301
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#FGO
蘆屋道満と藤丸立香の地獄巡り
「地獄行きかぁ」
「浮かない顔ですねぇマスター?」
「…ホントに着いてきてくれるんだね」
「勿論、さあ行きますぞ!」
(食堂に行くのと同じテンション …)
「あれなるは阿鼻地獄!恐ろしやンフフ」
「地獄の釜、よい湯加減ですなぁ」
(これ…観光だ…)
303
マシュが怪我して、背負う
はやく!
ナイチンゲール達と合流すれば治療が
「おーい!マシュが!」
パンッ
乾いた音
マシュの頭を、婦長が撃ち抜いた
「…な、何を!?」
「あなたの精神を蝕む雑菌を消毒しました
まだ分からないの?
彼女はカルデア待機でしょう」
マシュの死体はどこにもなかった
304
全て終わりサーヴァントは退去、日常へ
「マシュと買い物!」
「ショッピング楽しみです」
「うむ、余も楽しみだ!」
「…あれ?」
「ドラコーさん?何故ここに」
「単独顕現」
「いや理屈ではなく」
「余はまだまだ食べ足りん!帰らんぞ!」
「そんなフードファイターみたいな…」
『獣のいる日常』
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藤丸六香と野球バトル中
「実は私、あなたのこと知ってるの」
「…どうして?」
「だってあなたは新米の私の申請をOKしてくれたから、あなたのサーヴァントには何回も助けられたよ
フレンド欄に数ヶ月ログインしてない〇〇っているでしょ?
それが私
ありがとう、
こんな私と友達になってくれて」
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藤丸立香の葬式
1人の女が来た
和尚にむかい
「情欲の矢を放ちましょう、溺れされてあげます」
しかし効かない
「小癪ですね、一般人の癖に」
「藤丸さんから頂いた護符です
「カーマは和尚さんを試そうとするから」と」
「…マスターを送る者が、魅了されてお経が読めないなんて、あり得ませんから」
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パパは頼りない
ママにも「しっかりして!」と怒られる
そんなパパが家に入った強盗を取り押さえた
「パパ昔護身術習ってたから」
…
「行きますよ!」
「はいケイローン先生!ヒィ死ぬ!」
「行くぞ!」
「わかったスカサハ!うぎゃあ!」
…
「…あれにくらべればマシかな」
「パパ見なおした!」
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マスターが酷く負傷
「うう…
痛いよ…お母さん」
それを聞いた瀕死のジャック
がばりと起きマスターを引きずり背負った
「ジャック!」
「おかあさんもおかあさんのとこに帰りたいの、
わたしたちもおかあさんにかえりたい、
けどそれは、おかあさんが帰ってからでいい」
「だから、かならず帰す」
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藤丸立香の両親は新興宗教にズブズブ
多額の寄付で貧乏に
服や食べ物も買えず
でもある時、別の新興宗教に鞍替え
信者も優しく、特に「教祖」の女性は立香を可愛がり、好きだった
学校も行けてカルデアに
「霊基パターン、アルターエゴ!」
現れたサーヴァントに立香は驚愕した
「キアラさま…」
310
戦闘中藤丸立香が大怪我
腹部から多量の出血
「太い血管が切れてるかもしれん」
急がないと命に関わる
その時
「それじゃあ、しゃあないどすなあ」
酒呑童子が
藤丸の腹に、手を突っ込んだ
「ぐっ!?」
「旦那はん、痛いけど堪忍なあ
今、血管直接抑えてるさかい」
帰還した藤丸は一命を取り留めた
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キャメロットの荒野で2人分の骸骨を見つけた
手を重ね寄り添う姿
手を合わせようと近づくと
片方の破れた服に見覚えがあった、ああ
「カルデア戦闘服だ…」
もう1人の頭に僅かに残る桃色の髪を見て、マシュと2人で泣いた
「私たち、やりとげますから
あなた達の分まで」
『藤丸六香とマシュの亡骸』
312
道満が職員を1人呪殺した
その職員は手作りお菓子をよく藤丸立香にあげ、藤丸はその職員が大好きだった
「何でこんな事を!?」
「…全く呆れますな、彼の者の菓子、全て毒入りにございました
マスターの毒耐性を良い事にこの様な狼藉
サーヴァントとして看過できる訳がございませんでしょう?」
313
大学の友達と帰る途中
不審者が出る道
いた
半裸の大男、あれ?
