DVやモラハラをする人は「感情をコントロールできない」と評されることがありますが、彼ら(彼女ら)が職場の上司とか重要な取引先とかに怒りの感情をぶつけることはありません。 怒りをぶつけていい相手を冷静に選んでいます。
なかなか信じ難いかもしれないのですが、DV被害者が離婚に向けた行動を取ると、加害者は物凄い「被害者意識」を持ちます。
今朝、NHK総合の朝の情報番組「あさイチ」でモラハラ特集があったのでほんのちょっとだけ見ました。 そこで、要注意な兆候として「被害者本人の感情の起伏が少なくなってきている」というのが挙げられていました。 DV・モラハラ被害者は自身のメンタルを守るために感情を凍らせることがあります。
あるアメリカのDV加害者更生プログラムで、加害者に身体的DVの映像とモラハの映像を見せたところ、身体的DV加害者は身体的DVは大したことではないがモラハラは酷いことだと評価し、モラハラ加害者は身体的DVは酷いことだがモラハラは大したことないと評価したそうです。 興味深いです。
よく「子のことを想わない親はいない」とか「親子一緒が一番」とかいう言葉を目にしますが、この仕事をしていると本当に様々なあり方の親子や家庭を目にしますので、「親子や家庭のあるべき形は個別具体的な事情によるよね」という感想になってしまいます。
「心当たりはないのに急に離婚を求められた」という場合、考えられるのは自分が自覚なくDV・モラハラをしていたか、配偶者が不貞をしていたかです。 ただ、私の経験上、不貞をしている配偶者は同居中の段階で急に態度が変わり離婚を執拗に求めてくるパターンが多いです。何も言わずに家を出て行かれる
DV・モラルハラスメント加害者の中には、何かとつけて自殺をほのめかすタイプがいます。 これは、「自殺されたら後味が悪いだろう。自殺されたくなかったら自分の要求を聞け。」という意味であり、結局のところ自殺のほのめかしも暴力の一種なのです。
「DVはなおる」かもしれません。 しかし、DVがなおったとしても「DVで受けた心の傷はなおらない」ということがあります。
これを見ていて思い出したのが、少なくない依頼者が、「同居中は感覚が麻痺していたので一緒に生活できていたが、別居して感覚が戻ってから加害者のことが怖くてたまらなくなった」と言っていたことです。
養育費の支払い義務を強化したいのであれば、共同親権の導入よりも執行の強化の方がずっと効果的かと思います。 あと、養育費支払い義務を確定しやすくするために、所得証明書を文書送付嘱託で取れるようにして欲しいですね。
先日のあさイチの放送を受けてか、モラハラ被害について「すぐに言い返せばよかったんだ」的な意見を見かけます。 しかし、何かしら不快なことがあったからと言って、その場でとっさに言い返すというのは一種のスキルであり、そのスキルがない人は多いです。 普通に生きる分には不要なスキルですし。
児童手当は夫婦のうち所得が高い側が受給するのが原則です。離婚等のために別居し所得が低い側が子を育てるようになった場合、所得が高い側に「児童手当等受給資格消滅届」を出してもらわなければなりません。 しかし、相手方が「児童手当等受給資格消滅届」の作成に協力してくれないことがあります。
DVやモラルハラスメントは病気や障害ではなく価値観の問題です。 DVモラハラ加害者は話が通じないということがありますが、仕事で上司や取引先とやり取りをするときは普通にコミュニケーションが取れます。 被害者とは対等なコミュニケーションを取るつもりがないだけです。
離婚を考えているシングルマザー候補の人に仕事を紹介できたら需要はあるでしょうか? いや、これが今の自分にできるというわけではないんですが。
私は弁護士1年目にかなり激しいモラルハラスメントの録音を聞いたのですが、「こんなことを配偶者に言う人間がいるのか」ととても衝撃的でした。 強烈なモラルハラスメントは、普通に生活していると出会うことはなので、なかなか想像しにくいものがあります。
たまに「弁護士が入って家庭を壊された」と主張する人がいますが、離婚事件を多く扱う弁護士からすると、家庭を壊すというよりは既に修復不能又は困難になった家庭の解体撤去作業をしているという感じです。
たまにDV・モラルハラスメント被害者へ「加害者の本性を見抜けない方が悪い」という意見を見かけます。 しかし、弁護士でもDV・モラルハラスメント加害者の本性を見抜けずに依頼を受けて苦労するということがありますので、普通の人が見抜くのはなかなか難しいと思います。
稀に女性の方が男性よりも高収入な離婚案件に出会うことがありますが、その状況でなおかつ男性の方が女性よりも家事育児を多く負担している案件には今のところ巡り合ったことがありません。 日本に存在はするはずなんですが、相当レアなんでしょうね>男性の方が家事育児を多く負担している夫婦
モラルハラスメント加害者から食事を「まずい、もう二度と作るな」と怒られてから次の食事時で A.そうは言われても食事を作る →「作るなと言っただろう」と怒られる B.言われたとおり食事を作らない →「言葉のあやを本気にするな」と怒られる というのはよくあるパターンです。
Twitter広告の漫画アプリで 「DV夫に苦しめられている妻が夫を殺そうとする」的な話が流れてきたのですが『いや、別居して調停起こせば?』と思ってしまったのがある意味職業病です。
昨日引用リツイートをしたモラルハラスメント動画ですが、これを文字だけで表現するとそこまできつくないんです。 モラルハスメントは声の大きさ、声色、表情等、非言語的コミュニケーションがフル活用されることが多いです。 裁判だと書面で言語化して裁判官に伝えないといけないのが難しいです。
DV・モラハラ加害者が口論をするときの特徴 ・皮肉や嫌味を言う ・あざける ・相手の言い分を歪曲する ・前に話し合ったときに起きたことを歪曲する ・自分自身がしていることや思っていることを相手がしていることだと言って非難する
DV・モラハラ加害者の特徴の一つに、パートナーが望んでいない恩恵を与え(好みでもなければ必要性もないプレゼントを贈る等)、それをやたら恩着せがましく振舞うという点があります。 相手のためにしているというよりは、相手のためになることをする寛大な自分に酔っているという感じです。
「DVは絶対ダメだ。でも、身体的暴力ではないモラハラ如きをDVと呼ぶな」という意見をたまに見かけます。 そういう意見を言う人は自身がモラハラをやってるんだろうなあという推測をしてしまいます。
国が立て替えて権利者に支払って、義務者から税金として強制徴収するようにしたら、養育費の受け取り率は40%どころか100%近くになると思います。 news.yahoo.co.jp/articles/463a3…