551
現代国際政治で、米国の違法性を裁いた事はない。ベトナム、イラク、アフガンで敗戦したにも関わらず。また大量破壊兵器の使用、グアンタナモに見られる拉致監禁。日々展開される暗殺。国際刑事裁判所規程から逃げる無法国家米国の傲慢。これを裁く事が必要で、実施しない限り、米国の勘違いは続く。
552
米国の戦争広告代理店は儲けを競いフェイクを流す。30年前の湾岸戦争では「油まみれの鳥」の映像を流し、イラクの非道と喧伝。重油流出はアラスカでのタンカー事故だった。イラク兵が新生児を殺めたというナイラ証言に、イラク戦争での大量破壊兵器疑惑。憤激に耐えない。我々は道理を問い続けていく。
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ウクライナ情勢について、日本の世論は情報源が偏りすぎている。ここまで米国が煽ってしまえば、謀略でも仕掛け軍事衝突に持っていくだろう。仏、独、ロ、ウのミンスク合意による停戦を支持すればいいものを、逆にウに武器を供与。和を破壊したのはアングロサクソンだ。和平の反動勢力こそ米国である。
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「風邪」でもマスクをして自宅で休むところを、東京の「山手線ノーマスクデモ」なる迷惑行為に及んでいた不届き者の中で、40度の高熱を発症している者がいるという。因果関係は分からんが、弊会はコロナ発生直後から、ワクチンの接種、マスク・手指消毒を呼びかけ「正しく恐れる」対策を励行している。
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米国のご都合主義は、今に始まった訳でない。アフガン、イラク等で無差別に民間人を殺傷したが、この問題を審理、裁く国際刑事裁判所の加盟を拒否。国際基準を決めたローマ規程を一度は署名。だが途中から署名を撤回。逆に国際判事に個人制裁を科す等の報復。思い上がりも甚だしい。道理にあわぬ事だ。
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米・エマニュエル新大使が、ツイッターに「米国は1950年代から、北方領土問題で日本の立場を支持している」と書き込んだ。ならば、サ講和条約締結時にソ連のボイコットと条文違反を厳しく非難すべきでなかったのか。だが、冷戦の最中でも北方領土問題には言及せず。 所詮はリップサービスと二枚舌だ。
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ソ連の北方領土上陸・占拠の背景には米国の多大な協力「プロジェクト・フラ」があった。近年公文書から明らかになったが、なぜか中央(東京)の報道機関は、その事実を報じない。不思議でならない。「不都合な真実」ということだろうが、北方領土問題を拗らせ、いつまでも対米従属を正当化させるだけだ。
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「シナ」「三国人」等々の挑発的言動から「差別主義者」とよく批判されていた故・石原元都知事。だが、関東大震災の折に虐殺された朝鮮人被害者への追悼メッセージを送る良心は持っていた。その追悼メッセージを取り止めたのが現・小池都知事だ。あらためて疑義を表明したい。
twitter.com/issuikai_jp/st…
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NHK「シブ5時」の中で岩田明子氏は「歴史戦チーム」について「政権の歴史認識に基づき 事実を集め検証を進め 国際社会の理解を得る目的」と説明したが、本末顛倒してはいまいか。歴史認識とは、公平・公正に集められた事実を検証した上で得られるものだ。恣意的に「事実」を取捨選択するべきではない。
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「歴史戦チーム」「政治家をヒトラーにたとえるのはヘイトスピーチ」と。ネトウヨの世迷言のような主張が、識者のものとして続けざまに公共の電波からお茶の間に垂れ流された。先日も書いたが、歴史の暗部は暗部として認め、誇るべきを誇るのが誠実な愛国心ではなかろうか。公正な精神が失われている。
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クアッドへの同調、礼賛を叫ぶだけが愛国運動ではない。日本の真の独立、主権恢復を志向し、歴史、伝統、文化、国益を守る闘いは、今日的にはグローバリズムの波に抗う発信、行動、問題提起が必要。公共サービスの民営化は地域社会の破壊に繋がる。社会的共通資本を効率、営利だけで語ってはならない。
562
ポツダム・ジャパン体制から米中新冷戦体制に移行する中、わが国の歩みも大きく変わろうとしている。米国のエマニュエル新大使が述べるように「米国と緊密な関係を築く最良のチャンス」と指摘されるが、これは米国の思うがまま国際的に動ける日本の創設に他ならない。我々は改めて従米改憲に反対する。
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郵政民営化の煽動者は20年前、「民営化によりサービスは良くなる」と主張していた。ところがゆうちょ銀行は硬貨取扱を有料化。参拝者の善意の1円が神社の経営を逼迫、賽銭を電子化する神社から、両替業に乗り出す神社まで出てきている。これは新自由主義による社稷の破壊だ。