「道満じゃん」
「藤丸あれ不審者!!」
「不審者が出ぬよう見張を!」
「いや道満が不審者だから」
「…知り合い?」
「藤丸立香の下僕なれば!」
「ヤバ…」
「誤解を招く表現やめて」
…
次の日例の道で
下半身露出した男性の変死体が
314
「藤丸、新しい礼装だ!」
「自動防御機能があるんだ
皆の協力で出来たんだよ!」
ダヴィンチちゃんは語る
「どんな時も君を守るのさ!」
敵に襲われた
「やられる!」
その瞬間、突然礼装がほどけ
敵の首に巻きつき締め殺した
綺麗な色の服だと思ったんだ
サーヴァント全員の髪の毛が編み込まれてた
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藤丸立香は老いて孤独死
ところが葬式の時
「妻です」
突然配偶者が
…
「藤丸さんと歳離れてるし、財産目当てかな」
「美人だったな」
下世話な弟子に和尚が
「馬鹿者!」
…
「頼みます」
「はい、女王陛下」
式には赤髪の外国人も
「お母様の娘だから来た…でもアイツとは血繋がってねーから!」
316
雨を降らして村を守るために化け物の生贄になる娘
実は化け物は生贄が来るたび育てようとするが言葉が通じず、娘を死なせてしまい
その涙が雨となっていた
ある娘が生贄となった時、化け物と意思疎通がとれ、娘は死ななかった
化け物は嬉しかった
化け物は泣かなかった
雨は降らなかった
村は滅びた
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職員皆と食事
でも私の皿だけ奪われる
「駄目だ」「藤丸立香、お前は駄目だ」
頬をはたかれ 背中を押された
「絶対食うな」「出て行け」「はやく」
押され、押されて、苦しい…
「意識戻りました!」
目が覚めると病室
ずっと昏睡状態だったらしい
夢の中の職員は、全てカルデア襲撃の犠牲者だった
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マシュが怪我、背負う
いつもより重い気が
ナイチンゲールと合流すれば治療出来る
「おーい!マシュが!」
パンッ
乾いた音
マシュの頭が、婦長に撃ち抜かれた
「何を!?」
「あなたの精神を蝕む雑菌を消毒しました
まだ分からないの?
彼女はカルデア待機です」
マシュの死体はどこにもなかった
320
「りつかちゃんかみのいろ、へん!」
「本当の子供じゃなかったりして」
「藤丸!頭髪規定違反だ染めてこい」
「…」
……
「マスターの御髪は太陽のようですな」
「太陽?」
「拙僧の暗黒太陽とは違いますぞ、暖かく眩く焦がれる色」
「…そう、ありがと道満」
『コンプレックスじゃなくなった日』
321
ORT戦が終わった
サーヴァント達も戻った
なのにマスターは泣き崩れている
「どうしたのですか?」
「戦いはおわりました、大丈夫ですよ」
「違う、違うの
私星5のサーヴァントを後回しにした、レア度の低い方から行かせた
きっと、万が一のことを考えて
皆は変わらず戦ってくれたのに
私、私は…」
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以蔵と地獄に行く藤丸
(以蔵さん閻魔大王に喧嘩売っちゃいそう)
…
「岡田以蔵、殺人の罪で地獄!
藤丸立香、大量殺人の罪で地獄内阿鼻地獄行き!」
「おい!」
「以蔵さんやめ
以蔵は土下座を
「お願いです、こん人は極楽へ
わしが代わりに阿鼻地獄行きます」
『プライドの高い以蔵さんの、懇願』
323
「おかーさん!ほいくえんでカーネーションのおりがみつくった、あの
「立香!そんなんいらんから皿でも洗え!」
……
「母の日に何あげたらいいか、分かんないんだ」
「あらあら、母は貴方が元気ならよいのですよ?」
「お母さんも、そうおもう、生きてるの大事」
『カルデアで初めて知った母の愛』
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子供がお墓で遊ぶ
「キャッキャ」
「こら!遊んじゃいけないよ、危ないし」
「えー、せっかくおかあさんと遊んでるのに」
(おかあさん?母親が墓に入ってるのか、可哀想に)
「お母さんの名前は?」
「ふじまるりつか」
…
後で和尚に聞くと
「藤丸立香さん?90歳で亡くなったしあの方独身だぞ?」
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可愛い後輩、立香ちゃん
今夜こそ…
「うちおっきな猫いるけどいい?」
「勿論!」
…
白黒の長毛種
「つまみ持ってくるね」
バタン
猫と2人きり
「立香に不埒な気を抱いていますねぇ」
猫が、喋った
「ヒィ!し、失礼しますっ!」
慌てて彼は帰った
「またなんか言ったでしょ、道満」
「ニャア〜ン」