「頑張ってできた!」はもちろん大事だけど、そもそも世の中全部一人でできることなんか限られてるので、だったら「結局誰も助けてくれなかった、自分には助けられる価値なんてないんだ」よりも「誰かが助けてくれた、嬉しかったなあ」という経験の積み重ねの方がずっとずっと大事ではないかしら
先週のハコヅメ、警察ドラマなんだけど医療従事者の気持ちを代弁しすぎてて突き刺さった
「しにたいくらいにつらい」という気持ちは、身体やこころに起こっている危険を知らせる最後のアラームかもしれず、恥ずかしいことでは全くないので警報音が鳴らなくなる前に誰かに伝えてほしいし、伝えられた誰かはまずは「そっか、しにたいくらいつらくなったんだね」と否定せず受け止めてほしい
AERAが尾身先生とバ美肉で立て続けに炎上してる件、朝日はとにかく医者とオタクをパブリックエネミーにしたいのだなということはわかるけど、結局は自分たちがパブリックエネミーであることを証明してるだけだよね
「病気なのに仮病と言われ続けた人」が世の中にたくさんいることを知ってれば、こんなこと絶対に言えないよね twitter.com/TomoMachi/stat…
小児科の立場からすると、帝王切開で生まれたベビーが呼吸障害を来すことはそこそこあって時に集中管理を要することもあり、NICUへの搬送が必要となった時に帝王切開後の母親に搬送先で手続きさせたり説明を聞いていただくわけにもいかないので、母親以外の保護者に現場にいていただけると助かります。 twitter.com/Ange28obgyn/st…
このツイートとは直接は関係ないんですが、摂食障害の思春期児童がなぜそうなったのか思い返すと「同級生からの体型を揶揄する何気ない一言」がきっかけだった、というのはものすごく多いので、身体的特徴をからかうのはダメなことだと幼少時から認識させるべきだし、親がからかうのも絶対にやめてね twitter.com/my_liberty_/st…
しぬからね
こういう自称「コミュニケーション」ってよく親子間で起こるんですが、安全なはずの家で傷つく経験が積み重ねられていくことで、世の中に安心できる場所なんて無くなり、どこにいても全身で警戒しながら生きていかねばならず、緊張が続き心も体も壊れてしまうこともあるので、父親も母親も気をつけてね twitter.com/sakai_kazuyosh…
ツイッターでもたまにイキってた人が急に被害者ポジションに収まるのを見かけるけど、DVの加害者が自分のことを被害者だと言うのと似てる もともとDV加害者は家で圧倒的な権力を思いのままに行使してた人間なので、それが少しでも邪魔されるとものすごく大きな被害を受けた気分になってしまうんだって
逆に本当のDV被害者は生き延びるために感情を麻痺させて、加害者を刺激しないように大声を上げずひっそりと生きてて、自分が被害者だということに気づきにくいんだってさ、被害者救済はそこから始まるのでものすごく大変な作業です
大声で「自分をDV加害者呼ばわりする奴もいるけど言われたけど自分はむしろ被害者だ!」と叫ぶ人は、本物の被害者かもしれないし、飼い犬だと思ってて舐めてたら実は人間だった配偶者に、思いがけず反撃されてプライドを傷つけられて怒り狂ってる加害者かもしれない、という可能性も考えときましょう
もし万が一本当に食べてもアレルギーが生じない鶏卵があるなら、それは卵白重量の60%を占めるオボアルブミンか、10%強を占めるオボムコイドのどちらか(あるいは両方)が全く異なるタンパク質に変わってるってことだから、そんな得体の知れないものは卵とはいえないのでひとまず食べない方がいいです
あーコレはダメだ 「ヒスタミンが検出されませんので卵アレルギーの方にも安心です」ってデタラメ言っちゃってるじゃん 卵食べたら自分の体内にあるヒスタミンが放出されちゃうのが卵アレルギーだからね はたらく細胞読んでる小学生でも知ってるよ… twitter.com/vlqhQAiKVCtqyj…
「虐待は起こしてはならないものだ、虐待は起きるものだなんてとんでもない発言だ!」とか言う人は、「火事は起こしてはならないものだ、起きるものだとして準備しておくなんてとんでもないことだ、消防署なんて潰してしまえ」とか言うのだろうか
内容に対しては特に興味はないんですが、 「女、子どもには、手を上げない」をやたらと強調する方は、「本当は女や子どもなんて力で簡単に従わせられるんだよ、それを我慢してやってるんだよ」という暴力性や支配性が滲み出てるのを自覚した方がいいのでは、と思いました hants.livedoor.biz/archives/52184…
手を振りかざして殴るフリをして、殴らずに「何ビビってんの」とニヤニヤする気持ち悪さ
複雑性PTSDの診断、単なる長期間の反復する逆境体験ということだけではなく、「逃れることが困難もしくは不可能な状況」というのがポイントだよなあ、逃げ場所がない上に逃げたらけちょんけちょんに叩かれるもんね、国民から虐待やDVを受けてたようなものだよ
やんごとなき方のPTSDはわかりやすいけど、日常外来にいらっしゃる体調不良の方のPTSDはわっかりにくいので、「そんなことでPTSD?」というのが拡がればいいと思うよ、本人も「そんなことで?」と思ってるはずだから
PTSDで体調不良?ってわかりにくいかもしれんけど、「自分の存在を抹消しようとしてきたあれがいつ襲ってくるかわからない緊張に24時間365日準備しておかねばならない状態」と考えると、そりゃ眠りは浅くなるし殺されかけたことが急に浮かんで動けなくなるし誰のことも信じられなくなるし、わかってよ
「たぶん失敗するだろうなあ」という人を見た時には「どーせ失敗するからやめとけ」という親切を装ったマウンティングではなく「困ったら助けを求めてね」と居場所を保証してあげることが必要だと思うんだけど、一度失敗した人間には二度とチャンスが与えられない文化では難しいのかもしれない
逃げ場所のない状態で「この条件を満たせばあなたはいてもいいです」ってのが延々と続けば人間っておかしくなるよ、無条件でいてもいい居場所が絶対に必要なんだよ
できないことをやれって言われたりため息をつかれ舌打ちをされ続けたり、誰かが怒鳴られ殴られ続けるのを目撃したり、特徴や失敗をからかわれたり、努力や挑戦を否定されたり、意見を許されなかったりが起こり続けるなら、そんな場所はいてもいい場所だと思えなくなるのは当たり前だよ
自分がいてもいいかどうかわからない場所で「ここにいてもいいですか」と問い続けながら、誰かの顔色を伺い自分がいてもいい条件を探し続けながら、そのための努力をし続けながら生き続けると子どものこころはどうなるよ
小児病棟での付き添い親の扱いが悪いってのは全くその通りでぐうの音も出ませんが、改善しても患者さんが増えるわけでもなし病院の支出ばかり増えるいっそ小児科無くそうとか反応しがちな経営側との板挟みで、こころを削られ感情を凍らせながら地域の小児医療体制を守り続けようとした結果である可能性