DV・モラハラ加害者は対等な人間関係を築かずに上下関係を作ろうとするのというのは再三ツイートしています。 が、婚姻前はパートナーを対等な立場で尊重しているかのように振る舞うということもよくあります。 そうなると、DV・モラハラ気質があると婚姻前の段階で見抜くのは難しいでしょう。
・怒ったときに至近距離に迫るなど、さまzさまな身体的な脅しをする ・別れると言って脅す ・傷つけると言って脅す
・相手に罪悪感をもたせる ・被害者を演じる ・ニヤニヤ笑ったり、あきれた顔をしたり、軽蔑した表情を浮かべる ・わめいたり、怒鳴ったりする ・ののしる ・おとしめる言葉で呼んだり、侮辱したり、見下したりする ・立ち去る ・威張る ・脅しながら接近する ・相手の行く手をさえぎる
・絶対的な確信をもって、偉そうな威張った口調で「事実の定義づけ」をする ・相手がしているときに口をはさむ ・相手に耳を貸さないし応えない ・相手の意見や味方を大声で笑い飛ばす ・相手が不満を言うと逆手にとって攻める ・話題を自分の不満にすりかえる ・いつも辛辣で不当な批判をする
DV・モラハラ加害者が口論をするときの特徴 ・皮肉や嫌味を言う ・あざける ・相手の言い分を歪曲する ・前に話し合ったときに起きたことを歪曲する ・自分自身がしていることや思っていることを相手がしていることだと言って非難する
先日のあさイチの放送を受けてか、モラハラ被害について「すぐに言い返せばよかったんだ」的な意見を見かけます。 しかし、何かしら不快なことがあったからと言って、その場でとっさに言い返すというのは一種のスキルであり、そのスキルがない人は多いです。 普通に生きる分には不要なスキルですし。
これを見ていて思い出したのが、少なくない依頼者が、「同居中は感覚が麻痺していたので一緒に生活できていたが、別居して感覚が戻ってから加害者のことが怖くてたまらなくなった」と言っていたことです。
今朝、NHK総合の朝の情報番組「あさイチ」でモラハラ特集があったのでほんのちょっとだけ見ました。 そこで、要注意な兆候として「被害者本人の感情の起伏が少なくなってきている」というのが挙げられていました。 DV・モラハラ被害者は自身のメンタルを守るために感情を凍らせることがあります。
たまに「弁護士が入って家庭を壊された」と主張する人がいますが、離婚事件を多く扱う弁護士からすると、家庭を壊すというよりは既に修復不能又は困難になった家庭の解体撤去作業をしているという感じです。
「離婚弁護士やDVシェルターが家族の断絶を招いている。」という意見を見かけました。 私は「個別具体的な事情によっては断絶するのもやむを得ない、あるいは断絶した方が望ましい家族関係も存在する。そのような家族関係であっても断絶できない方がはるかに問題である。」と考えます。
DVやモラルハラスメントは病気や障害ではなく価値観の問題です。 DVモラハラ加害者は話が通じないということがありますが、仕事で上司や取引先とやり取りをするときは普通にコミュニケーションが取れます。 被害者とは対等なコミュニケーションを取るつもりがないだけです。
DVモラハラ被害者がすぐに逃げ出さないことが少なくない理由は、離婚のために動くのはとても勇気とエネルギーが必要だからという点があります。 DVモラハラの被害をやり過ごしながら日々の生活を過ごしていると離婚に向けた行動を取れないまま月日が流れていきます。
DVやモラハラを受けていて離婚を決意する人の中には、子供が加害行為を目にすることによって傷ついたり逆に加害者と同じような言動をするようになってきたりするのを見て決意する人が少なくありません。 自分のことだけなら我慢できても子供のことを考えると我慢すべきでないとなる人は多いです。
DV・モラルハラスメント加害者やパワハラ・アカハラ加害者は、被害者が外部に相談することを物凄く嫌がります。 自分たちのしていることが、自分たちが勝手に作った内部ルールではまかり通っても市民社会の法理では許されないということを、無意識のうちに自覚しているからなのかもしれません。
離婚事件をほとんど扱っていない弁護士の語る理想の親権・監護・面会交流理論は、弁護士という肩書はついていても素人の思いつきの域を出るものではないと思います。 現場を経験しないと見えてこないことはたくさんあるので。
自分が依頼している弁護士とのLINEのスクリーンショットをTwitterでアップしているアカウントを見かけましたが、これをされると弁護士は辞任するモードに入ります。自身が弁護士を解任するつもりでない限りやらない方がよいでしょう。
なかなか信じ難いかもしれないのですが、DV被害者が離婚に向けた行動を取ると、加害者は物凄い「被害者意識」を持ちます。
離婚全体の中から見たらDV被害案件って確かに少数派であるのですが、その理屈を言うなら共同親権を導入することによって子供によい影響を与えられる案件はDV被害案件よりもさらに圧倒的少数派であるように思えます。 双方合意の元に別居親が子供に関わることは現行制度でも十分可能ですから。
養育費の支払い義務を強化したいのであれば、共同親権の導入よりも執行の強化の方がずっと効果的かと思います。 あと、養育費支払い義務を確定しやすくするために、所得証明書を文書送付嘱託で取れるようにして欲しいですね。
モラルハラスメント・精神的DVは身体への直接的な攻撃ではありませんが、これが続くとうつ病や複雑性PTSD、そこまでいかなくとも適応障害を発症することは珍しくないので、心身への影響は大いにあります。
#これもDV というハッシュタグで投稿されているDV被害は、非言語的コミュニケーションやそれまでの支配的な上下関係が組み合わさってDVとして成立しているパターンがほとんどだと思います。 ところが、その非言語的な部分や従前の関係性が表現できないため、今一つ被害実態が伝わりにくい。
録音や動画は、まさに「百聞は一見に如かず」状態となるので、非常に有力な証拠となります。
昨日引用リツイートをしたモラルハラスメント動画ですが、これを文字だけで表現するとそこまできつくないんです。 モラルハスメントは声の大きさ、声色、表情等、非言語的コミュニケーションがフル活用されることが多いです。 裁判だと書面で言語化して裁判官に伝えないといけないのが難しいです。
「はいはい、よくあるやつだなあ」という程度の感想なのですが、普通の人が聞いたらなかなかショッキングかも。 twitter.com/kuzumeisan/sta…
Twitterで、高齢のDV・モラハラ被害者女性が、夫が死亡したものの「今までの自分の人生は何だったんだろう」と後悔しているという新聞投書を目にしました。 DV・モラハラ被害者は自分の人生を少しでも多く取り戻すためにも、なるべく早く動いた方がよいと改めて感じました。