も無い場所。「同じ馬」だけど驚き暴走。「危ない(からどいて)」と叫んだら「大丈夫です」との返事。いや、こっちの話だって。
競馬のトラブルあるある。衝撃だった。馬場入場で片側の手綱がハミから外れた。コントロール不可能。大惨事になる?馬は爆走。騎手はタテガミ握って耐える。スタンド前を通過。止められそう?との問いに「ムリー!」と楽しそうに答えて2周目に向かった騎手の胆力と技術に驚愕した。たしか田中勝春さん
お馬さんあるある。以前、口元で遊ぶのは「噛み癖」をつけるから止めなさい、と先輩に言われた。どうなんですか?皆さん、どうなんですか?馬の鼻先フニフニやめろだなんて。愛猫家にヌコ吸いやめろって言うのと一緒ですよ。愛犬家に肉球プニプニやめろって言うのと同義ですよ。フニフニは止められない
お馬さんあるある。馬乗りの天敵キジ。春に♂は縄張り争い中。突然ケーンと鳴いて羽をハデに打ち鳴らす。コース脇の茂み、同じ場所に潜む。こっちも分かってる。「お願い鳴かないで」祈り毎回通過する。後方で鳴くとぶっ飛ぶだけだけど、目の前だと全馬180°ターン。今日もキジに負けて誰かが落ちる。
競馬あるある。大きな声援は控えて下さい。このご時世仕方ない。けれども中山Gジャンプ。オジュウチョウサン。最後の直線。ファンの方々の拍手。いつまでも鳴り止まない拍手。振り絞った労をねぎらい、先頭で走り抜けた事を讃える優しい拍手。怒号や悲鳴の混じる声援とはまた違う。皆が笑顔になる拍手
お馬さんあるある。立ち姿の写真。ポーズは世界共通。全て決まっている。撮影は左側から。前肢は左側、後肢は右側が前。立髪は右側へ撫で付ける。耳は前へ向けて、顔は左前方を注視。そして実はこの時、馬の視線の先。左前には帽子を振りながらピョンピョン跳ねる人がいるのは内緒。「視線ください!」
お馬さんあるある。春は牝馬の恋の季節。発情した女の子の手入れは大変。顔に触れたらウッフン、お尻に触ったらアッハン。全身全霊で一気に身を任せてくる。逃げ遅れると壁に挟まれる。挟まれたら最後。メリメリと500キロの身体を押し付けられる。ブルーノサンマルチノのベアハッグって知ってる?
お馬さんあるある。2度目の凱旋門賞は気性難が暴発して惨敗。引退し種牡馬入りが決定した。移動日の朝、関係者が集まり記念撮影。別れの挨拶。労をねぎらいつつ愚痴が多め。「大変だった」「ホント疲れた」そしてあるスタッフの一言で全員固まる。「やっぱり産駒はココに集まるのかなぁ」ナカヤマフェ
お馬さんの仕事している人あるある。いわゆる馬肉。「最後まで敬意を持ってちゃんと食べるのが我々の責任だ」と先輩。サラブレッドの肉がヒトの口に入ることは無いと思うが、なるほどと思った。一緒に食べた。その時に感情が暴発。それ以来食べてない。食べる食べないは人それぞれ。良いも悪いも無い。
競走馬あるある。小柄な馬の方が有利というレースは無い。やっぱりある程度の馬格はあった方が良い。長距離3200と言ってもマラソンとは大分違う。ヒト感覚的には中距離。だからメロディーレーン350㎏のポテンシャルには驚愕。根性も凄い。出し尽くす以上に絞り出す走り。しかも可愛くて性格良いって。
お馬さんあるある。春は発情。真っ盛りの牝馬の調教も大変。騎乗して、最初の一歩を動いてくれない。全ての指示を勘違い。お腹を蹴っても締めても全身でエクスタシー。いやそんなつもりじゃ無いんだけど。仕方ないのでステッキでパチン。いやぁぁぁぁもっとぉぉぉぉ。いやだからそんなつもりじゃ無いん
パドックあるある。お馬さんが厩務員に顔をグイグイ寄せて歩く。「きゃー甘えてる可愛い。」実は逆。反抗してる。あさっての方向へぶっ飛ぶ気配バリバリ。放馬や蹴られる危険が大。そうはさせまいと人がお馬さんの頭を引き寄せている。「自由にさせろ!コラ!」「いいからソバにいなさい!」って感じ。