101
バグが取れぬまま、夕となり、また朝となった。神はバグを仕様と名付けた。リリース第一日目である。
102
神は「あれ?」と言われた。
するとそこにはバグがあった。
103
昔、「なんで校長先生ってこんなに話が長いんだろ」って思ってたんだけど、最近自分の話が長いことに気がついて「年をとるにつれて知識は増えるが、それをフィルタリングする能力が衰えるからではないか」という仮説に行き着いて震えている。
104
NVIDIAの研究者、Peter Shirleyが書いた「週末でレイトレーシングを(Ray Tracing in One Weekend)」という本がソース(C++)込みで完全無料公開されてる。すごい。続編「次の週(THE NEXT WEEK)」と、「残りの人生(THE REST OF YOUR LIFE)」もある。
raytracing.github.io
105
そう言えばSGIのなんとかアドバイザリーに呼ばれた時、えらい人に直接「スパコン光らせてね」と頼んだ。本気でスパコンは光るべきだと思う。何かでニュースになった時、光ってるかそうでないかで全然印象が違う。
106
うぉ、富岳にJuliaがインストールされる予定なのか。
hpci-office.jp/pages/hardware…
107
研究って、ある程度わかっちゃうと、もうそのテーマに興味が持てなくなって他のことやりたくなるんだけど、「ある程度わかった状態」から「論文にする」までの道のりって結構長くて、そこは歯を食いしばって書かないとダメなんだよね・・・(歯を食いしばりながら)
108
「学振取れなかった人は研究者になる見込みがない」みたいなのが流れて来たんだけどさ、学振取れた人は素晴らしいし、それを褒めるのは良いと思うけど、取れなかった人は研究者になれないとか向いてないとか言うのは違うと思う。研究ってそういうものじゃないでしょう。
109
「UIの慣性」って面白い。最初は意味があったUIが、その意味を失ったあとも残り続けるの。すぐに思い付くのは車のペダルとキーボード。アクセルとブレーキを踏む必要はもう無く、それより踏み間違いのデメリットが大きい。タイプライター由来の「ひとつのキーで一文字入力」も、今はその必然性は無い。
110
子育てしてると一人称が「パパ」になるので、たまに仕事中に言いそうになる。この前もD論審査で「ちょっとパパわかんないんだけど」と言いそうになった。「ちょっとパ」で止めた。危なかった。
111
昔(10年前?)に作った、「『人』という字は人と人が支えあってできているという人がいるが、もし本当に支えあってたらどちらがどれくらい『つらい』か可視化したシミュレーション」が発掘されたので、ここに埋葬しておきます。
112
スパコンに興味があって、ちょっと使ってみたい人向けに解説書いたので、良かった見てみて下さい。github.com/kaityo256/seve…
113
息子「ねぇパパ」
俺「なに?」
息子「富岳って知ってる?世界で一番はやいスパコンなんだって」
俺「いま使ってる」
息子「マジで?その前に一位だったのが京ってスパコンだったみたいなんだけど、それも使ったことあるの?」
俺「落としたことがある」
息子「え?」
俺「なんでもない」
114
ハリー・ポッターとコンパイラがまだない石
ハリー・ポッターと秘密のオプション
ハリー・ポッターとレガシーの囚人
ハリー・ポッターと炎のプロジェクト
ハリー・ポッターと不死鳥のキャッシュ
ハリー・ポッターと謎のプロセス
ハリー・ポッターとCの秘法
115
116
行動だけ見ると人間に見えるけど実は人間じゃない哲学的ゾンビ(正確には行動的ゾンビだが)って概念があって、それの数学版だから数学ゾンビ。問題は解けるけど、意味は理解してないの。
117
息子が、分数の約分を、意味を理解しないまま計算してたことがわかって慌てる。問題は完璧に解けるから発見が遅れた。数学ゾンビだ……
120
先生「はい、みなさんが家電のセンサーをAIと呼ばなくなるのに5年かかりました」
121
致命的なバグ「あの時見逃していただいた警告です」
122
123
プログラマがCPUに向かって話しかける行為は全く正常であり、相談に行く必要はありません。そのかわり、CPUが返事をしだしたり、CPUから歓声が聞こえたりしたらすぐに適切なところに相談に行ってください。
124
新入生向け「論文の読み方」スライドかいた。
speakerdeck.com/kaityo256/how-…