Masakazu Ide(@IDEmRes)さんの人気ツイート(古い順)

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いずれにしても、脳の解剖画像、血流の画像それぞれについての知見は、一定の人数の当事者と定型発達者の脳を比較し、統計的にある領域に差が見られたというものです。統計的に差が見られたとのことをもって、個人の脳を診ることで診断を下したり、所見を述べることができることには全く繋がりません。
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そのことは毎回参加者の方にお伝えしています。こと発達障害に関しては、そもそも発達障害の方自体の個人差が大きいため、脳画像から診断に応用することはかなり困難ではないかと個人的には思っています。ただ、特徴の理解から効果的な臨床介入の開発に結びつけるといった方向性はあり得ると思います。
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8月に発売される拙著の情報が解禁されました! 科学的な証拠から感覚過敏・鈍麻について一冊まとめて解説する初の書籍です。 感覚特性が「勘違い」「ワガママ」などではなく、脳の機能に由来することを知ってもらいたいと執筆した本書が多くの方に届くことを願っております。 amazon.co.jp/dp/4760826858?…
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記事を書かせていただきました。 ASDの方が不安障害を併発しやすいことや、不安が高まることで知覚が鋭敏になることについて解説しました。不安と過敏との関係は、実験で明らかにされているメカニズムに基づいて解釈できるもので、「気にしすぎ」などと理解されないよう知識が広まればと思います。 twitter.com/jsk_gakken/sta…
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聴覚過敏が強めの方が愛用されているSoundcoreというノイズキャンセリングイヤホンを紹介してくれました。 スマホ上で「交通機関」「屋内」「屋外」「カスタム」など、場面に合わせた設定を選択できるようです。人の声だけ拾ったり、完全に遮断したり選べてました。技術も進んできているのですねぇ。
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ASDの診断の男女比は4:1で男性が多いと言われていますが、4回の評価で発達の軌跡を追った研究で、1:1の男女比になったという研究。 ASD診断済みの妹弟(6ヶ月〜5歳)対象に観察式のアセスメントを行い、男女の評価バイアスを減らすための調整を行った結果。 spectrumnews.org/news/autisms-s… @Spectrumから
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読みました。 これまで本で読んできた当事者の体験が、いかに男性に寄っていたかを痛感するほど、多くの事例で描かれている内容が女性ならではの問題でした。 女性ASDの方の場合、基礎体温などの周期的な生理状態の把握が大事で、それに伴って感覚過敏や心理的状態が変化することを理解しました。
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おそらく脳波と思われる画像を使って定型の活動パターンとは異なるということで説明され、発達障害の診断を受けたという話を聞くことがしばしばあります。著名人が発信されたことで誤解が広まり、そのような医療を求める人が増えることを危惧しています。 過去のツイート↓をぜひお読みください。 twitter.com/IDEmRes/status…
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発信をしたご本人も、知識がないために脳活動に基づく診断内容を真剣に受け取っていると思います。 同じ形での診断を受けた方からも、私が述べたことについて、誤りであると批判を受けることもあります。 やりきれない思いになるこうした事態が広がらないように、科学的な情報が広がることを願います。
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1つ目のツイートの補足ですが、脳波だけでなく、光トポグラフィーも用いられているように推察されます。いずれもその活動いかんによって発達障害の検出をするということは、科学的にコンセンサスのある手段ではありません。
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元となった記事で話題になって、いま発達障害がTwitterのトレンドに上がっている状況はとても不安です。。これ以上、研究者の間では全くコンセンサスのない方法での診断が流布することのないように、私のツイートにも #発達障害 をつけて、少しでも目に留める方がいるようにしたいと思います。
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元となった記事で話題になって、いま発達障害がTwitterのトレンドに上がっている状況はとても不安です。。これ以上、研究者の間では全くコンセンサスのない方法での診断が流布することのないように、私のツイートにも #発達障害 をつけて、少しでも目に留める方がいるようにしたいと思います。 twitter.com/IDEmRes/status…
