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2021年4月7日18時33分に、平塚の自宅から望遠レンズで撮影した国際宇宙ステーション(ISS)です。薄明の残る空の中を、ゆっくりと移動していきました。現在ISSには野口宇宙飛行士が滞在中ですが、4月末には星出宇宙飛行士に引継がれます。
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これは様々な表面の状態における、砂の飛び散り方を比べたものです。月面のクレーターの周囲には光条と呼ばれるすじ状の模様があります。表面のでこぼこの状態によって飛び散り方が違い、光条の模様も変わります。
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こと座流星群のピーク(4月22日深夜から23日未明)が近づいてきました。これは昨年4月21日夜に流れたこと群の流星を、富士から望遠カメラで見た様子です。母天体のサッチャー彗星の軌道面が地球に対して大きく傾いているため、活動期間は短いです。数は少ないですが、晴れたらぜひ観察してみましょう。
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今朝は春なのに珍しく透明度が高く、たくさんの流星が見られました。これは2021年4月19日4時4分に流れた明るい流星を、富士から北の高い空に向けた広角カメラで見た様子です。5月6日にピークを迎える、みずがめ座η(エータ)流星群の流星でした。長経路と痕が魅力の流星群で、火球も出現します。
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明け方の東の空に、木星と土星が見やすくなってきました。2021年4月20日4時34分に、平塚の自宅から望遠鏡で撮影した木星とガリレオ衛星です。今朝は衛星たちが木星の近くに集まっていました。左下から順に、エウロパ、カリスト、イオ、ガニメデ、木星です。
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長く流星群の閑散期が続いていましたが、明日はいよいよ、こと座流星群がピークを迎えます。これは昨夜、2021年4月21日0時30分に流れた-1等のこと座流星群の流星を、富士から広角カメラで捉えた様子です。こと群はピークが鋭く、活発なのは4月22日深夜~23日明け方のみです。
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ピークが鋭いのは、地球が公転している面に対し、こと座流星群の塵の河がほぼ垂直にぶつかるためです。これはNASAのCAMSネットワークの観測による、こと座流星群の塵の可視化です。青が地球で、母天体のサッチャー彗星からばらまかれた塵が、白い点で示されています。meteorshowers.org
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今朝も、こと座流星群の明るい流星が出現しました。2021年4月21日23時29分、22日2時8分、2時34分に流れたこと座流星群の流星を、富士から南西に向けた広角カメラで見た様子です。
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こと座流星群がピークを迎え、ときどき明るい流星が流れています。2021年4月22日23時8分に流れたこと座流星群の火球を、富士から南に向けた広角カメラで見た様子です。平塚は残念ながら曇っていますが、富士は晴れ間があります。
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昨夜はこと座流星群の流星や火球が多く流れました。2021年4月22日深夜~23日未明にかけて流れたこと座流星群の流星を、富士から南の空に向けた広角カメラで見た様子です。一晩で流れた流星を、一度に流しています。次はみずがめ座エータ流星群が、5月6日未明にピークを迎えます。
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今朝は、星出宇宙飛行士を乗せたクルードラゴンと目的地の国際宇宙ステーション(ISS)を撮影できました。これは2021年4月24日3時28分に、平塚の自宅から望遠カメラで撮影したISSです。真ん中に見える木星のすぐそばを通過していきました。明日の朝はほぼ天頂を通過するので、とても観察しやすいです。
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2021年4月25日3時33分に平塚の自宅から望遠鏡で撮影した、富士山に沈んでいく月です(月齢12.6)。実際のスピードで再生しています。右上の高いところが、富士山の剣が峰です。
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2021年4月25日4時17分に、平塚の自宅から望遠カメラで撮影した国際宇宙ステーション(ISS)です。薄明の空をゆっくり移動していきました。ISSには星出宇宙飛行士を乗せたクルードラゴンが到着し、現在二人の日本人宇宙飛行士が滞在しています。明日の朝も見やすいです。
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2021年4月26日3時半前後に、平塚の自宅から望遠カメラで撮影した国際宇宙ステーション(ISS)です。今日はカメラを固定せず、追ってみました。明日は2回見られるチャンスがありますがやや低いところを通過し、次に見やすいのは28日朝です。野口さんは28日にISSを離れ、29日には地球に帰還予定です。
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2021年4月26日19時43分に、平塚の自宅から望遠レンズで撮影した月です(月齢14.3)。風が強く、チリチリしていました。今月の満月は、アメリカの先住民には「ピンクムーン」と呼ばれているそうです。明日(27日)12時31分がちょうど満月で、次の満月(5月26日)は皆既月食&スーパームーンです。
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京都大学防災研究所の山田真澄助教による地震波の解析で、爆発音の震源は石狩湾であったことがわかったそうです。衝撃波を出した飛行物体は北東から南西に向かって仰角30度程度移動し、隕石だった可能性があります。残念ながら、今のところ映像は撮影されていません。
eqh.dpri.kyoto-u.ac.jp/~masumi/eq/son…
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SpaceNewsで、以前から噂されていたユーミンの宇宙旅行について、5月13日に正式発表があることが伝えられています。予定では、12月中に国際宇宙ステーション(ISS)を訪問するそうです。楽しみですね!
spacenews.com/russia-to-sele…
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昨日中国から打ち上げられた、宇宙ステーション「天宮」のコアモジュール「天和」(48274/2021-035A)を撮影することができました。2021年4月30日3時12分に平塚から東の高い空に向けた望遠カメラで撮影した様子です。雲が多かったのですが、隙間を通過しました。0等程の明るさでした。
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2021年4月30日3時59分に流れた火球を、平塚の自宅から北西の空に向けた広角カメラで見た様子です。散在の火球でした。
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今朝は、とろけるように流れる長経路の流星が出現しました。2021年5月1日3時49分に流れた流星を、富士から南の高い空に向けた広角カメラで見た様子です。火球と呼べるほど明るくはありませんでしたが、4秒以上に渡ってゆっくり光り続けました。散在流星でした。
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今朝は南東の空でたくさんのスプライトやエルブスが出現しました。2021年5月2日深夜から3日未明に、平塚の自宅から南東に向けたカメラで撮影したものです。スプライトは落雷と同時に宇宙に放たれる光で、月に負けないくらいの明るさがありました。キャロット型やカラム型など、様々な形が現れました。
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エルブスも落雷と同時に発生する発光現象で、ドーナツのようなリング状の光ができます。これは2021年5月2日23時17分18秒に発生したエルブスを、平塚の自宅から南東に向けたカメラで撮影したものです。スプライトと同時に発生しました。
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昨夜は明るい火球が出現しました。2021年5月4日23時49分に流れた火球を、富士から南東に向けた広角カメラで見た様子です。経路の途中で明るく爆発しました。明日(5月6日)未明にみずがめ座η(エータ)流星群がピークを迎えますが、この火球は散在流星でした。
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制御不能状態にある長征5Bロケット第1段(48275/2021-035B)の大気圏突入が迫ってきました。これは2021年4月30日3時4~5分に富士から東に向けた広角カメラで撮影した長征5B第1段で、2.4秒周期で光っていました。平塚からは5月10日頃まで明け方に見えます。落下の場所や日時はまだわかりません。
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また非常に可能性は少ないですが、観測場所上空で大気圏に突入した場合、大火球が見られることがあります。日本でも何度か人工衛星が落下したことがあり、例えば1985年10月8日に落下した、ソ連のCOSMOS1685を打ち上げたブースターは、阪神対ヤクルト戦の最中に再突入しました。youtu.be/b0jB735EvqI