新型コロナ治療の経口薬モルヌピラビル オーストラリアで先日登録申請に動き始めたことが報じられたがカナダでも段階的承認申請が開始 日本でも治験が既に開始され、秋に判明する第3相試験の結果をもとに各国で認可の判断がされる見通し 良い結果が示され、自宅療養等での安心につながることを期待
新型コロナ治療の経口薬にAT-527もある 日本でも治験が既に開始、年内に第3相試験の結果が判明する予定 ・投与患者はプラセボと比較し2日目にベースラインのウイルス量から80%大きい平均減少 ・ウイルス量が多い患者でも排除がより速い 良い結果が示され自宅療養の心身の負担が軽くなることを期待
news.yahoo.co.jp/articles/91e0a… 医療システムが異なる英国と日本 ・英国の病院の約9割が国営のNHS傘下で中央集権的に号令を下せる ・元々日本に比べ入院日数が短い ・厳しいロックダウンでNHSの活動を下支え 「なぜ英国の様にできない?」等の話が散見されるがそれにも背景があり、その理解に役立つ内容
新型コロナ期待される治療薬(飲み薬)進み具合 ・モルヌピラビル(メルク)  第3相 ・AT-527(アテア/ロシュ/中外)第3相 ・PF-07321332(ファイザー) 第2/3相 ・S-555739→BGE-175(塩野義/バイオエイジ)第2相 ・S-217622(塩野義) 第1相 ワクチン等と複合的に重症化を抑止することに期待
デルタは弱毒化? していない。 最新研究 アルファを1とすると、14日以内の入院がデルタは2.26と入院や救急医療を要する率が高い また43338人の陽性者のうち74%がワクチン未接種者 「ワクチン未接種の集団におけるデルタの発生が、アルファよりも医療に大きな負担をもたらす可能性がある」と結論
◎ファイザーとモデルナの比較 いずれが抗体がよくできるか? 1647人で研究 IgG抗体価(数値は幾何平均抗体価) ・ファイザー 1444 U/mL ・モデルナ  3836 U/mL 感染経験者の接種でも結果は同様 モデルナはmRNA含有量が高く、接種間隔が長いことがこの違いを説明している可能性があると指摘
モデルナワクチン異物混入に関し武田薬品が報告 (製造する)ROVI社の原因調査によると製造ラインのモジュール(打栓を行う過程の機器の一つ)に取り付けられた二つの金属部品の設置不具合による摩擦に起因 ロット番号3004667を製造する前の製造ライン切り替え中に不適切に部品が配置された事によると
報道も出ているのだが「武田薬品工業も1日、分析結果を公表するとともに、全ての製造ラインでの目視確認の徹底や業務手順書の改善などの再発防止策も発表」と、どの製造元で問題が起きたのかがわかりづらい news.yahoo.co.jp/articles/3de78… 武田薬品の報告は下記 takeda.com/ja-jp/announce…
「抗体カクテル療法」の報告 新型コロナの軽症・中等症に点滴 東京都が都立病院等で実施した約100人につき調査 ・8割で症状改善 ・2割は実施前の症状が続いたが重症化や死亡する例はなし これを受けて都は、酸素ステーションでも抗体カクテル療法ができるようにする方針と yomiuri.co.jp/medical/202109…
新型コロナ後遺症のロングコビット ワクチン接種が後遺症を予防するのではないかと目されていたが研究が出た 【感染後に28日以上症状持続】 ・非接種者  10.7%、11.4% ・1回接種後 9.2% ・2回接種後 5.2% 28日以上症状が出る確率はワクチン2回接種で約半分になると 後遺症を抑えうるのは大きい
新型コロナ変異株のミュー(B.1.621)が話題に ”「ミュー株」ベルギーの老人ホームで7人死亡、全員ワクチン接種完了者”等と報道 ミューがどんな変異株かと言うと、E484KとK417Nに変異ありベータ(B.1.351)に類似するという特徴あり、ベータと同様ワクチン接種後の中和抗体価が低いと示唆されている
ファイザーとモデルナの比較、新研究 RBDへのIgG抗体 1回目接種後 ・ファイザー 5.9μg/mL ・モデルナ  19.1μg/mL 2回目接種後 ・ファイザー 45.9μg/mL ・モデルナ  68.5μg/mL とモデルナが高く、興味深い点としてモデルナは年齢による差がなくファイザーは50歳以上で抗体が相対的に低い傾向
重要な報告 ワクチン副反応を620万人で解析 接種後の影響が強いと見られる接種後1〜21日と22〜42日の比較 発生率比は22~42日を1とし1~21日で ・虚血性脳卒中 0.97 ・出血性脳卒中 0.90 ・急性心筋梗塞 1.02 と有意差なく他の重篤な病態も同様 現状は深刻な病気との間に有意な関連なしと結論
