501
藤丸立香はオベロンの第三スキルを使いたがらない
必要な時は謝りながら使う
「ごめん、ごめんね」
「オベロンごめん、お願い」
ある日あまりにムカついて胸ぐら掴んでやった
「マスターが!サーヴァントに!謝んなよクソが!!
お前達が生き残る為に手段なんて選ぶなよボロボロの癖に!舐めるな!」
502
「あー!お母様の役に立ちたいな!私だってサーヴァントだし、守られる存在じゃない!ちゃんと戦って認めてほしいなーー!」
「おいテメー何言って!」
「見ててイライラすんだよね
マスター困らせんのも程々にしろよ」
「ごめん、俺喜ぶと思って…」
「う、嬉しいから!」
「夫よ、私も嬉しいです」
503
「お前、馬鹿にも程があるわね
お前も娘ももう安息の地などない」
いつからかパパと私はそのお姉さんと一緒にいるように
なんでも「先輩」らしい
「勘違いするな
お前と私は全く違う…看取ってやろうと思ってたが」
なんだかんだパパには小言を言うが、私には優しい
花のように綺麗な、虞美人さん
504
道満が私の髪を一本くれという
「やだ!絶対悪いことに使うもん!」
「いえいえ!これは魔除けにて
マスターそっくりの式神で、邪なる者を誘い滅するものでございます」
敵を退治する為なら、と好きにさせた
翌朝、男性職員が変死体で見つかった
自室で、真っ裸で、
そばにはオレンジの髪の毛が、一本
505
ジャックがカルデア内で女性を殺害
「ジャック!何で!」
慌てて皆で駆け寄るが、おかしい
女性の事を誰も知らないのだ
調べるとサーヴァントでも職員でもない
「彼女はどこからカルデアに?」
ジャックは側で遊んでる
「ねぇ、あの人は誰?」
「わるいもの」
女性は首を切られ絶命し
腹は無傷だった
506
「食堂はブーディカ達に任せた」
エミヤは微笑んだ
「後で護衛料は弾んでもらうきの!」
以蔵は笑った
「殺菌します」
ナイチンゲールはいつもの顔
「死にたくありませんが…あなたを死なせたくありません」
シェヘラザードは震える体を押さえつけ言った
『ORT戦に向かうサーヴァント最期の言葉』
507
チリン
盲目の藤丸立香が最初に召喚したのは道満
藤丸は鈴の音で道満を判別し
聞こえるとマイルームを開けた
…
ある日、邪な想いを抱く職員が鈴を持ち扉に
チリン
「開いたら押し倒しそう…!」
ところが
「…違う」
職員の背後から声
「ン〜ご明察!」
『道満、あなたの音じゃない』
職員は消えた
508
これから蘆屋道満と人理修復したマスターが、剣豪でリンボと出会うこともあるんですよね
一緒に戦ってきた相棒、蘆屋道満
509
「これは拙僧の傷を他者にも写す呪にて!」
「拙僧の臓腑を贄に怨霊を召喚する呪にて!」
「ガッツ発動時に毒を撒き散らす呪にて!」
道満がマスターに呪を説明する
「…道満の呪って全部道満を大事にしないよね」
「なーにをこの青二才が!御身を守る為でしょうが!ばかちん!」
「ゴメンナサイ…」
510
「道満あっち見てみようよ!」
「いやそっちは獄卒が、ああもう仕方ありませんな!」
「あっちは何!」
「あちちちち!早く行ってくだされ龍が!龍が来てるので!!」
「寒いねー」
「ガチガチもう拙僧の服着なされガチガチ」
「地獄結構楽しいね!紅閻魔にも会いたい!」
「…当分来ないでくだされ」
511
レイシフト先で子供からお守りを貰った
キメラやヒュドラに沢山あうも無事帰還
「お守りのおかげかな!」
ところが道満がそれを見るや取り上げ引き裂いた
「何てことを!」
「…はぁ、拙僧のマスターながらお人好しが過ぎますな
どうして大量のエネミーに遭遇したと?
これは生贄の目印にございます」
512
(住職に言われて緊張で声が…!)
「ほら、リラックスリラックス!心を込めて読めばいいの!」
(そうだ、藤丸さんの事を考えて読まなきゃ、ありがとうございます…ビ、ビキニの、お姉さん…)
「そうですぞ、拙僧も加勢いたします
気張りなされ」
(髪の毛ワラビみたいな人来た!集中、集中だ〜!)
