576
アントニオ猪木氏が逝去。あの勇ましい「元気ですかーっ」という気合の入った声が聞けなくなる。残念だ。元プロレスラーという顔もあるが、北朝鮮を訪れ師匠の力道山を偲ぶプロレス大会を開催したり、拉致問題解決の糸口を探るなど人道主義者として行動的に動いた。レコンにも登場して頂いた。合掌。
577
安倍元首相の国葬が明日にせまった。岸田首相は故人の「積極的平和主義」の遺志を活かすため、プーチン、ゼレンスキー両大統領を招待し、停戦=「令和偃武」を提案する位のプレゼンスを発揮すべきだった。それでこそ国葬に意味が生じる。結局そんな発想もなく、従米改憲の音頭取りに使われる事になる。
578
「終戦の日」先の大戦で尊い命を落とされたすべての軍人、民間人の御霊に対し、鎮魂、慰霊、哀悼の誠を捧げさせて頂きます。「戦争と言う国家間、地域間の武力を用いた悲惨な衝突に断固反対し、世界の平和が維持されるよう祈り、発信、努力をしていきたい。また、わが国の覇権国への従属参戦反対」
579
小選挙区制が衆議院選挙に導入されて30年近いが、政治は完全に「劣化の30年」だ。政党の公認候補として、政治信条はコロコロ変わり、何も考えない議員が党の操り人形になって保身のみ。売国的政策もロクに議論せず、国会を通過。大部分の民意は反映されてない。日本再生のため選挙制度を見直すべきだ。
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この度、財務事務次官になる人物は国民の為に尽力されてきた方であろうか。森友問題でウソを付いて政権の恥の上塗りをした人物ではないのか。正しさよりも、悪事に苛む自殺者が出ようが政権への忠犬ぶりを示し御仁だ。権力犯罪を看過する事は許されない。財務省に正義の太田ありと言われて欲しかった。
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ウクライナ情勢での報道は酷すぎる。価値観誘導はGHQ並みで、占領下の「軍国日本」否定と全く変わっていない。「米国の主張・政策は正しい」とキャスター、コメンテーターが喋りまくっている。真実を語ると視聴率が低下するのか、内外からの圧力に怯えているのか。わが国を思考停止の奴隷にしている。
582
5月10日 朝鮮大学校の行事が延期となったが、警察に守らる形で愚劣な妨害ヘイトがあり、カウンター抗議も大きな批難の声を上げた。ヘイトの主張には説得力がない。単にアリバイ証明だけ。断固文句があれば直接現地に乗り込み抗議をする手段もある。インパクト大だ。改めてヘイトの愚劣さを見た思いだ。
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国際人権団体のアムネスティが 「ウクライナ軍が居住地域に軍事拠点を設置し、自国民間人を危険にさらしている。これは国際人道法違反だ」と声明を発表。ウ軍は学校や病院などの施設に軍事拠点を設置、カモフラージュ使用。「この戦術は民間人を弾除けにさせるだけ」と。やっと実態が指摘され始めた。
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弊会は前々から、米軍関係者の出入国制限が適用できない状況を問題視してきたが、在沖キャンプ・ハンセンの日本人従業員がオミクロン株に感染。基地内でクラスター発生の可能性。感染防止の観点から、日本側は米軍に対し、立ち入り・出入国制限・感染状況の通報を徹底させるべきだ。主権の問題である。
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自民党総裁候補筆頭と目される菅官房長官のスローガン「自助・共助・公助」に、弱者切り捨ての自己責任論的ニュアンスが感じられるとの批判が集まっている。だが、これは菅氏個人の問題と言うより、何十年も新自由主義路線を進めてきた自民党の問題だ。叩き上げ宰相に是非、その路線を修正してほしい。
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河野防衛相によるイージス・アショアの配備計画停止はまさに英断と言える。だが小野寺五典元防衛相ら与党議員から批判が続出。安全保障における日米協力への悪影響を懸念する声まで出た。しかし彼らの憤りは「事前説明がない」という類いであり、どれだけアショア自体を検証して来たかの議論ではない。
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コロナで今度は「医療崩壊」から「医療壊滅」を生んでいる。以前書いたが、欧米より死者も感染者も遥かに少ない日本で何故こんな事が起こるのか。新自由主義路線に原因がある。結核病棟を縮小させる等、感染症対策を怠って来た結果だ。保健所も半減状態にある。人より利益優先の功利主義政策の弊害だ。
588
「憲法のみならず、その上に存在する日米安保条約を見直さない限り戦後体制の脱却はない」とは我々が尊敬する戦闘的ナショナリストの重要な指摘だが、保守を標榜する政治家が日米地位協定の見直しを忘却したまま、従米改憲だけに進むことは、安保奴隷の思考に堕落しきってしまっている証明と言える。
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ようやく自民党内から安倍政権にものを言う動きが出てきた。衆参両院議員45名の自民党議員有志が、消費税を事実上ゼロとする提言書を西村康稔経済再生相に提出したのだ。この動きが今後どうなるかは未知数だが、政権の弛緩と腐敗は極に達している。今こそかつての青嵐会的集団の復活が必要なのだ。
590
岸田政権の閣僚がバタバタと更迭されている。山際氏にしても葉梨氏にしても、言葉が軽すぎる。ユーモアにしても、アウトな表現はギリギリで避けるという作法がない。偏差値試験では優秀だったかも知れないが、人としての知恵、経験値が足りない。何より職責に必要な誠がないのだ。政治家の意識刷新を。
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やらずぶったくり以外の何者でもない在日米軍駐留経費負担(いわゆる「思いやり予算」)だが、現政府はこれを無くすどころか、逆に増額する方向で調整に入ったという。令和4年度の予算案に盛り込むとの事だが、現在ですら2017億円もの負担があるというのにこれを更に上積みするとは「貢ぐ君」か!