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某著名人の方の発達障害の公表について、その伝え方が主に問題として取り沙汰されて、根本問題である診断手法の問題は見過ごされています。脳波による検査結果については、多くの方は何気なく見過ごし、違和感を持たないでしょう。そしてまた新たにその診断を受ける人が現れる連鎖になってしまいます。 twitter.com/IDEmRes/status…
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この問題はいつも本当に悔しいです。いくら研究の立場から、科学的妥当性の観点で声を上げても、同じことが繰り返されてきました。今回の著名人の発信は特に影響力が強いと思われ、新たな連鎖の温床となると感じます。発言を問題にするというより、診断の問題点に目が向けられることを願っています。
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「僕の大好きな妻」で発達障害について、良い面も悪い面も表現しようという姿勢を見ました。これを窓口に、発達障害について関心を持つ方が増えたらいいなぁと思いました。近刊の自分のASDの感覚の本も、それに貢献できたらと思いました。そこに来て、こんな形での発達障害の広がり方は悲しいです。
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この件について最後のつぶやきにします。 rTMS(反復経頭蓋磁気刺激法)の適用について、現時点では日本精神神経学会が注意喚起をしています。 発達障害圏の疾患(自閉症、ADHD、アスペルガー障害など)..(一部省略)..に対する効果は、海外においても確認されていません。 jspn.or.jp/uploads/upload…
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脳波に基づいて発達障害の診断を下すことは、科学的に同意のある方法ではありません。 ADHDを脳波で診断?▶専門家「出来ません」⚠️日本精神神経学会や研究者から注意喚起も⚠️ADHDなど発達障害を磁気刺激で診断・治療することは出来ない。 togetter.com/li/1922092 #Togetter
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発達障害の判断が、診断の方法として研究に基づいたコンセンサスのない脳波を用いて行われたということ、著名人がそのような発信をしたことで、この手法による診断を求める人が今後現れることに問題の本質があると考えます。 この記事を読んでいただけたら幸いです。 dailyshincho.jp/article/2022/0…
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脳波の次は、fMRIまでADHDの診断に使われるという話が出てきて、愕然としています。。研究の段階でさえ、ADHDを個人レベルで特定できるfMRIによる特徴など聞いたことがないのに。そもそも、発達障害の検査にfMRIを導入できるリソースのある機関などあり得るのでしょうか。。 biz-journal.jp/2022/08/post_3…
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先日のスペースでご一緒した柏先生がAeraの取材に応じています。 発達障害の診断が脳波によって行われるような誤解が生じることへの懸念が示されています。 診断が実際にどのように行われるのか、正しい情報が広く知られることを願います。 dot.asahi.com/aera/202208090…
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大きな反響のあったスペースについて、ハフポフトさんが記事にして下さいました。とても良い記事でぜひお読みいただきたいです。 発達障害を脳波などで診断することは現時点では科学的同意がありません。そうした方法で当事者を一括りにすることより、個人の特徴に目を向けることが大切だと考えます。 twitter.com/HuffPostJapan/…
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ご恵贈いただいた書籍を拝読いたしました! ASD、ADHD、LDについて、漫画で平易に解説されています。それとともに、知識がある人でも、なるほど当事者はこんなことに困っていたり、対策をしているんだなと学ぶ部分がありました。 図書館などに置いて、発達障害の理解に役立ててほしい1冊です。
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ご報告が遅れましたが、SB新書から書籍が出ております。 ASDの方の感じる世界についての理解を深めるため、科学的知見や事例などを交え、広い層にも分かりやすいようにと意識して作られました。 ASDの方について理解を深めたい方が、比較的手に取りやすい内容かと思います。 amzn.asia/d/fe9COvS
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兵庫の武庫川女子大学で講演をさせていただきます! ASDの感覚の特徴を取り上げ、その神経メカニズムを紹介します。 講演をご一緒する中井昭夫先生からは協調運動についてのお話があります。 感覚・運動から発達障害を理解しようとする魅力的な企画です。 ハイブリッド開催でどなたでも参加できます!
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自閉症啓発週間に合わせて、本日から4月9日まで、SB新書の発達障害関連本が無料で読めます! 本田秀夫先生の著書などの中、私の著書「発達障害の人には世界がどう見えるのか」も選ばれています。 よろしければこの機会に覗いてみてください。 sbcr.jp/news/424/