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自主休園明けの10月からではあったものの週に4回幼稚園に通えた2学期は毎日が楽しくて明日がいつも輝いていた4歳が
「あしたはどこいくの?」
と期待していますがスーパー位しか行くところはないと正直に言うべきやろうか。
冬休み、来たる。|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n5f5fdf…
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新学期が始まったと思ったらまた世の中が不穏になってきたのでため息がでるような3学期、4歳はとうとう自力で酸素ボンベを運ぶ術を見つけて、いかなる状況下でも戦う4歳児という感じです。でも勝手に家出はしないでほしい。
Keep calm and carry on|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n9ea662…
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母の姉で私の伯母である人が退院したらしい
でもそれは快癒による退院ではなく「最期は自宅で」という意味の帰宅で、1歳違いで生まれて結婚した後も近所に暮してきた優しい姉がいなくなるのだと、うちの娘が死にかけていた時さえ「しっかり」と私を叱咤してくれた気丈な母が電話口で泣くもので私は。
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こうなると最終兵器『幼稚園の先生から一言』をお願いするしかなく、今4歳に対して一番発言権を持つのは幼稚園の担任の先生、次いで園の看護師さん、更に訪問看護師さん、母親は「まあ聞くだけ聞くけど」。
あと主治医、彼はダメだ基本的に「コドモなんか生きているだけで偉いやろ」と思ってはる。
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ノートパソコンを斜めに設置する台の名前がわからなくてPCに『ノートパソコン 斜め』と入力したら「ノートパソコン 斜めにするやつ」という予測変換が最初に出てきてこういうとき私は全人類の大体が
「えーっと、あれって名前あんの?」
とか言いながら適当に検索してるんやなと思って少し嬉しい。
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昔々、まだ私の子どもたちが影も形もなかった学生のころ、深夜のロイヤルホストに自転車でよく行ったけど、そこの暇そうなウェイトレスもチョコレートパフェを食べる男の子も外がとっぷり真っ暗で宇宙のさい果てみたいに見える京都の町もひとつも歯が立たないドイツ語も全部まとめて結構好きだったな。
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4歳の術後評価のカテーテル検査が来年の春に確定したのですがね、4歳がもう色々わかっているだけに「入院、断固拒否」と言う姿勢で何を言っても
「病棟の看護師さんに会えるよ」
「イヤ!」
「カテーテル検査しないと駄目なんだよ」
「イヤ!」
「カテ…」
「イヤ!」
入院できる気がしない。
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病院の窓については、設計とか設備とか治療、諸々の適性を孕むものなので、ないとかあるとかそれは医療者の方にお任せすることですが、患者家族である私にとって「窓」はこういうものでしたよという話。娘のかかりつけ病院は窓が多い、掃除が大変。
窓|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n5bcc38…
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続き物の小説の6です。ここまでで1からカウントして大体9万字くらいです。
最初にお詫びしておきたいんですが、私はとてもサディスティックな人間であるというか酷いです。
すみません。
次回で最終話の予定です。
スイセイのこと 6|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n565203…
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娘の術後評価のカテーテル検査が少し先に予定されたのはいいけど
「抗凝固剤をヘパリンの点滴に切り替えるので、施術1週間前入院要」
という事実を知って震える。その時4歳の娘を24時間点滴に繋いて1週間付き添い入院、検査後抑制6時間、病棟をお遍路さんの如く歩き回る娘と私、既に涅槃が見える。
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最近は男2人が忙しくて10歳と3歳と私、女三人で枕を並べて寝ているのですけれどね、そこで10歳が「コロナが終ったら何したい」と聞くので、母は京都の紫野の船岡温泉に行きたいなあ。温泉言うても銭湯で坪庭とか欄間が古くて豪奢で素敵でね、その後に鞍馬口の安い中華屋でご飯食べるの、楽しいよ。
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「山あり谷ありの方が、人生の景色がきれいなんよ」
