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オルテガ・イ・ガゼットの『大衆の反逆』が岩波文庫に入るということで、解説を書きました。エリートによる大衆批判ではなく、現代人の自己批判の書として読もうとしています。 twitter.com/BaddieBeagle/s…
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民主主義の未来についてインタビューを受けるたびに、「前向き」なコメントをしてしまう。もちろん短期的には悲観的にならざるを得ない。これからもいろいろあるだろう。でも、長期的には民主主義の自己修正力が働くと確信している。目の前の足元を見るのも大切だけど、もう少し前を見たい。
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ドイツの学生と丸山眞男の「超国家主義者の論理と心理」を読んだ。結論として、彼らは丸山の議論に対して極めて批判的であった。彼らに言わせると「抑圧の移譲」も「無責任の体系」も特に日本に固有の現象ではないし、近代国家の価値中立性という理解も極めてあやしい。とても今日深いやりとりだった。
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まあ、SNSの世界では「ディスらず」「ディスり返さず」「スルーする」の非ディス3原則で行くしかないね。
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書評って難しい。たしか丸谷才一さんだったと思うけど、いい書評の条件。読むと無性にその本を読みたくなること、蘊蓄その他、書評の文章自体が面白いこと、批判やまぜっ返しを含め、文章が生き生きしていること。こう言うと、何も書けなくなるけど、上の一つくらい満たしたいと、常に思っている。
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疲れてくるとどうも怒りっぽくなるし、悲観的になる。どちらも楽をしようとしているのだろう。人の話を聞いたり、人の立場を考えるのをサボると怒りやすいし、えーと、誰の言葉だっけ、楽観的であるには意志の力が必要だから。
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人生で、早いうちから自分の及びもしない「すんげー頭のいい人」がいることを知ったのは幸せだったと思う。同時に、世の中で意味のある仕事をするのに、「すんげー頭のいい人」である必要は必ずしもないとずっと感じてきた。
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話している内容の割に、楽しそうだ。 tokyo-np.co.jp/article/183366
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人生の基本は本を読むことだと思っている。仕事はその合間にするものだ(本を読むのは仕事ではない)。なのに仕事が多くなり過ぎると、本が読めなくなる。僕がいらついているのはそういうときだから、「あー、本が読めていないんだな」と優しくスルーして下さい。
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『民主主義とは何か』、発売と同時に増刷となり、さらに3刷が決定しました。ありがとうございます。
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「一切を棄つるの覚悟」があるのか。ワシントン会議を前に、小日本主義を唱えた石橋湛山の言葉である。小欲にかられて「失敗に失敗を重ねる」より、自らの権益を放棄してでも、国際世論に訴えるべきではないか。石橋の言葉が、五輪を中止できずに苦しむ今の日本に響くという話を今朝の東京新聞に書いた
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大学の生協に行ったら、入り口のところに特設コーナーがあった。ありがたいけど、少し恥ずかしい。合わせて民主主義本の特集も。オンライン講演会もやることになった。bit.ly/2Q2mLr6
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今回の選挙について思うところは多いけれど、政党はますます丁寧に、地に足をつけて有権者と向き合うしかないだろう。その上でいかに明日の社会の像を示せるか。新しい政党のあり方を示す競争に期待したい。
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とてもよく考えられた演説だと思った。印象に残ったのは、「人々は、これまで暮らしていた場所に戻らなければならない。彼らが育った場所に。彼らが、そこが自分の家だと感じる場所に。自分の小さなふるさとに。私は、あなた方はこの感覚を理解していると確信している」という一節。 twitter.com/Ukrinform_JP/s…
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コロナ禍において、あるいは有能な専制体制の方が危機によりよく対応できるのではないかという言説が力を持ったとすれば、今日、世界はあらためて暴走する独裁者の恐ろしさを痛感している。今回の悲惨な出来事を契機に、民主主義への動きが再び加速することを願う。
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ジュンク堂池袋本店で民主主義を考えるための選書をさせていただきました。コメント付きです。ぜひ店頭でご覧下さい。 twitter.com/junkuike_shaka…
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朝日の朝井リョウさんの文章がいい。「同性婚合法化は少子化に拍車をかけるなんて根拠のない論を振りかざす前に、性的指向によって人生の選択肢が増減しない社会の構築を目指したい。そんなに育休をとられたら迷惑だと訴える前に、誰が欠けても補い合える働き方を構築したい」digital.asahi.com/articles/DA3S1…
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しかも、後段には「公共の福祉」が出てくる。これが拡大解釈されれば、個人の権利も制限されかねない。何が「公共の福祉」なのか、議論してしっかり歯止めをかけることを促している。
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やる気があるときは時間がない。時間があるときはやる気がない。
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いろいろなデータを見ていて思うけど、このままでも日本は5年はもつと思う。ひょっとしたら10年もつかもしれない。でも15年はもたない。最後の余力がある今こそ未来のために投資すべきだと思う。これからのためにやるなら今だ。
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学術会議問題について、これまで各メディア共通の所感を発表するのみで、それ以上の発言はしてこなかった。今回、はじめて自分の考えを仮想の対話として示した。対話の最後の発言は「その信念は、今でも揺らいでいないよ」である。 iwanami.co.jp/book/b595187.h…
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学問とはある時期まで、過去から継承された古典をきちんと読みこなせることであった。いつしかそれはまともなデータをきちんと処理できることに変わった。どちらがいいとは言わない。両者を適切に結び付けられたらと思う。
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まことに恐ろしいイベントである。はたして、サバイブできるだろうか。 twitter.com/earthfreegreen…