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地方に住んでた頃。バイトの日以外はギャンブル。食事は基本コンビニ。給料は貯める事なく稼いだ分だけ使う。そんな自堕落な生活をしてた。面倒見がいいバイト先の先輩はそんな僕にいつも気にかけてくれてた。「飯は?」「体調は?」「お金貯めてるか?」正直過干渉してくる親のようでウザかった→
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現場にいた時。レジ前で叫ぶお客様「ふざけんな!タヒんで詫びろ!」確かにこちらの不手際だった。でも”一線を越えた言葉の暴力”に謝罪してた従業員も泣き崩れ、隣にいたお客様の家族も「もうあなたいいじゃない!やめてよ」と制止するも暴言の雨が続く。対応した人はそのまま鬱になり退職する事に…→
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→会社と相談して法的手段に。後日お客様が来店され謝罪をすると思いきや「そういうつもりじゃなかった。本気じゃなかった」一緒に来られた家族も「会社に知られては困ります」と続く。空いた口が塞がらないとはこのこと。毅然と対応するこちらと取り下げてほしい相手との話し合いは物別れに。→
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→最後に奥様から会員カードを顔に投げつけられ「この人でなし」と捨て台詞。二度と来店する事はなかった。カードが顔に当たった痛みよりも心が痛んだ。言葉の暴力は体ではなく心を傷つけるもの。そしてその傷は他人から見えないから”これぐらい大丈夫だろう”と判断しがちだ。→
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→判断するのは自分ではなく相手。そして言葉は発すれば取り消すことはできません。「つい」「冗談で」「本気じゃなかった」こういう言葉はいつか【事故】を生む。どうか口に出すその前に【言葉のシートベルト】を忘れずに。今日も会話は【安全運転】で。
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現実世界だけじゃありません。SNS上でも一緒です。言葉を文字にして発信する。その前に「自分や自分の家族が同じ言葉を言われたらどう感じるか?」「傷付かないか?」一人でもこの気持ちがあるとより優しくなれると思います。【言葉の事故】を防いでいきましょう。自分だけじゃなく周りの人のためにも
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『僕はただ落とし物を届けようとしただけなのに…』
交番の中で警察官二人に囲まれ、肩を落としている自分。遡ること1時間ほど前。通勤でいつもと違う道を行き公園を通ろうとした時、小さいバッグが落ちていた。あまり汚れておらず、今落としてたような状態。仕事に遅れたら嫌だし、このまま→
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→「あの公園では同じ時間に落とし物が何度か報告されている履歴を発見したんです」そう、あのバッグは【落ちてた】のではなく【置かれてた】。拾った人が交番に届ける前かその後に同じやり取りをして示談金を逆にもらっているのではないか。との推測。警察「どういうことか説明してもらえますか」→
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→焦る男性の表情が全てを物語っていた。意気消沈する自分に「こういう事は稀です。実際はほとんどの人が本当に落とし物をして困って訪ねてくるんです。届けてくれたことは素晴らしいことですよ。気を落とさないでください」僕のことを信じて、落とし物履歴を見てくれた警察官の言葉が心に沁みた。
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あの出来事があってからも落とし物があれば当たり前に届けている。本当に困っている人がいるかもしれない。そして僕自身も同じように「困る人」になる事だってあるのだから。”正しい行動”は無駄にはならない。あなたの良心に気付いてくれる人は絶対にいます。今日も”正しく”進む勇気をあなたに。
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「Twitterには”奇跡”がある」
そういう内容を見ると『いやいやそんな大げさな』とさっと流すのが当たり前だった自分。ちょうど1年前の11月22日のツイートはそんな心情からか「いい夫婦の条件って何だろう。離婚した僕には分からなかった」からの書き出し。それがまさかこんな未来が待っていたなんて…
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祖母は出前を取ったあと、必ず食器を綺麗に洗い、拭いてから玄関先に返却をしてた。理由を尋ねると「”きれいに食べる”というのはね、”食べたあと”までのことを指すのよ」徳を積む人の言葉は深かった。
