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駅前で叫ぶ男性。怖い形相でカッ、カッと靴音を大きく鳴らし往復。誰かと言い争ってる様子だが肝心の相手がいない。いきなり暴れたり周りに何かするんじゃないかとヒヤヒヤ。すれ違った時にハンズブリーで通話中だった事にはじめて気付く。スマホの画面で表示してた110番ダイヤルの画面をそっと閉じた
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「周りが話を聞いてくれなくて、アドバイスがほしい」という相談を持ちかけられた。ふむふむ、なるほど。と、話を聞いた上で『〇〇するといいんじゃないかな』と伝える。すると「でも、〇〇なんです」と”後だし”の情報が追加された。『じゃあこうしたほうがいい』と伝えると「でも、〇〇なんです」→
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祖母から教わった言葉「100個悪いことがあっても実は100個良いこともおきているものなの。ただ自分が気付いてないだけ」色々うまくいかない日に『心のお守り』として持っている。運は良し悪しではなく気付けたもん勝ちだね。
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百貨店にて。『「相手を喜ばせたい」とか「驚かせたい」って気持ちは自分勝手なものなの「相手のほしいものを前もって聞く」それこそが「気遣いができる紳士」って事じゃないかしら』相手にサプライズで贈り物を選んでた自分にマダムの言葉が突き刺さりすぎて化粧品売り場で白目剥いた
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妻の祖母が亡くなった。”おばあちゃんっ子”で誰よりも辛いのに「私は大丈夫」と気丈に振舞う。そんな妻を僕は静かに肩を抱き背中をさする「おばあちゃんありがとう」花を周りに手向ける時に初めて妻が声を上げて泣き、僕も同様に涙を流す。悲しみは一人ではなく、二人で乗り越える。それが夫婦の在り方
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離婚した僕は「幸せになる資格がない」と感じてた。だからその後の恋愛では相手の幸せだけを考えてた。妻はそんな僕の様子を見て「私だけが幸せになってもダメなの。二人一緒に幸せにならなきゃ」と、叱ってくれた。過去に何があっても幸せになる権利はある。そんな大切なことを思い出させる言葉だった
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僕は運動不足の会社員。息子の運動会。幼稚園の近くが自衛隊で地獄だった。家族リレーはパパの番で最下位に転落、親子障害物競走の”障害”も高レベル、大玉転がしも周りは戦車並みの速さ。普段から訓練しているマッチョ軍団に勝てるわけがない。唯一助かったのはテントの設営と撤去が超早かった事かな
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昼休憩中に”ピコッ”とチャットの通知。
名前を見て「あぁ…また何かあったのか」と察する。彼は社内恋愛の末に結婚。夫婦はそれぞれ違う部署で勤務している。
僕は彼の奥さんと過去に一緒に仕事をした経験があり、夫婦共にチャットでやり取りをする。そんな仲だった。→
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仕事一筋の父が定年退職。お祝いも兼ねて実家に。父が玄関を開けて出迎え、そのまま後ろを着いていく。後ろ姿を目で追うと子供の頃あれだけ大きくたくましく見えた背中が小さく感じる。階段を上がる足取りもゆっくりだ。家族全員で食事をして一息つくと僕の仕事の話に。→
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【こちらにお並びください】案内されたのは1台のセルフレジ。進まない列の先に困った顔でタッチパネルを見る人。操作がわからずに止まる指。並ぶ人の貧乏ゆすり、「まだかよ…」の声。誰も助けない嫌な空気にたまらず『お手伝いしますね』と操作。「わかるのがふつうでしょ」って反応はおかしいよ…。
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会議後の飲み会。毎回ハンドルキーパーを当番制で決めている。今回は僕が当番だ。もちろんお酒を呑まずに顔を赤くした皆と楽しく談笑してた。「お待たせしました!ウーロン茶一つですね」『ありがとうございます』と、運ばれたのを一口呑むと舌先に感じるアルコールに思わず、えっ…?!→
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次の会議まで時間がない…と、お昼ご飯にカップラーメン。コンビニのポットでお湯を入れようとすると”購入した商品以外利用禁止””熱いのでお気をつけ下さい””冷凍食品の解凍はご遠慮ください”と注意書きのシールまみれだった。書いてある事は普通に考えれば当然なことばかり。→