というのは重松清の小説『とんび』の中でたえ子さんの言う私の好きな台詞なんですけど、泥の中にある時は「で、どこがきれいな景色やねん」と思うのも人生で、それでも今日、3歳になれたお友達がいて私は嬉しい。
お誕生日ばんざい。
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清浄で清廉な美しさよりも醜悪で胸塞ぐ混沌が人の魂を救済する事がある。それが物語の読むことと綴ることの面白さで難しさだと思っているけれど、とりあえず息子の部屋は汚すぎるしどうして枕カバーの中にみかんの皮があるのか分からないし、お前の混沌で母の魂は天に帰す。(片付けろ)
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丁度卒園アルバムの撮影時期で、4歳をお迎えに行くとあちこちで年長さんがグループ写真を撮っているのを見るのですけれど撮影のすぐ後、カメラマンのデジイチの液晶を園児がワーッて覗き込んで
「可愛く撮れた?」
自分達の姿を確認するうしろ姿の可愛らしさ、とりどりの髪ゴムと大きなリボン。
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去年の春、術後歩けなくなった娘を乗せた歩行器が今年の春も病棟で活躍していたのですが、あれ実は個人所有のもので、男の子の名前がついていたんです、あの子は歩けるようになったのかな。
あの春から1年後、リハビリって何でしょうね。
身体回帰。|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/nb15473…
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コノビーの記事が公開になりました。
今から10年以上前、私が初産婦だった時にあまりにも何も分かってなかったという話です。
育児界隈の鉄板ネタ。何ひとつ感動要素の無いお産の話。
義務教育で教えてってば!予習不足の出産でひたすらバタバタした話 conobie.jp/article/17976 #コノビー #育児
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実家の黒柴が12歳になった
先代犬は頑健なミックス犬だったけれど純血種はそれ程強くないと聞くし実家の親も心配して
「もうおばあちゃんだから」
そう言ってフカフカの敷物を用意したりするとなんだかご機嫌が悪いらしい。ずっと末っ子だったのに急におばあちゃん扱いなのは嫌なのかもねと姉が
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娘②(2歳9ヶ月)は、絆創膏が欲しい時
「バソコン、トッテー!」
と言い、クッションが要る時は
「ハクション、チョーダイ」
と言い、私がお名前は?と聞くと
「Yシェンシェー!(先生)」
名前にかすりもしない主治医の名前を出してくるのでもし本気の幼稚園お受験勢なら確実に落ちる。
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唐揚げの鶏肉の量に悩みながら書いた日記のようなものです。
早いもので今年の春息子は中学生になります
息子の主治医からは「制服とか2枚ずつ買うのがいいよ、無くすから」と言われました
そうします。
からあげのもんだい。|きなこ @3h4m1 #note #おいしいはたのしい note.com/6016/n/n54d07d…
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入院、4歳の生活はストップ、家計には色々と出費がかさむし、上の子供達はほったらかし、大変でしかないのだけど障害や疾患のある子だけの世界には外にいる時よりも背筋を伸ばさなくて良いと言うのか
「生きてるしいいよ」
ほんの少し休まる部分もあって、物事には良い面と悪い面があるねという話。
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「イーコトカンガエタ!」
娘②が隣室に行って30秒後以前オペ後にCVCを末梢ラインを抜かせろと言ってそれが叶わないと悔しまぎれに掻きむしって相当抜いてしまった頭髪それをやっと綺麗に切り揃えた頭にべったりスライムを張り付けていて、ねえイイコトの概念についてママと一度話し合おうあと洗髪と
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息子に教科書を見せてもらうと掲載されていたのは
列車にて遠く見ている向日葵は少年のふる帽子のごとし
シャボンまみれの猫が逃げだす午下がり永遠なんてどこにも無いさ
でした。上が寺山修司、下が穂村弘。
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その3歳初映画館、暗闇が怖くないか騒がないか心配したものの、大容量のポップコーンをわしゃわしゃ食べて終始ご機嫌でまあ良い子と思った最後エンドロールで流れる主題歌『Small World』をうちこれしってると大喜びでたどたどしく歌うという事がありまして館内の皆様におかれましては誠にすまんでした
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子どもの入院前は毎回必ずPCR検査を受けるのですけれど、いちいち厭世的なもので検査用の長い綿棒を鼻の奥に突っ込まれて
「ハイ、このまま10秒待っててくださいねー」
と言われている間に大地震が起きて綿棒が鼻腔に挿入されたまま圧死して発見されたら嫌だなとか相当どうでもいい想像をする。