【お知らせ】 NHK 日曜美術館 「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」 4月19日(日)9:00〜9:45  「疫病」をテーマとした美術をとりあげ、人間はどのように疫病と向き合い乗り越えてきたかを探る。 辟邪絵も登場!是非ご覧ください。 nhk.jp/p/nichibi/ts/3…
世は #アマビエ さんでもちきりですが、ワタシたちは悪鬼や病いを撃退する善神です。古代中国で誕生し、平安時代から大活躍。明日は #日美 をお見逃しなく。困難な状況に美とともに立ち向かった人びとの歴史をご覧ください。 国宝 辟邪絵 12世紀 is.gd/hvI6Zf
では、あらためてひとりずつ自己紹介。ワタシは陰陽道の神さまで、祇園社の祭神とも同体と考えられました。恐ろしい形相で、四本の腕で疫鬼たちを捕らえています。なんと「お酢」に浸しながら食らっているんですよ! 天刑星(辟邪絵のうち) 12世紀 bit.ly/3exjS9d
子どもを病いで苦しめたり、お母さんを悲しませるような悪いやつらは許さない!頭を斬って、こうして三叉鉾で貫いてやる!15種類の鬼たちは痛み苦しみます。鉾に刺さった頭を数えてみて。#辟邪絵 栴檀乾闥婆(辟邪絵のうち) 12世紀 is.gd/4jFfB7
#辟邪絵 のなかでは一番の愛嬌者、#神虫。蚕(かいこ)や蛾を神格化したともいいます。可愛らしい顔の一方で、その破壊力は誰にも負けません。悪い鬼たちを朝に3千、夕べに3百、獲って食らっています。健康的でバランスのよい食べ方🐛。 神虫(辟邪絵のうち) 12世紀 is.gd/dhmctJ
玄宗皇帝の夢に出現したのを宮廷画師に描かせたのが始まりといいます。悪疫除けの神格として古くから知られ、屋根の上に乗せたり、端午の節句の飾り物でも有名ですね。除災のために写されたという起源に、#アマビエ さんとの共通性を感じます。 鍾馗(辟邪絵のうち) 12世紀 is.gd/jfMQbu
仏教世界の護法神として有名な #毘沙門天。弓矢🏹で鬼神をねらっています。#辟邪絵 のなかでも屈指の出来栄えで、彩色も鮮やかな美麗男子。かたわらで法華経を読む僧侶は、安心してくつろいだ表情。平安仏画の美しさをご堪能ください。 毘沙門天像(辟邪絵のうち) 12世紀 Is.gd/cVY4hs
逃げ惑う鬼神もお見逃しなく。コウモリのような翼にとがった爪がいかにも悪そうですが、「地におちてかなしむ」さまが哀れです。背中に刺さった矢が痛そう! コロナウィルスもこんな風に退散してくれることを願わずにはいられません。 毘沙門天像(#辟邪絵 のうち) 12世紀 Is.gd/cVY4hs
#辟邪絵 のインパクトのある見た目は凄惨な印象も与えますが、恐ろしい病や災厄に向き合い、大切な人を護りたいという強い願いが生み出した造形といえるでしょう。 続いて、現代によみがえる「奈良博戦隊 #ヘキジャーズ」 !辟邪絵に込められたパワーを受け継いで「#源信」展(2017)で誕生しました! twitter.com/narahaku_PR/st…
春日山から顔をのぞかせる太陽と、春日の神々を仏の姿で表しています。和歌では、みかさの山(春日前山)に昇る月が有名ですが、こちらは太陽とする説が有力。いにしえの貴族のように、絵のなかの緑深い神域を旅してみては。 #MuseumSunshine 春日社寺曼荼羅 14~15世紀 bit.ly/2KtvjkC
病を得た師の身代わりになろうとした僧侶と、それを助けた不動明王の物語。僧侶の元へやってきた病魔に #安倍晴明 が身代わりの祈祷をおこないます。病を表す #もののけ たちは、なんとも神妙に聞き入っています! #MuseumFromHome #おうちミュージアム 泣不動縁起 15世紀 onl.tw/Zdzyevz
