451
マスターが錯乱
「うわあ来るな!」
サーヴァント達に来るなと騒ぐ
「どうしたんだ」
「敵の攻撃か?」
「近づくな!俺がおかしいのか?」
「先輩!しっかりして下さい!」
「うるさい!ここは現実世界の俺の部屋だ!なんでスマホからコイツらが…」
「やっぱり混乱してるみたいです、マスター」
452
#今年も残りわずかなので今年一番伸びた絵を貼る見た絵描きさんも強制でやる
コンビニの飲み物コーナーを見てしまった利休
「やはり、全て滅ぼすべきでは…」
453
#FGO
クリュティエ=ヴァン•ゴッホ
『海に咲くひまわり』
454
カルデアに来た頃は
腹が裂け
手足がもげても何とも思わない戦いぶりを見せていたサーヴァント達
徐々に、出来るだけ怪我をしないような戦法に変わっていった
「うちらはかまへんのやけどねぇ」
「サーヴァントだしな」
「でもなぁ、あの子が」
「あんな顔されたらなぁ」
『マスターが悲しむから』
455
「ごめん、ごめんね、痛いよね」
(なんでサーヴァントに謝るんだ?このマスターは、変なの)
…………
「私の指示が悪いせいで、ごめんね」
(こんな顔、見たくない
いや、私がさせない
マスターには笑顔が似合うんだから)
456
マスターが聖職者のサーヴァントを遠ざける
仲の良かったジャンヌ、ゲオルギウス、マルタ
そして部屋に篭り独り言を言うように
「…一体どうしたんでしょう」
「俺、聞いたよ」
ムニエルが言う
「最近、死んだ両親の幽霊がマイルームにでて、励ましてくれるらしい
…消えて欲しくない、ってさ」
457
「でも気配もないし、このカルデアに幽霊なんで出るわけが…」
その時ナイチンゲールが一喝
「何をしているのです!あなた達だって考えれば分かるはず、あの部屋にはマスターしかいない」
「彼は精神を負傷しているのです」
458
「おーい マシュ、ここ開けてよ」
「…この部屋に鍵はかかってません」
「手が離せないんだ、マシュ〜」
「扉は感知式の自動ドアです」
「おお〜い 急いでるんだよ」
「マシュ〜オレだよ〜〜」
「私の先輩は女性です!!」
「…
……他の所じゃ上手く行ったのに
くそっ」
部屋の前の気配は消えた
459
敵の攻撃で酒呑童子の首が飛んだ
「流石に魔性特攻は痛いわあ」
すると頼光がその首を髪ごと掴み
「さっさと倒してきなさい、虫!」
投げた首は見事に敵の喉笛を噛み砕いた
「見せ場作ってくれたん?牛女の癖に優しゅうて気味わるいわあ」
「勝利の為です、貴女の生き汚なさは良く知っていますので」
460
「ケホッ、ゲホッ」
「どうしたマスター、むせたのか?」
「ううん、なんか今朝からちょっと熱っぽくて、最近疲れてたし風邪かも」
「…そうか」
マスターは医務室に担ぎ込まれ、
ナイチンゲールとアスクレピオスら
つきっきりの治療を受けることになった
『あの「藤丸立香」がかかる病』
461
「みたところ本当に軽い風邪のような症状だ、命に別状は全くないだろう」
「しかしおかしい、あのシュメル熱すら罹らなかったマスターが、しかもマスターだけが発症するなんて」
「原因をつきとめ、直ちに滅菌しなければ
大丈夫です、貴女の命を奪ってでも、救ってみせる」
「……あ、ありがとう…」
462
職員が聖晶石を盗んで召喚を
自分だけのサーヴァントが欲しかったのだ
酒呑童子が召喚され
彼女は、すぐ職員の首を刎ねた
「うち、反英霊やけど
人理を守る為に召喚に応じたんやわ
せやのにこんな筋の通らんこと、いややわぁ 鬼にも鬼の道理があるんよ」
職員の死体は一口も食べず捨てられていた
463
「これも何かの縁やね、今度こそ契約や
マスターはん?」
酒呑童子は笑っていた
死んだ職員は酒呑童子に来てほしくて、でも私が今回は召喚をパスしようと思ったから、それで、それできっと、私が、私のせい
「あんたはんのせいやない、約束を破ったのはあっち、殺したのはうち、それだけや」
464
#FGO
「俺たちを見せ物にして楽しいか?
