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【サイパン島海軍落下傘部隊最後の突撃】
突如ラッパが鳴った。
前方を見れば、大隊附下士官が道路上で軍艦旗を振って居る。
『何をしてるんだ』
左後方で日章旗を振っているのが見える。
『陸軍だ!!陸軍がついて来るぞ!!』
不安が喜びに変わった。
百萬の味方を得た様な気がする。
『前進!!』
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それを聞いた男は警察に届出をし、所定の手続きを済ませると、晴れて習志野駐屯地に所蔵する事が決まります。
所蔵の日、男は二式小銃を担ぎ、息子に弾薬箱を持たせると、意気揚々と駐屯地へ入っていきました。
これが挺進兵が生命を託した二式小銃を今日でも多くの人が見る事ができる理由なのです。
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このエピソードは、
挺進第二聯隊第一中隊で編成された精油所急襲部隊BPM精油所急襲隊の小川弘軍曹の回想から引用しています。
ここでは怒られる小川軍曹ですが、
彼は作戦成功の立役者の一人で、精油所内の戦闘で八面六臂の活躍をしています。
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みんなの力で挺進兵をもっと有名にしてくれええええええ!!!!
もっともっとみんなに知って欲しいんだああああああ!!!!!! twitter.com/Ran_Paratroope…
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『歴史戦』と言う語彙自体が、
既に歴史へのアプローチ方法を間違えている気がしてならない。
歴史はあくまで紐解くものであって、
無闇に戦いの道具にしてしまうと、場合によっては戦う為の歴史に構成し直された『まがい物』を国として推す破目になりそうです。
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落下傘部隊に対する射撃が困難と言う話の続きです。
独軍の行った実験によると、
落下傘降下するダミーに一級小銃手が射距離160y(146m)で射撃した所、一発の命中に340発を要し、その倍の320y(292m)では1708発もの弾薬を要したとの事です。
こうなると自動火器による実験結果も欲しい所ですね。 twitter.com/Ran_Paratroope…
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こんなん笑うわ
皮肉の中にも知性が溢れる良い歌です。
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そして、
当事者やその家族の名誉を守る為に、関係者が押し黙っていた事実を、後世の我々が暴き出すが如く公開して良いのかと言う点については非常にデリケートな問題です。
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そうは言うが、一線将兵はアジア解放を目途として戦ったではないか、首脳部は資源獲得を目指したかも知れないが一線がその意識であった以上は双方正しいではないか。
と言う論者がいますが、戦争は国家の意思であり、その正当化方策や従たる目的を論って主たる戦争目的とすり替えるのは誤謬です。