密教の儀式に使う道具で、古代インドの神々が持つ武器の形に由来します。煩悩を打ち払う力強い姿が魅力的。川端康成の旧蔵品で文鎮として使われていたそうですが、こんなによい品を文鎮にしてはいけないと言われたとか。さぞかし筆も進んだことでしょう。 金銅三鈷杵 12世紀 onl.tw/hShk1YY
今日はこどもの日。仏教世界で有名なこどもといえば、善財童子。『華厳経』入法界品の主人公です。文殊菩薩の説法を聞いて発心し、53人の善智識(よき指導者)を訪ねて教えを請いました。こちらは不動優婆夷という美しい女性に出会った場面。(1/2) 華厳五十五所絵 12世紀 onl.tw/apv4sWY
今日も奈良公園は人影もまばらで、ひっそりとしていますが、鹿たちは元気に草を食み、こちらの親子も毛繕いに余念がありません。ここだけは日常の空気が流れているようです。
「今日も静かだね」 「そうだね」 「誰もいないね」 「そうだね」 「毛がボサボサだよ」 「みんなに会える頃には、綺麗な鹿の子模様に生え替わっていると思うよ」
「もぐもぐ」 「一心不乱に食べてるね」 「新芽が美味しいんだもの」 「首のあたりがむずむずして、かゆいよ」 「生え替わりの季節だから」 「綺麗な鹿の子模様になれるかな」 「だいじょうぶ。もうすぐだよ」
【再開館のお知らせ】 令和2年6月2日(火)より一部の施設(なら仏像館・青銅器館・地下回廊)を開館いたします。開館時間、ご来館にあたってのお願いは下記をご覧ください(開館時間が変更となりますのでご注意ください)。 皆様のご来館を心よりお待ちしております。 bit.ly/2AUwwQa
「素敵な鹿の子模様だね!」 「まだ赤ちゃんなの」 「わたしも急いで着替えなくっちゃ」 「もうすぐ、みんなが来てくれるからね」
京都府木津川市の大智寺に伝わる本尊文殊菩薩像。端正な顔立ちやポーズが奈良・安倍文殊院の文殊菩薩像(国宝)に通じる、鎌倉時代の優品です。最新の調査の成果とともに特別公開でご紹介いたします。再開館するなら仏像館にぜひお越しください。 重要文化財 文殊菩薩騎獅像 bit.ly/3ew77Lj
再開館に先立ち、プレスプレビューをおこないました。画像はごあいさつをする松本館長と、文殊菩薩騎獅像のX線CTスキャン調査について解説する山口主任研究員。 明日からはじまる、なら仏像館の再開館と「特別公開 文殊菩薩騎獅像・十一面観音菩薩立像(京都・大智寺所蔵)」をどうぞお楽しみに!
【会期変更のご案内】 御大典記念特別展 「よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」 2020年7月4日(土)から9月6日(日)をあらたな会期として開催いたします。再現された天平の美と技をお楽しみください。 皆様のご来館をお待ちしております。 bit.ly/2Aw1WfC
明日から「#よみがえる正倉院宝物」が開幕いたします。 明治時代に本格的な模造制作がはじまって以来、技術者の熟練の技と最新の調査・研究成果との融合により、数多くの再現模造が生み出されてきました。 匠たちによってよみがえった天平の美と技を、ぜひご覧ください。 bit.ly/2Aw1WfC
#よみがえる正倉院宝物 原宝物は世界に唯一残る貴重な五絃琵琶。 紫檀を主な材料として、玳瑁(ウミガメの甲羅)と夜光貝による螺鈿の技法で全面を美しく飾っています。 螺鈿や木工、絵画など多数の専門家が連携し、8ヶ年という長い年月をかけて模造が完成しました。 模造 螺鈿紫檀五絃琵琶
雨もあがり、少しずつ「溜まって」きました。 明日は日曜日。ぜひ #よみがえる正倉院宝物 へお運びください。
大勢でのご来館、誠にありがとうございます。あいにく今日は休館日です。またのお越しをお待ちしております…