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怒りはどんな感情よりも心の平和を乱すものです。現実を直視する力も奪ってしまいます。このことを忘れず、怒りは破壊的だということ、怒っても無駄だということ、それがはっきりと理解できたなら、怒りを遠ざけることができるでしょう。そうすれば、自分の心に平和が訪れるのです。
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他者を思いやる心こそ、私たちの毎日の生活を豊かにしてくれる鍵となる要です。あなたがあたたかな心で満ちている時は、怒りや嫉妬、不安などが起きてくる余地はありません。健全で幸せな家族、そして平和な国家は、やさしさと思いやりに基づいて育まれてくるのです。
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心が穏やかで平和なら、やさしい行動につながります。そのような時は、肉体的な病気の苦しみさえ克服することができます。その逆に、心がかき乱されている時は、どんなに裕福で豪華な家に住んでいても、幸せを感じることはできません。精神的な体験は、肉体的な苦しみさえ克服できるものなのです。
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心が穏やかで平和なら、やさしい行動につながります。そのような時は、肉体的な病気の苦しみさえ克服することができます。その逆に、心がかき乱されている時は、どんなに裕福で豪華な家に住んでいても、幸せを感じることはできません。精神的な体験は、肉体的な苦しみさえ克服できるものなのです。
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【お知らせ】ネット中継を行います
9月28日午後12時半〜、ダライ・ラマ法王がイスラム教徒と仏教徒のフォーラムの一部として、マレーシア国際イスラム大学のオスマン・バカール博士との対話を行われます。この模様は、公式サイトから日本語でご視聴頂けます。
dalailamajapanese.com/live #ダライ・ラマ
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時に人は、自分の幸せと満足を得るために他の人たちを苦しめたりします。しかし、本当の幸せは、他の人たちを兄弟姉妹のようにみなし、やさしさと思いやりを持つことから生じます。ですから私たちはお互いのことを尊重し、この地球に対する普遍的な責任感を培なわなければなりません。
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私たちは今、地球全体の長期的課題について考えることが大切です。宇宙から地球を見ると、この青い地球に境界線などありません。誰もが地球を大切にして、気候変動と環境破壊の抑制に取り組むべきです。この未曾有の問題を乗り越えるには、世界規模の協調した歩み寄りが唯一の解決策だと私は思います。
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楽観的になりましょう。はじめはやる気があり、よかれと思ってやったことも、必ず障害が起きてうまくいかなくなる時があります。私自身、この数十年間、難しいことばかりでした。それでも楽観的な気持ちを持ち続けました。そしてもちろん、正直で誠実でいなければなりません。
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時は刻々と移り変わります。時が変われば、現実も変わります。ですから新たな現実を受け入れる必要があります。新しい現実に向き合うための認識や思考方法が古いままでは、起きなくてもいい問題まで起きてしまいます。ですから、行動するときには新しい現実を踏まえて行動しましょう。
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人生の目的は、幸せを実現することにあります。希望を失うということは、人生の目的を途中で放棄しようとしているのではないでしょうか。自分にも何かができるはずです。何かよい行いをするのです。そうすればわかるはずです。自分の人生の目的が何であったのかを。# ダライ・ラマ法王
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新型コロナウイルスの発生により、私たちは今大変な苦難の中にあります。しかし、どれほど大きな脅威に直面しようとも、人間は生き抜くために素晴らしい能力を発揮してきました。困難な状況であっても、私たちは科学技術と人智を尽くし、勇気をもって立ちはだかる問題を乗り越えなければなりません。
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誰かが問題を解決してくれることを望んでいてはいけません。私たちひとりひとりが、グローバルファミリーの一員として、この世界を正しい方向に導いて行く責任があるのです。祈願することだけでは十分ではなく、私たちひとりひとりが何か実用的な行動を起こさなければなりません。