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日本は独立国なのか。我が国の主権は駐留米軍に及んでいるのか。実は米軍機が日本の国土に墜落しても全く及んでいない。米軍のヘリコプターから部品が落下しても、日本側が捜査、回収出来ないのだ。米軍は機密・公務を盾に事故原因を明らかにせず、再発防止も有耶無耶である。地位協定を是正すべきだ。
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ナイキが日本国内での人種差別を批判するCMを公開し、「日本人への逆差別だ」などというネトウヨも含め、様々な議論を呼んでいる。CMの内容自体に異論はないが、ナイキもまた後進国の労働者を劣悪な環境で使役し、渋谷区での野宿者排除に加担したグローバル企業の一員であることは、忘れずにいたい。
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鳩山一郎元首相は、衆院議員として終戦からちょうど1ヶ月後の9月15日、朝日新聞の紙上で原爆投下を国際法違反として厳しく批判。日本の政治家として初めての、公の場での批判であった。ところが、鳩山氏はGHQにより公職追放となり、朝日新聞は数日間発禁処分を受ける。WGIPを象徴する出来事であった。
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ホロコースト揶揄のコントが非難され、演出担当の小林賢太郎氏が解任。ユダヤ団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」からの抗議だが、開会直前は五輪のボロボロ感に追い討ちを掛けている。組織委も問題だが、一方でイスラエルによるパレスチナ虐殺は黙殺か。ユダヤ・タブーのダブスタに踊るな。
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かつて「日本敗戦で犬が去り、豚が来た」と台湾独立派の人々が語っていた言葉が思い出される。台湾の李登輝元総統が7月30日に死去。享年97歳、巧みな人心掌握術で漢民族史上初の民主政権を、それも血を流さずに達成した功績は大きい。親日家でもあり、まさに現代東洋の最高の賢人政治家である。合掌。
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消費増税がこれほど国民の反感を買うのは、大企業に対する優遇税制が存在するからだ。今の税制では大企業が得する抜け穴が多過ぎる。特に米国の巨大IT起業(GAFA)に対する課税は甘すぎる。いい加減米国のご機嫌取りは止め、国家主権を行使する国とスクラムを組み「デジタル課税」導入を提起すべきだ。
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昨年末の「徹子の部屋」でタモリ氏が黒柳徹子氏に「来年はどんな年になる」と問われ、「新しい戦前になるんじゃない」と即答。 昨今の時代の空気感を体得した言葉だが、的を得ている。一見矛盾する表現を使い「新しい戦前」と意味付け、皆へのメッセージとしたが、仕掛け国まで言及すればよかったな。
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我々の活動は、戦後体制打破であり、自主独立、主権回復、自主憲法制定、日米安保条約破棄、日米地位協定改定等だ。この75年駐留米軍基地は日本に存在しているが、皆、基地が当たり前のような風景になっている。自然に溶け込んで違和感もない。ちょっと待ってくれ、これって植民地感覚と同じですか!
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相変わらずマスコミの忖度報道が酷い。香港の状況はそこそこ流すのに、それよりはるかに犠牲者数の多いイラクの状況を全くと言っていいほど流さないのは一体どういう了見なのか。政権チェック機能低下だらけの「手心」報道をしている暇があるなら、メディアの原点に帰って問題を少しでも伝えるべきだ。