jamanetwork.com/journals/jama/… JAMA掲載 米国のサーベイランスでの中間報告 ただ心筋炎に関しては全年齢では有意差なしだが12〜39歳で分析すると、ワクチン接種後の最初の1週間以内、特に2回目の接種後は発生率比が相対的に高かった mRNAワクチンと若年者の心筋炎の関連に追加の証拠を提供すると記載あり
ワクチン接種のリスクvs感染のリスク 要因なしを1 【ワクチンvs感染】 ・急性腎障害 0.44 vs 14.83 ・不整脈   0.89 vs 3.83 ・脳血管障害 0.84 vs 2.12 ・頭蓋内出血 0.48 vs 6.89 ・心筋炎   3.24 vs 18.28 ・血小板減少 0.94 vs 4.24 ・肺塞栓   0.56 vs 12.14 違いがわかる
出典はNEJMの以前も紹介した論文の表S6 nejm.org/doi/full/10.10… この研究はワクチン接種者と非接種者で比較しているイスラエルのもの ワクチン接種において心筋炎に関してはリスク増加が認められた(10万人あたり3例の超過事象) 年齢の中央値は25歳、90.9%が男性だった
ワクチン接種群で統計的に有意に多かったのは ・虫垂炎  1.40(対照群を1とした時。以下同) ・帯状疱疹 1.43 ・リンパ節腫脹 2.43 だったが前掲のように多くの重篤な疾患で有意差はなく、頭蓋内出血や急性腎障害のようにむしろ接種群で少ないものもあった(※潜在的感染の悪影響を防いだため)
コロナ治療薬に関する最新ニュース 厚労省は新型コロナ軽症患者が外来通院等で参加できる治験を紹介するコールセンターを地域ブロックごとに開設と発表 ・北大 ・東北大 ・千葉大 ・順天堂 ・慶大 ・名大 ・阪大 ・九大 の8病院 治験薬は ①AT-527 ②モルヌピラビル ③PF-07321332 ④アビガン の4薬
新型コロナ後遺症に関して新たなデータが日本から出た 注目されるのは若年世代の後遺症 10代未満、10代、20代で以下の結果 【集中力の低下】 <10歳  18.2% 10代  15.4% 20代 19.3% 【記憶障害】 <10歳   0% 10代  7.7% 20代 5.8% 学業などへの影響も懸念され、要注意
「ワクチン接種者の方が入院や死亡が多い」等と最近よく聞く 例えばイスラエルで重症例6割が完全接種者 ワクチン効果なし?悪化? 違う ペンシルベニア大のモリス教授が作成された図をみると一目瞭然だが依然として非接種者で重症化率はより高い 非接種者に重症化率の低い若年者が多いことも影響
「ミュー株」ワクチン効果が7分の1に 東大医科学研究所が発表 との報道が話題に 中和抗体の効果7分の1=ワクチン効果7分の1「ではない」 ワクチンは細胞性免疫の賦活効果もあるし、実際の有効性(ワクチンの効果)は別の数値で測られる まずは冷静にみるのが肝要
ミュー株に中和抗体「ほぼ効果ない」最新研究で判明 news.yahoo.co.jp/articles/eca00… 「ミュー株」ワクチン効果が7分の1に 東大医科学研究所が発表 news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne… これらの見出しだと、ワクチンが効かないような印象を与え、目を引く一方で、不安や恐怖、絶望感を煽る危険性があり注意が必要
一方、海外報道は専門家のコメントも紹介、現時点では冷静な構えを崩さず ・デルタまん延地域ではむしろミューは減っており、最強のデルタに現段階で勝ててはいない cnbc.com/2021/09/07/mu-… ・急速に広まっているようには見えない apnews.com/article/lifest… 報道に惑わされず予防と対策の継続が大切
デルタがなぜ広まるか デルタは症状が現れる前の約2日間、人を感染させうる 以前の株は陽性から発症まで0.8日だったのが、1.8日に拡大していると しかもウイルス量も多い 発症前の感染がデルタの感染のうち実に75%に達する このデルタの「早く、多い」特性が、他の変異株より有利で広まる秘密と
【コロナ変異株の1行解説】 ・アルファ 元株より30-40%感染性高 ・ベータ  一部ワクチンの回避能力 ・ガンマ  元株の感染性の1.7-2.4倍 ・デルタ  感染性最も高い! ・イータ  一部抗体の中和能力低下 ・カッパ  同上 ・イオタ  抗体カクテル低感受性 ・ラムダ  41か国検出も他に勝れず