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「トイレで大けがした」出勤時間に現れなかった同僚からの連絡。転倒したのではないらしい。どうやら汚れを取ろうとして熱湯をかけ、水を流したところいきなり割れて破片で手を切ってしまったとのこと。しかも何針か縫う大けがだった。トイレって食器と一緒で”陶器”なんです…ホント危険なのでシェア
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超怖い話。「あっ!花子さん!」店員さんが血相を変え猛ダッシュ。誰が来たんだ?様子を見てると、厨房に戻るや否や手に何か持っている。店内を右往左往する店員さん。今度はこちらのテーブルへ慌てて走る。よく見ると目線は常に下向き。そしてこちら向かってきた”花子さん”を見て僕は白目を剥いた…
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身内が倒れて周りは大慌てする中、一番冷静”だと思っていた”自分が119番。オペレーターに『年齢はおいくつですか?』と聞かれ自分の年齢を回答した事があります。普通に考えれば”ありえない話”なのですが、人は本当に焦った時は思考がバグります。冷静になった”つもり”の時ほど慎重に。
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「Twitterには”奇跡”がある」
そういう内容を見ると『いやいやそんな大げさな』とさっと流すのが当たり前だった自分。ちょうど1年前の11月22日のツイートはそんな心情からか「いい夫婦の条件って何だろう。離婚した僕には分からなかった」からの書き出し。それがまさかこんな未来が待っていたなんて…
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ファミレスにて。「優勝おめでとう!」空手の大会が終わり、子供も保護者もみんな集まっての食事会。自分は車の送迎での付き合い。食事だけでも…と誘われ参加。優勝した子供の隣には兄弟が座っていた。
お子さんが二人いる家庭で優勝したのは次男。
隣の長男は気配を消してもくもくと食べている。
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『みんな幸せそうね』
認知症の祖母を乗せた車いすを押し、
公園の横を通る時に公園で遊ぶ子供を見ている時に聞こえた一言。
「そうだね」
と応える自分。優しい気持ちを込めて言った言葉なんだろう。そう思って顔を見ると、目を細め、とても険しい顔つきなのに驚く。
「どうしたの?」→
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ミ〇ドにて。「今日はポンデリングにする!」「私も!」とトングを手に会話する姉妹。…と、目当てのドーナッツは1個だけ。するとお姉ちゃんは「やっぱりこっちにする!」と別のドーナッツをトレーに。後ほど見たのは違う種類を半分ずつにして笑顔で仲良く食べる姉妹。シェアすると美味しさも2倍になるね
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友人集まっての食事会。「どこからが浮気だと思う?」最近新しい彼女ができた1人が悩みを打ち明けた。男女の友情が成立すると思っているタイプで、異性の友人が多いとのこと。僕も彼女の事は知っていて、確かに性格は明るく社交的で誰に対しても気軽に話すタイプ。心配する気持ちはわかる気がした。→
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僕は上司から理不尽なことで怒られた時、脳内で”暴れん坊将軍のbgm”を流してます。「こんなこともできないのか?」と真っ赤な顔でキレる上司。その裏で流れる”暴れん坊将軍”のテーマ曲。『上様、めっちゃご乱心やんw』と、自分のメンタルダメージを約85%ほど軽減してくれるので超オススメです
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「早く救急車!」突然の声。幼い子供がかくれんぼしている時に一人が見当たらず探したらこたつの中でコードが首に絡まっていた状態で発見された。早く気付いたので大事には至らず無事。これは同僚の家庭で実際にあった話。何気ない日常にこそ危険は潜むもの。これからの年末年始、どうか気を付けて。
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「ごめんなさい。離婚したいです。」元妻からのモラハラに不貞行為、僕は耐えられなかった。”長男”が離婚なんて両親からすれば恥ずべきことで”世間体”を気にするだろう。さらに子供は両親にとって”初孫”でこれからもう会えなくなる可能性がある。それがどうしても引っ掛かっていて切り出せずにいた→
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祖母は毎年手書きの年賀状を送っていた。その年の干支の柄も墨絵で描き、宛名も全て1枚ずつ手書き。リアルな描写と綺麗な文字を見るのが年始の楽しみの一つ。そんな祖母は認知症を患った。その年の瀬に僕のほうから「毎年元旦に電話するから年賀状は大丈夫だよ。大変だと思うし」と伝えた。→