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日本は、アジアで最も発展した国のひとつです。日本の皆さんは、他の国々と共有できるすぐれた技能や経験を持っています。ですから、国内にいて不平を言うのではなく、発展途上国に行って困っている人々を助け、あなた方の善意を届けてあげてください。そうすれば、自信や勇気も湧いてくるでしょう。
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私たちは誰もが友人を必要としています。しかし、友人を作るには信頼関係がなければなりません。他者に対する愛情と思いやりがあれば、良き友人が得られます。信頼とは、力やお金で買うことはできず、やさしさと思いやりだけが信頼できる友人をもたらしてくれるのです。
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もし、あなたが他の人たちを騙したり、裏切るようなことをしたならば、それが発覚したらと考えてあなたは不安になり、緊張してしまいます。しかし、毎日を正しく生きて、自分の仕事を偽りなく行うなら、満足感と自信を得ることができます。それがまた、内なる原動力につながるのです。
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今日の世界は物質的発展を目指しています。人間がお金の奴隷になってしまい、お金を作り出す巨大な機械の歯車のようになってしまう危険があります。これでは人間の威厳、自由、本物の幸せを築くための役には立ちません。富や財産は人間社会に奉仕するべきものであり、その反対であってはなりません。
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心が穏やかで平和なら、やさしい行動につながります。そのような時は、肉体的な病気の苦しみさえ克服することができます。その逆に、心がかき乱されている時は、どんなに裕福で豪華な家に住んでいても、幸せを感じることはできません。精神的な体験は、肉体的な苦しみさえ克服できるものなのです。
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多くの人たちが、耐え忍ぶことのできる人はその人が弱いからだと考えているようです。しかし、これはおおきな間違いです。弱さのしるしは実は怒りであり、怒りっぽい人は寛容さという素晴らしい資質に欠けています。忍耐のできる人は、内面的な強さを持っている人なのです。
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自分が持っているもので満足することは、幸せになるために欠かすことのできない要素です。肉体的に健康であり、物質的なものに恵まれて、よき友人を得ていても、満足する気持ちがなければ幸せになることはできません。
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楽観的になりましょう。はじめはやる気があり、よかれと思ってやったことも、必ず障害が起きてうまくいかなくなる時があります。私自身、この数十年間、難しいことばかりでした。それでも楽観的な気持ちを持ち続けました。そしてもちろん、正直で誠実であるならば、必ず目的を遂げることができます。
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成功とは意義ある人生を送ることです。できるだけ人の役に立つ人生、少なくとも相手を傷つけないこと、それが意義ある人生です。富や権力に恵まれても、人に疑いと恐れをもたらすような人生は成功とは言えません。貧しくても多くの友人がいて、友人と信頼で結ばれていれば、それは成功した人生です。
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人にやさしくするといいことがあるのかと言えば、やさしさや慈悲の心は、健康、幸福な家庭、幸せな人生を築く上で重要な鍵となっています。多くの科学者たちもこれに同意しており、脳の活性化や脳機能の発達のためにも、穏やかな心ややさしさはきわめて大切なものと言えるでしょう。
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他者への思いやりを育めば、個人の問題などさほど重要ではなくなります。逆に他者のことは考えず自分のことだけを考えていると、小さな問題であっても耐えがたく感じるでしょう。自分のことだけを考えると心は狭くなってしまいますが、他者のことを思いやれば、自然に心はオープンになるのです。
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内面的な価値を高めることは、身体を鍛えることによく似ています。自分の能力を訓練すればするほど、その力を高めていくことができるのです。違いは何かというならば、身体には限界がありますが、心を訓練する時は、どれだけ鍛えても限りなく高めていけるということなのです。
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人間の寿命はどんなに長くてもせいぜい百年です。だからその百年を、笑いをもたらすことに使い、友だちを作るべきです。たとえ富と権力に恵まれても、人に疑いと怖れをもたらすような人生は成功とは言えません。貧しくても多くの友だちがいて、その友だちと信頼関係があれば、それは成功した人生です。