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自己肯定感って「自分で自分を肯定する」ための前段階として、「自分にとって重要な他者から肯定される」ことが必要だと思う。
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心療内科で眠剤初めてもらったとき、お医者さんから、お薬飲んで、「布団に入ったら寝られる」って脳に学習させることが大事。布団に入っても寝られないのを繰り返しているのは、布団=入眠って脳が理解できてないからみたいなこと言われて、妙に納得した。
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心が広く優しく見える人って、基本的に他人への期待値が低い。だから見限ったら関係を切る判断も早い。普段優しい人のほうが怒らせたら怖いって、そういう意味だと思う。
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当時小2娘が、担任の先生がクラスの子たちを怒鳴って怒るのが怖い、見ててしんどい、学校行きたくないって時々お休みしてたんだけど、担任の先生に(責めるニュアンスではなく)、娘の様子を伝えたら、自分より怖い人はもっといる、慣れてもらわないとって言われて、まぁ残念な気持ちになりました。
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善意につけこんで、子どもに性加害する人は存在するから、小3娘には幼児のころから、もし、誰かに「困ってるから助けて」と言われたら、「大人を呼んできます」ってその場を去るように教えてきた。大人は普通、わざわざ子どもにではなく、大人に助けを求めるからねって。
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支援者が、自分の支援について「思い」を持つのはもちろん大切なのだけど、知識や経験などに裏付けされた「技術」が伴ってないと、「技術なき思い」は時に暴走しまう。「暴走した思い」は、「相手のため」を思って、意図せず、傷つけたり追い詰めたりしてしまう。
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保育士が足りないので、保育士配置要件緩和しました、教員が足りないので、免許がなくても教員になれるようにしました、介護士が足りないので、技能実習制度をつくりました、教員が多忙なので、授業外部委託しました。これらの根本問題って、国が、適切な予算を教育や福祉に割かないことではない?
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褒めたら伸びるタイプって言うけど、全人類、褒めたら伸びるタイプじゃない?
厳しくされたから良かった、突き放されたから反骨精神で頑張れたって、それはもともと頑張れる力を持ってたからじゃない?
それって生存バイアスじゃない?
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トラウマケアの考え方で、「怒りの底には悲しみがある」というのは、真理ではないかと思う。過去の処理しきれない悲しみや、自覚できていない傷つきが、自己や他者への怒りや不当な攻撃になって表出されることはありうると思う。
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自己犠牲ややりがい搾取によって成り立っている組織のダメなところって、個人が組織に潰されてしまうのはもちろんのこと、同調圧力によって、「自己犠牲をはらわないやつは人でなし」みたいな感覚が根付いて、被害者同士で潰し合ってしまうことにもあると思う。
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去年の新規採用職員のうち、2人メンタル病んだんだけど、ひとりは割と早めに休職して、もうひとりはギリギリまで頑張ってから結局休職したんだけど、早めに休んだ人は、いまもう復活して普通に働けている。ギリギリまで頑張った人は退職してしまった。早めに休む判断できるのって大事だなと思う。
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4630万円の誤送金の件、町長の責任逃れな記者会見が話題になってるみたいだけど、「決裁印を押すということは、一切の責任を負うということです」って言ってた上司を見習って欲しい。組織の長になるというのは、部下の責任を負う覚悟を持つということではないかと思う。
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妊娠中、一日家事も何もできなくて横たわっていたら、仕事から帰ってきた夫に、「一日何してたの?」って言われて、罪悪感で辛いっていう妊婦さんの話に、ベテラン保健師さんが、「何してたの?って聞かれたら、お腹で子ども育ててた」って胸張って答えたらいいって言ってた。
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自分の気持ちを言葉にする作業ってすごく大事なんだけど、言葉にするということは、自分の気持ちに向き合わないといけなくなるわけで、その作業ってすごくしんどい。安心できる環境と、信頼できる人と、向き合えるまでの時間が揃わないと難しい。言語化することでさらに傷ついてしまう可能性もある。
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いつも100%で頑張ってると、それが当たり前になって、次は120%求められる。120%頑張ってるとそれが当たり前になって、できないと評価が下がる。60%ぐらいの頑張りで、120%頑張ってるように見せるスキルって、長い人生生き抜くのに重要だと思う。誰にも教えてもらえないことだけど。
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セルフレジの話、本筋からズレるんだけど、レジで後ろに誰かいたら、とにかく焦る、なぜか焦る、誰も急かしてないのに焦る、なんなら後ろに人がいなくても、店員さんに気を遣って焦る。共感してくれる人いるかな。たぶん自分の認知の問題だと思う。
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親に褒められたかった気持ちって、未消化のままだと、大人になってからすごく厄介なように思う。自覚することも難しかったりする。怨念化してしまうと、立場の弱い人に向けてしまう場合もある。本当は親に褒められたかっただけなんだって気付けるだけでも、すごいことだと思う。
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「頑張ったから誉めて」って、素直に言える力がある人って、すごいと思う。信頼できる人にしか言えないし、受け止めてもらえないと傷つくってわかっているから、言わない、言えない人も多いのではないかと思う。そう思うと、幼少期の「誉めて」を受け止めてもらえる経験ってすごく大切だなと思う。
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お茶をわかしたほうが安いけどペットボトルを買う、料理したほうが安いけど惣菜を買う、米を炊いたほうが安いけど弁当を買う、みたいに、心身の疲労や時間的制約から、「節約」に労力を割けないために、貧困が故に貧困が加速するというのはあると思う。
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管理職になって、勝手に意識してることがあって、仕事中、相手が年下でも部下でも女性でも男性でも、苗字にさんづけで呼ぶ、敬語や丁寧語で話す、自分が座っていて相手が立って話しかけてきたら、自分も立って目線を合わせること。尊敬する上司がそうしていて、すごく気持ち良いなと感じたから。
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みんなから好かれたいとは思わないけど、誰からも嫌われたくないという気持ちがないとは言い切れず、行動の判断基準がそれにとらわれてしまうと、身動きがとれないような気持ちになることはあって。周りの評価なんて気にしない!自分は自分!って思えるのって、生きてく上ですごい強みだと思う。
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普段、明るく振る舞っていたり、そつなくこなして、弱音を吐かない人ほど、実はギリギリのところで踏ん張っていて、ふとした失敗とか落ち込みで、張り詰めた糸が切れるように、全部投げ出したくなってしまう人もいる。弱音を吐けることが、もっと認められる社会になってほしいと思う。
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罰としてのトイレ掃除の是非はともかくとして。
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いつも悪さばかりする生徒がいて、毎回、トイレ掃除をさせられてたんだけど、なぜか段々と悪さしなくなったらしい。反省したのかと思ったら、そうではなくて、ある先生が毎回トイレ掃除を一緒にしていたらしい。その子に必要だったのは、大人との1対1の対話だったのかもしれない。
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社会に出たら、よくコミュニケーション能力というものを求められるけど、自分からコミュニケーションをとっていく力と同じぐらい、「わざわざ言わなくてもいいことを言わない判断力」というのも、結構大事ではないかと思う。