551
・ゴミ袋の買い置き
家の掃除は不可能になる。とにかく、ティッシュでもなんでも捨てられる様に、ゴミ袋をあちこちに置こう。トイレに行こうとベッドから立ち上がって廊下を歩いている時に痰を吐き、ベトベトのティッシュを持ったまま歩くのは辛い。
552
・大量の下着
入浴やシャワーは思っているよりも体力を消耗する。熱が下がる時に大量の汗をかくので、清拭だけでは不快感のある時のために、大量の下着類があると良い。洗濯? 39.0℃台で? 不可能だ。
553
・ペットボトルの水
冷蔵庫で冷やして飲む水。水道水でもいいのだが、ペットボトルだと、飲み終わったものを凍らせて腋の下を冷やすことにも使える。
554
・大量の箱ティッシュの買い置き
私は痰をティッシュ3箱分吐いた。これからも吐き続けるだろう。
555
・ゼリー
食糧その2。コロナで喉が腫れ上がり、あるいは裂けている時には、OS-1でさえ沁みて激痛が走る。その中で、冷やしたゼリーは数少ない、痛みをあまり感じることなく食べられる食品である。ビタミンも摂れる。
556
・ハーゲンダッツ
コロナで喉が腫れ上がっているときに食べられる、数少ない高カロリー食。これは喉が痛くない。美味しい。言うことなし。ストロベリーのハーゲンダッツがあれば、もし両儀式が家に来ても安心である。
557
コロナ自宅療養であって助かったもの
・ハーゲンダッツ
・ゼリー
・ペットボトルの水
・大量の下着
・大量の箱ティッシュの買い置き
・ゴミ袋の買い置き
・アイスノン
・咳止めトローチ
558
もし一戸建てにお住まいで、寝室とトイレが別の階にある人は、無理を言ってでも宿泊療養か入院できる様に頼み込んだ方が良いと思う。39.0℃台後半が出ている朦朧状態で、下痢の症状まで出ると、階段を往復することは、死を招きかねないし、精神的に疲弊するだろう。
559
コロナ体験記の中でも、「あれが役に立った」「これがないと詰んでた」というものについては、ある程度目を通しておいた方がいいと思う。
560
今の私は有体に言ってひどい体調であるが、今の私の生命を支えてくれているのは医療や公的機関の力が多いし、それ以外の人々の連帯、言うなれば社会全体に生かしてもらっている。このことに、強く強く感謝したい。
561
ここで、「病院はいつも助けてくれるはずなのに、“私の”電話が繋がらない」「医療に接続したのに、辛いままである」「39.0℃出ているのに、自宅に“放置”されている」という、“信仰との齟齬”が極大化するが、これはもう、周知、公知の役割であって、医療の役割ではない。
562
医療がその使命の中で最も強力なドグマとしての「命を失わせしめない」ことに注力するとき、軽症(40℃出ようが、喉が裂けようが、外的に呼吸を補助しなければならない状態でなければ、軽症である)の患者へ割けるリソースは必然的に少なくなる。その中で、恐ろしいまでの努力で医療は維持されている。
563
日本の医療システムはさまざまな複合的要因により、常に100%の稼働を強いられてきた。新型コロナ禍によってその稼働率は150%にも科によっては200%にも達しているであろうし、そもそもこの疾病については、短期間で劇的な改善を望める治療法が乏しい。それは仕方のないことである。
564
「医療に接続しさえすれば、この苦しさを取り除いてくれる」ということは、プラグマティックな治療の側面と、一種の医療信仰の側面があり、ここの齟齬が、多くの人々に説明不能なストレスを感じさせているのだろう。医療に接続すれば治療してもらえるし、その門戸は開かれているという信仰の、否定。
565
吐血と喀血は違って肺からの出血である喀血なら、即入院。見分け方としてはヘモグロビンは肺でガス交換した後の酸素が豊富な状態が最も赤いので、肺や肺静脈からの出血は、鮮烈に血が赤い。私のは吐血か喀血か分からないが量が多かったので今は様子見。普通なら救急車だろうけど、今は医療逼迫だからね
566
今、自宅療養SOSに電話したんだけど、「洗面台に片手大の鮮血を吐いた」って言ったらどえらくしんぱいされた。それでも救急車を即座に、とはならないので、医療は逼迫しているなあ。みんなは気をつけようね
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尊敬している偉大なクリエイターが「コロナで喉が痛くても、ハーゲンダッツは食べられるよ!」と言ってたのは本当だった!
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「コロナは風邪」って言ってる人、風邪ひくたびに40℃の熱出して、喉が腫れあがって水も飲めず、感染の危険から家族にも会えずに一人寂しくベッドの上で背中を丸めて咳をするのか……かわいそうだ
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「軽症ですね!」って美人の女医さんに言われたけど、熱は39.2℃ある(今)し、咳は止まらないし、家に帰る元気がない。ここの子になる。
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陽性でした。肺に影はないので、自宅療養です。対アリでした。
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みんな! コロナに! 感染してるかも! しれないんだから! マスクは! ちゃんと! 鼻までしろ!!
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これはライフハックですが、ゲリラ豪雨の季節には、雨が降っていない時に「お、雨」と呟くだけで、ストーカー的な人を混乱させることができます
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私はペンネームで活動しているのだけれども、本名は割と希少姓の部類に入る。ところがどういう偶然か、本名の完全な同姓同名がいるのだ。私より少し年下の彼は私のことを知る由もなかろうが、岡山で税理士をしているらしい。というわけで、私は犯罪に手を染められない。自分だけでなく彼も巻き込むだ。
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『滅びてしまった蚊という生き物に関する長くて短い鎮魂歌』(民明書房 2030)みたいな本を書きたい。つまり、滅ぼしたい。