513
「止まりなさい!」
ナイチンゲールがジャックを呼び止める
「なに?…このにおい
あなたお医者さん?」
「看護師です、治療開始!」
「へぇ!わたしたちになにする気?」
一触即発
しかし婦長はジャックを抱え頭を撫でた
「これが治療?」
「「あなた達」にはこれが必要です」
「あは!へんなの!」
514
「あ、道満宝具5なんだ!」
フレンドが言う
「ねぇ、頂戴?」
「…!?出来るわけない」
「出来るよ!だって…
私達は同じ藤丸立香じゃないか」
瞬間、道満がフレンドの首を切り落とした
「…相手も藤丸立香なのに容赦ないね」
「ご安心を、拙僧は『藤丸立香』ではなくあなたに仕えているのです」
515
「賽銭泥棒が来なくなりましたね」
「…ハア、当たり前だ
なぜここから藤丸さんの遺骨が盗まれぬと思う?
ここ自体が段々と聖域となりかけている
見張りがいるのだ
遺骨を盗む不届き者と、我らが墓守をきちんとしてるか、を
これからも毎日絶やさず経と香をあげる
少しでも怠ければ我らの首が飛ぶぞ」
516
特異点の村にて
歓待をうけ、豪華な食事
「美味しいです!」
「そうだね、マシュ」
翌朝目覚めると村は壊滅
道満が夜中に宝具を使用した
「どうして!」
「何故と申されましても
あの食事、全て毒入りでございました
マスターを守るはサーヴァントの務め、それをお叱りになるとは…拙僧…ヨヨヨ」
517
「爪を一欠片頂けませんか?」
「やだ!道満絶対悪いことに使うもん!」
「いえいえ!これは魔除け
マスターそっくりの式神で、邪なる者を誘い滅するものにて」
敵を退治する為なら、と好きにさせた
翌朝、男性職員の変死体
自室で真っ裸
側には爪が一欠片
「邪な想いを抱いていたんでしょうなあ」
518
変に思ったママが病院に連れてったけどムダ
20歳になっても子供のままの私をママは気味悪がり、パパに引き取られた
引越しを転々としたある日
パパに土下座された
「本当にすまなかった、倉庫を見せなければこんな事には
独りにはさせない
俺も一緒に生きるから」
パパはそう言い、チョコを食べた
519
レイシフトで怪我
心配かけるの嫌で隠してるとオベロンに会った
「やぁマスター、無事に戻ったんだね!」
「…うん、ありがとうオベロ
バコッ
顔を思い切り殴られた
「これで無能な奴らも気づくだろうさ、見ためもばっちり怪我人だからね!
さっさと医務室に行けってんだよクソヤロウ」
『不器用』
520
キアラが来た
カルデア初期からいた道満は膨れ顔
「彼女が好きじゃない?」
「そういうわけではございません!
しかしアルターエゴが2人になってしまいました!
今までは拙僧を
「私のアルターエゴ」と呼んでくださったのに、ヨヨヨ」
「もーこれからは「私の道満」で良いでしょ?」
「!ええ勿論!」
521
以蔵さんと生きた藤丸
最期の時
「令呪全部あげる…受肉して好きに生きて…でも、人斬りはだめだからね」
「なんじゃあ!?」
…
「首相来日です」
「岡田くん、暗殺組織が絡んでる
護衛を頼む」
「まかしちょけ、高い給料分は働くぜよ
わしゃ護衛はしくじらん!」
『凄腕SPになった以蔵さんの話』
523
#FGO
モルガンとバーヴァン•シー
『花の戴冠式』
524
「…お母さんはどうした」
「りこんして、働いて、車がぶつかって死んじゃった」
「今はどうしてる」
「おばあちゃんの家、でもおとうさんがゆうかいされた!って私を探してる」
「…はぁ〜分かった藤丸立香!
お前の心配、やり残した事
コイツの敵全部ぶち殺してクソハッピーエンドにしてやるよ!」
525
「母がなんでもしますから!」
カルデアに来てからマスターにべったりの頼光
「先輩…大丈夫ですか?」
「うん、平気!
私の母親は自分のこと母親だって思ってなかった
私が女だから、無視されるか
父親に色目使ってるって怒られたなあ
だから、あんなに優しく構ってくれるの、嬉しい!」
『歪み』