大野左紀子(@anatatachi_ohno)さんの人気ツイート(古い順)

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安倍晋三は風刺画とか政治を主題にしたアートの類を終わらせたな。現実を超えてしまった。
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役に立つことした人にはお金あげますよって、こんなの露骨な囲い込みじゃないか。 都がアーティスト支援へ コロナで活動減、救済予算 | 2020/4/14 - 共同通信 this.kiji.is/62278356188707…
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最近になってテレビで芸能人などが「手を洗おう」とか「おうちにいよう」などと楽しそうに歌っているのを流すの、啓蒙のつもりだろうけどまことに鬱陶しいのですぐチャンネルを変える。そんなことは誰でもわかってるよ。逆に反発心を刺激するんじゃないかね、などと思ったりする。
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謝罪した岡村隆史の人気番組降板を求める根底に「過去に女性は些細なことで簡単に解雇されてきた」「女性芸能人は不倫しただけで全番組降板になった」ということがもしあるのだとしたら、それは仕返しの論理だし、女性が仕事を奪われた件は間違っていたと言えなくなってしまうので賛成できない。
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岡村隆史を「フェミニズムを学ぶ番組」に起用するという案もピンとこない。人がどのように改心したかを演出つきで見世物にするべきではない。それは個人がプライベートでさまざまな人間関係から学ぶべきこと。別に「フェミズムの番組」があってもいいとは思うが岡村を引っ張り出すのは悪趣味だと思う。
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矢部の発言、火消し効果への期待と良識アピールもあるのだろうけど、途中から「結婚しないからこんなことに」的な親戚のおじさんみたいな説教になってて、ホモソーシャルのクズ的発言をホモソーシャルに再回収の図こそ、日本の芸能界の限界だけでなく、「世間」の限界なんだろうなと思った。
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「気の緩み」という言葉の何に腹が立つかと言えば、こちらに全体責任、連帯責任を押しつけてくるものだからだ。そんな野蛮な言葉は断固として拒否する。
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「バイキング」ではすみとしこが提訴された件、完全に伊藤さん支持の立場で報道しているが、metooがハリウッドで始まった時、「まあ芸能界って枕営業もありますしねぇ」みたいなことをゲスト達が喋ってるのを坂上忍がニヤニヤしながら聞いてたの、忘れてないぞ。
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RT 漫画家達が伊藤さんの似顔絵を支持のつもりで描いている件ね。はすみとしこのあの絵に対抗しているつもりだろうが、ルッキズムも性差別に関わっているのになんでわざわざそういうことをするかなぁと思う。支持者は伊藤さんが「美しい」から支持しているのではない。
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「自粛」もそうだが「自衛」とは、一人一人の市民が必要に応じて自主的に使う言葉だ。為政者が使ってはいけない。
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美術界から非難轟々の「美術館女子」、発想が最近のNHKと同じだね。お堅く思われたくない、親しみを持たれたいというのが残念な方向に突出していくの。あとは若い女性にアピールできれば人を呼べる儲かるという資本主義消費ルールに乗っかった結果だ。
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余談だが昔、「ジェンダー入門」の講義をもっていた頃、ネトウヨの学生が受講者の中におり、最後のレポートで「大野講師はフェミナチ思想を押し付けようとしているので思想信条の自由を奪ったとして告訴も可能である」てなことを書いてきたことがある。学びの途中なのだなぁと思った。
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清掃員が、 バンクシーのことを知らず消した‥‥普通 バンクシーのことを知ってて残した‥‥常識的 バンクシーのことを知らず残した‥‥職務怠慢 バンクシーのことを知ってて消した‥‥よくわかってらっしゃる
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つるの氏のように「自分の中に差別という概念はなく意識をすることもない」と素朴に思っている人は多いだろう。そういう人に「意識しないでいるのは既にある差別を黙認しているから」と言っても通じないだろう。「あなたは気づいていないが実際のあなたはこうなのだ」と言われて素直に頷く人はいない。
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昔、美術家をしていた頃、ある店でマスターと喋っていたら、私が作品を作っているとわかった初対面の人が話しかけてきた。作品で食べているのかと聞かれたので「生活できるほど売れていません。別に仕事持ってます」と言うと、「じゃあ御趣味なんですね。素敵ですね」とまったく悪気なく言われた。
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安倍政権はまだ大衆向けの作り笑いをしていたが、菅政権はそれすら捨てて約一ヶ月の間に無表情でこちらの足元に次々杭を打ち込みに来ている感がやばい。
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RT よくわかる。大学非常勤していた時、○○についてどう思うか?と問うと「人それぞれなので好きにすればいい。ただ押し付けは良くない」など思考の跡のない回答が急に増えてきたのが2010年代だった。自分の意見を言うのを避ける傾向。「どう思うか?」ではダメなので「なぜだと思うか?」にしたが。
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思考パターンが「法で禁じられていないので自由」という現実追認的なところからなかなか発展しない。これは「法で禁じられているのでダメ」という考えに簡単に反転する。「法」が絶対化されていて、なぜ禁じられるのか?に踏み込む学生は少ない。
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女性をエロく描いた絵が好きで自分でも描いたりするし人の描いた絵もいろいろ見てみたいと思っているのと、殊更エロが必要ないところに突然あると嫌だなぁここでは見たくないのにと思うのとは、両立する。そこをわかってなくて、相容れない欲望だと思っている人が結構いるんじゃないかと感じる。
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RT これ、10年近く前に感じていた。提出物や作品を批評すると、「でもすごく頑張ったんですけど」とか。とにかく自分の努力をまず評価せよという気持ちがとても強い。小学校くらいから「頑張った子が偉い」というような教育を受けすぎているような気がする。
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ただ頑張るだけではダメなことがあり、そんなに頑張らなくてもできちゃうこともある、という現実を見ていかないと、自分より年収や学歴の低い人を「努力してないんだろ」と見下すような人間になっちゃうよなぁ‥‥。
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ファミマの「おかあさん食堂」問題やっと追いついた。ハウスの「私作る人、僕食べる人」から45年ですね‥‥。「おかあさん食堂」というネーミングは、共稼ぎ家庭が多数となり夫も家事をするのが当然という考えが行き渡った現代において、母親が常に台所にいた時代へのノスタルジーなのだろうが、→
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これが単なるノスタルジーとして全面的に許容されるようになるには、性別役割分業が完全になくなっていることが条件であり、今はその過渡期(?)なのでまあ反発も起こる、ということかな(私は「おーい、お茶」もなんとなくだが嫌だった。ヤメロとは言わず買わずに済ませていたけど)。
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だからこういうのは、言葉狩りだとか何とかではなく、ノスタルジーをどう取り扱うかの問題ではないかと思う。「最近は何かいろいろ行き過ぎている。昔は良かった」という思い(私も持つことがある)を様々な場面で多くの人が感じれば感じるほど、ノスタルジーは醸成され時にイデオロギー装置ともなる。
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「おかあさん食堂」という言葉で実際に郷愁を覚える人は少なくて、「昔の母親は割烹着で台所に立って手作りおかず作ってたらしいな。自分は知らんけど」と思う層がコンビニ惣菜利用者の大半だろうにも関わらず、ステレオタイプがノスタルジーを喚起する像として提出されている点はちょっと興味深い。