千種創一(@chigusasoichi)さんの人気ツイート(新しい順)

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日本語で「おととい来やがれ」っていう無理難題を命令する形式の捨て台詞あるじゃないですか。アラビア語だと 海の水のみやがれ اشرب من بحر とか てめえなんざ海にタイル敷いてやがれ روح وبلّط البحر と言いますが後者の無理度と詩的度は高い
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アラビア語ではインコにはいくつか呼び名があってその一つが、عاشق الحب アーシク アル・フッブ、つまり「愛を願う者」らしいです。胸がぐゅっとなった
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ある人と親しくなるというのはその人に(を)傷つけられる距離に入るということで本当はもっと恐れた方がいいのかもしれない
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よく霧の出る英国には、霧色(Fog)、靄色(Mist)、霞色(Haze)とか薄い灰色を指す言葉がいっぱいあると聞いて少し涼しくなった
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砂漠の人が鰻のことを指しつつ「日本人は"へびさかな"好きだろ?」と言ってきたのかわいいかわいいだった
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丁寧な暮らしをストロングゼロで殴ると文学になります
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中東、本日のGoogleがファラーフェルサンドイッチでとても良いので見て
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僕のアラブ人の友達のほとんどは、喜劇が好き、悲劇は観ない、という人が多い。訊くと「内戦とか差別とか貧困とかあってこの世界は十分悲しいのに何で悲しい話をわざわざ観ないといけないというの?」という。日本で悲しい事件が起こるたびに思い出してしまう
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最近世界や世間に対しては「ほっといてやれよ」と思うことが多い
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いま教会のそばの月にスマホを向けてたらアラブの兵士から「おいお前。お前だ、ここに来い」と言われてこれ拘束されるやつだ、と思ったら「ここの方が綺麗に撮れるぞ、月」と言われたので一緒に月を撮った。月の美しさは国境も民族もやすやすと越えるからずるい
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アラブ「名前は?」 僕「スシ」 アラブ「そんなわけないだろ。本当は?」 僕「いやアラブには発音難しいかと思って。名は創一です」 アラブ「えっ?」 僕「ソー・イチ」 アラブ「ス…シ…。オーケー、スシだな。」 みたいな会話を100回くらいした
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欧米で火事や乱射が起きたりして多くの命や世界遺産が失われると世界が悼むのに、中東で自爆攻撃や世界遺産の破壊が起きてもあまり注目されないという、使い古された現実を見るたびに、命も世界も平等ではないと痛感する
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ミサイルや薬莢の残骸に中東風の塗装を加えたもの。暴力に対する、美術の抵抗が、こんなに美しいなんて by Artist: @akram_abo_alfoz
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砂漠に雪がふるとこうなります。 instagram.com/p/zWqvCKAjQb/?…
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このドイツの方、めちゃカッコいいのでおすすめです。 instagram.com/leleberlin?utm… bioが「not your girl」(てめえの女じゃねえ)というのも最高…
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「トットリ」はアラビア語のタウターリーطوطاري(=私の故郷)が訛ったもので、平安時代にはるばるシルクロードを通って日本へたどり着いたアラブ商人たちがここにも砂漠があると驚いて名付けたものです。鳥取砂丘にいる野生のラクダたちは未だに古い形のアラビア語を話すそうです
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むかし病院で肺のレントゲンを撮ったことがある。医師は「煙草をまだ吸い始めたばかりですね?」と見事に当ててきた。「吸い始めの肺のレントゲンは星を散らしたようになるからわかるんです」という。肺が汚くなっていく姿は、銀河みたいに綺麗だった
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話し足りない、というのは美しい感情だ
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アラビア語の俗な言い方で精神病院のことをウスフーリーヤعصفورية、つまり「小鳥的な場所」と言う。おかしくなった人の頭の周りには小鳥が舞っているというイメージから来てるらしい。こんな可愛い、悲しい、呼び名があるだろうか
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“忘れる”というのは思い出し方がわからなくなるだけで大切な人たちの声も匂いも記憶自体は脳にちゃんと残っているという話を希望のように胸に抱えて歩いている
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イスラーム圏にいると日本人のおっさん(例外なくおっさん)たちから「イスラームは禁欲的だから中東の男は同性愛に走るんだろ?」みたいなことを言われることがあって、貴方の無知や無理解は貴方の非礼や他人のダメージを正当化するには貴方は年を取りすぎている。僕は無知を恐れる大人になろう。と思う
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アラビア語で「ご愁傷様です」 الله يرحمه と言われた時の返礼の一つに تعيش 「あなたは生きるのですよ」 というのがあるんだけど本当に泣ける
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無印良品が冠婚葬祭サービス始めたらわりと新宗教として根付くとおもう
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カフェの店員のシリア人と話していた。内戦前はモスクからのアザーンを聞くと安心したものだが、過激派戦闘員たちが内戦で宗教を悪用しだしてからはアザーンが怖くなった、宗教の全てが嫌になった、と言っていた。寂しい、さびしい顔をしていた
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パレスチナ出身のおばあちゃん、未だに50年前の自宅の錆びた鍵を持っていて、「いつか故郷に、家に帰るんだ」って言っている。もうその家さえも、その村さえも残っているかわからないのに。こんな悲しいことが地球上にあっていいんですか、神さま