死骸を飾って美しいと笑うのか?
ああ、本当に、反吐が出る」
465
茨木童子を可愛がってた職員
わざとでなかったが、彼女に怪我を負わせされた
「ふ、ふはは!」
笑うも唇は震え目は白黒
「吾は鬼!人なぞふ、踏みにじるものよ!」
酒呑童子が目を見据える
「しゅ、酒呑」
「奪うのも殺すのもええ
せやけど、自分に嘘はついたらあかんで?」
茨木童子はワッと泣いた
466
「あ、遊んでやろうと思って手を掴んだだけなのに、ヒック
人の子は脆い、あまりにも、うう…」
「そやね、うちらは鬼やさかい
人とは違うんよ、そこよーく覚えとき」
「それでも吾は…鬼であってもあの者と……」
「そ、ほなすきにしぃな」
(傷つくのは自分やのになあ、茨木)
467
ジャックがカルデア内で女性を殺害
「ジャック!何で!」
慌てて皆で駆け寄るが、おかしい
女性の事を誰も知らないのだ
調べるとサーヴァントでも職員でもない
「彼女はどこからカルデアに?」
ジャックは側で遊んでる
「ねぇ、あの人は誰?」
「わるいもの」
女性は首を切られ絶命し
腹は無傷だった
468
職員が藤丸立香宛のチョコを盗んだ
始皇帝の仙丹
「…これで!」
それを飲んだ
「馬鹿な事を!」
他の職員に詰られてもこれで不老不死と笑う
「えーそなたが飲んじゃったの?」
と、始皇帝
「対象が違うと効力がなぁ、毒耐性もないし」
職員は苦しみ出した
「やはり有害だったようだな!はっはっは」
469
異聞帯で仲良くなった子供
お腹が空いたというので予備の食料を渡した
「おいしい!」
しかしその後突然嘔吐し、死んでしまった
この異聞帯と汎人類史は消化できる食物が違い、汎人類史の食物は彼らにとって猛毒だった
「そんな、そんなつもりじゃ
お腹いっぱいで、笑って欲しかっただけだったのに」
470
起きるとマイルームがめちゃくちゃ
皆に貰ったぬいぐるみ達は裂け、中身が見えてた
「誰がこんな事…」
しかしそれらをくれたサーヴァント達はひと目見ると
「ごめんマスター」
「すまなかった」
「えっ?皆のせいじゃ」
「念を込めすぎたみたい
嫉妬して殺しあったんだ」
人形の目がグルリと動いた
471
「止まりなさい」
「なぁに?…このにおい
あなたお医者さん?」
「看護師です、治療を開始します!」
「へぇ!わたしたちになにする気?」
一触即発の雰囲気
しかしナイチンゲールはジャックを抱え頭を撫でた
「…これが治療?」
「ええ、「あなた達」にはこれが必要です」
「あはは!へんなの!」
472
マスターは、愚痴を言わない
どんな時も
「ストレスが心配です、私にだけでも」
「ありがとマシュ 、でもね
前ある職員とトラブルになって、独り言だけど「いなくなればいいのに」って言っちゃったの」
「そしたら次の日殺された、誰がやったのか分からないの、だから、言えない」
『マスターの願い』
473
#FGO
オベロン
「その日、彼と出会ってしまった」
474
#FGO
太歳星君
「ワガハイどーこだっ!!
……あれ、そもそもどっからどこまでがワガハイだったっけ……??」
475
#FGO
「マスター及びデミサーヴァント〇〇ガスで制圧 外傷なし
動力システム破壊 サーヴァント反応ゼロ
これより捕獲に」
パキ、パキキ
巨大な魔力反応!馬鹿な!
「よくも私の王子さまとお姫さまを…」
藪を突いて蛇どころか、地獄の門を開けたらしい
「あああ、
い あ! い あ!」