tokai-tv.com/tokainews/feat…
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先週のNHK「アナザーストーリーズ」は酷かった。イラクのサダム・フセイン元大統領を題材にしていたが、イラク侵略の誤りを認めた元CIA幹部の証言は扱いながら、それに伴う戦争犯罪を問う姿勢は皆無で、イラク人が大勢殺害された現実を無視した。「独裁者サダム」を一方的に断罪する醜悪番組であった。
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米国が「人権」を名目として、中国、ロシア等を批判することがあるが、米国自身の人権抑圧は批判されることはない。キューバのグアンタナモ基地には多くの抗議者が不当逮捕され、長期に渡り収容、拷問を受けている。米国が「人権」を説くのなら、まず自らの行為を反省し、グアンタナモ基地を閉鎖せよ。
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米軍人、軍属の出入国管理の杜撰さがオミクロン株感染拡大の起点となったことを弊会は何度も指摘してきたが、政府当局は、平成8年の検疫に関する日米合同委員会合意でその対応を誤魔化している。主権国家とはいえぬ対米厚遇だ。知己の元米海兵隊員は「いや未だ占領中だよ、トモダチじゃない」と嘆く。
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南京事件の犠牲者数について、偕行社の推定は多くて1万3千人であったと訂正のリプライを頂いた。具体的数字を挙げなかったことをお詫びしたい。だが、中共の喧伝する30万人は嘘っぱちにせよ、数千でも数万でも虐殺は虐殺だ。現代戦同様、軍が首都攻略以後の捕虜収容所を用意していなかったのは問題だ。
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たとえば南京事件の犠牲者数。昭和12年末に日本軍が南京市民を数万人虐殺したというのは、偕行社の旧軍関係者が確認した、紛れもない史実だ。その上でわが国を愛するか、愛せないかという議論をしなければいけないのに、「ファクトと認めては愛国者ではない」と居直るのは、それこそ愛国心が足りない。
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ファクトがフェイクより面白いこと、味わい深いこともないではないが、ファクトとはたいてい味気無かったり、自分にとって不都合なもので、確認作業は苦痛を伴うものだ。だが、その苦痛を経ずして面白おかしいもの、自分の心地良いものばかりに触れていては、ひいては道を踏みたがえることにつながる。
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東京工業大学といえば、理系の名門大学で有名だが、以前から面白い試みをやっている。学生に試験教養だけでなく、志の素養と言っていいかも知れないが、文系の思想、哲学を学べるコースを設けているのだ。実にいい試みだ。エコーチェンバーになりがちな空間で、敢えて志を学ぶ。志は人生を豊かにする。
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「米軍基地を自然な風景にしてはならない」として、主権国家の中に「これ程までに長く、多く、特権を享受してきた他国の指示系統で動く治外法権組織が存在していいのか」。再度問題提起したい。これは日米離間どころか、「ピンの蓋」論への警鐘だ。自衛隊は米軍指揮暗号でなければ動けなくされている。
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米軍特権の問題を取り上げると、「日米同盟を離間させ、中国を利するのか?」と指摘されることがある。だが日本は独立国であり、主権が侵害されている現実は無視できない。我々の目標は自主防衛としての改憲と国軍の創設だ。その上で従属的な安保条約に代わり、対等な「日米友好条約」を締結すべきだ。
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BS番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」の中で、お金をもらって五輪反対デモに参加したという人物について、実際に参加した事実はないとNHKが捏造報道を認め謝罪した。字幕をつけた番組制作サイドに「金をもらわなければデモに参加するはずがない」という下心があったのは明らかだ。人を侮辱している。
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日本は国際的な出来事の正確な情報を得るのが苦手だ。もし得ていたとしても米国に気兼ねして、正しい発信を控えてしまっている。その結果、日本人は正しさと主体性を問わなくなってしまった。実に情けない。正しい認識がなければ、国の進路も間違いだらけになる。同調報道は天下国家を曇らせるだけだ。
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小選挙区制が衆議院選挙に導入されて30年近いが、政治は完全に「劣化の30年」だ。政党の公認候補として、政治信条はコロコロ変わり、何も考えない議員が党の操り人形になって保身のみ。売国的政策もロクに議論せず、国会を通過。大部分の民意は反映されてない。日本再生のため選挙制度を見直すべきだ。