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職場の同僚も食べ終わったあとの弁当箱を毎回職場で綺麗にしてた。理由を尋ねると「洗い物が1つでも減ると妻の負担が軽くなる。ほんの少しだけどこういう細かい家事をなくす努力はしているんだ」なるほど。徳を積むことは夫婦仲にもつながるんだな。と、さらに納得した。
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「まだ未清算の商品お持ちですよね?」
やっと捕まえた。
『・・・』
女性は黙ったまま静かに頷く。そのまま事務所に連れていき、盗んだものをオーナーと二人で確認していく。盗んだのは菓子パン2つ。身分証明書の提示を求めたが運転免許証も保険証もない状況だった。決して綺麗とは言えない身なり→
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→経済的に困窮しているのが雰囲気でわかった。一商店の万引きの被害は小さい金額でも影響が大きい。それに犯行を重ねていたのは把握してた。絶対に許せない。警察に突き出してやる。
「通報しますね」
と受話器を取ると”待て”とオーナーが手の平をこちらに向けた。ゆっくりと手をおろすと女性に→
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→「何故」と、問いかける。『お金に困っているんです。頼れる人もいない。どうしたらいいのかわからなくって…子供と自分用にパンを盗みました』目に光が無く淡々とした口調で話す。
話を聞いてオーナーは立ち上がり1枚のA4の用紙を手に取った。そこには経済的な支援についてまとめてあり→
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→市役所の対応窓口の電話番号がびっしり書いてあった。
「今からこの紙を持って自分がもらえる支援を市役所に行って確認してきてください。終わったらまたお店に子供と一緒に一度戻ってきてほしい。パンは一旦こちらで回収します。」
正義感が強かった自分はオーナーの対応が許せなかった→
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→『他のお店に行って同じことをするに決まっている。どうせ戻ってこないですよ!』
「いいか。ああいう人は誰かが手を差し伸べないといけないんだ」
別にオーナーがそうするなら勝手にすればいい…とモヤモヤした気持ちのまま売場に出ていった。
驚くことに夕方になって女性がお子さんを連れて来店→
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→手続きが無事に終わったらしく、経済的な支援を受けられるように今審査を進めているとの事。オーナーは女性に
「子供に胸を張れるような生き方をしなさい」
と、パンを2つ渡し、男の子の目を見て
「お母さんはこれから頑張るんだって。良い子でいてあげてね」
と、やさしく語り掛けた。→
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→男の子はオーナーの目を見て力強く頷く。その様子を見て、はじめて女性が声をあげて泣いた。
僕は一つの”正解”の形を見た気がした。
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オーナー自身も過去に生活に困った事があり、それで必死に情報をまとめたのが”あのA4用紙”だったことを後に聞いた。本来なら警察に通報するというのが世の”正解”なんだろう。だけどオーナーの対応した形も一つの”正解”だと感じた。最後にとても大事なことを一つ。もちろん万引きはしてはいけません…。
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僕の発信は「気付き」そして「キッカケ」がテーマです。日常生活の中での「気付き」を発信し誰かの考える「キッカケ」になれたらという想いを胸に続けてます。共に歩んでくれる仲間がいると心強いです。
フォローは励みになります!
→@psypsytuki
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電車の中にて。子供が靴を履いたまま座席の上でキャッキャッと外の景色を眺めている。周りはイライラし、迷惑そうに。すると隣で座ってたおばあ様がニコニコの笑顔で「かわいい靴ですね」と一言。母親がハッとし、慌てて靴を脱がせる。おばあ様のスマートすぎる伝え方に立ったまま白目剥きそうになった
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小学校の頃イジメを受けてた。先生に相談すると、内容を細かく知りたいとのこと。話したくない内容も隠さずに話すと最後に「それはイジメじゃないよね(笑)」心の中で何かが割れた音がし、僕の小学校生活は”絶望”の二文字で幕を閉じた。イジメか否かは「する側」じゃない「された側」が判断するんだよ
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祖母から教わった言葉「100個悪いことがあっても実は100個良いこともおきているものなの。ただ自分が気付いてないだけ」色々うまくいかない日に『心のお守り』として持っている。運は良し悪しではなく気付けたもん勝ちだね。