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日本人に人気の中世の城塞都市ローテンブルク。
一体いつからこの小さな街は日本人に人気になったのでしょうか?
1970年代?
いえ、もっと前からです。
すでに大正時代には、ローテンブルクを訪れてロマンチックな中世の雰囲気に感激し、旅行記を書いた人達がいました。
詳細:romanticgermany.jp/blog-entry-10.…
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ある時、木苺姫の父母が病に倒れ、城は叔父叔母が治めることになりました。
彼らが君臨する城の暮らしは窮屈になり、姫は召使と一緒に働かなければならなくなりました。
でも姫は森や城の菜園で採取し、厨房で料理するのが苦ではありませんでした。
#DiscoverGermanyFromHome
(写真はマルクスブルク城)
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木苺姫が長じると、姫を重んじる家臣も現れ、子のない城主夫婦には面白くありませんでした。
ある時、城主は一計を案じ、姫に別の城を任せると言って家臣と引き離し、森の古城に追いやりました。
でも木苺等が生い茂る森の城を姫は大そう気に入りました。
#DiscoverGermanyFromHome
(写真はエルツ城)
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木苺姫が城の改修や食料採取に忙しくしていたある日、城の上空を黒雲が覆い、茨が伸びて城に絡みついてきました。
領地の向こうで勢力を広げる森の魔女の魔法でした。
木苺の茨が窓まで迫ると、姫はひたすら木苺を摘み、ケーキを作って籠城に備えました。
#DiscoverGermanyFromHome
(写真はエルツ城)
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姫の木苺ケーキを千里眼で見た森の魔女は、その真っ赤なケーキをどうしても食べたくなりました。
そこで魔女は、茨の呪いを解く代わりに魔女の城に来てケーキを作るよう姫に伝令を送りました。
姫はこれを受けて降伏し木苺を持って魔女の城へ行きました。
#DiscoverGermanyFromHome
(写真はコッヘム城)
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木苺姫のケーキを食べた魔女は上機嫌でした。
姫は魔女にお菓子を作り続け、ある時、果物を早く育てる魔法を習いたいと願うと、魔女は機嫌よく教えてくれました。
姫が念じると、葡萄の蔓がみるみる伸び、城山を覆うほど沢山の葡萄が実りました。
#DiscoverGermanyFromHome
(写真はコッヘム城)
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森の魔女は、領土拡大のために居城を移すことになり、今住む城の城代に木苺姫を任じました。
姫は辛気臭い城の雰囲気を変えるため、木苺のように真っ赤な薔薇よ咲き誇れ、と念じました。
いかめしい城の中庭に美しい薔薇の薗が生まれました。
#DiscoverGermanyFromHome
(写真はコッヘム城)
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声に出して読みたいグリム童話のドイツ語
Dornröschen
ドルンレースヒェン
「茨姫」ですが、直訳は茨の小薔薇。
今まで見た中で、茨姫の城のイメージに一番近いのはエルツ城でした。
城に入ると物語が脳裏に浮かび、ここが古い塔で玉座の間…と空想が止まりませんでした。
#DiscoverGermanyFromHome
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声に出して読みたいグリム童話のドイツ語
Schneewittchen
シュネーヴィトヒェン
白雪姫
今まで見た中で、白雪姫の王妃=魔女の城を一番想起させたのは霧雪のヴァルトブルク城でした。
一度入ったら二度と出てこれない呪われた城みたいと思いながら、城門をくぐると…(字数
#DiscoverGermanyFromHome
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声に出して読みたいグリム童話のドイツ語
Aschenputtel
アッシェンプテル
シンデレラですが、直訳は灰に汚れた娘。
シンデレラは王城で踊りますが、まるでその舞台みたい!と思ったのはバイロイト辺境伯歌劇場でした。
王子との出会いがありそうと思わせるほどの豪華さ。
#DiscoverGermanyFromHome
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声に出して読みたいグリム童話のドイツ語
Erzzauberin
エルツツァウベリン
大魔女
ヨリンデとヨリンゲルに登場。
森の古城に住み、七千の乙女を小鳥に変えて籠に捕える、グリム童話最強の魔女。
森の城と言えば、マルクスブルクは魔女が住んだ痕跡が感じられるような古城。
#DiscoverGermanyFromHome
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ドイツの旅は、大人のドラクエ。
始まりの街の宿屋で目覚めると、未知の街々を巡る冒険が始まる。
森を抜けて辿り着いた城塞都市を隅々まで歩き、教会でお祈りし、武器屋で装備を整える。
目指すは、魔王の城!
(写真はローテンブルク、エルツ城)
#ドラクエなドイツ
#DiscoverGermanyFromHome
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思い出の風景はありますか?
何度もローテンブルクの写真を上げてしまうのは、そこが旅の終着地だったと同時に、幻想の旅の始まりの街だから。
城壁、城門、塔、赤い屋根瓦と石畳みの街並み…
思い描いていた中世ヨーロッパの姿がそこにありました。
忘れ難い風景。
#DiscoverGermanyFromHome
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去年の夏休みは、古城や城下町など、#ドラクエなドイツ を巡る旅を楽しみました。
今年は疫病の呪いで冒険の書が開けないバグが発生していますが、いつの日か魔女の城を探す旅を再開したいです。
(写真はニュルンベルク、バンベルク、コッヘム城、マルクスブルク城)
#DiscoverGermanyFromHome
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9月になりましたね。
ドイツもいよいよ実りの秋。
かつてライン川沿いのワインの里リューデスハイムで飲んだ、旬のフェーダーヴァイザー(発酵中のどぶろくワイン)を思い出します。
現地でしか味わえない、あの独特の甘みと香り…
早くもう一度飲みたいです。
#DiscoverGermanyFromHome
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今年行く予定だったフレンスブルクのグリュックスブルク城。
黄昏時の水辺の城の妖艶さと言ったら…
まるで青髭か魔女の城!
本当は、夕暮れ時にこの場所で、自分で写真を撮りたかった…
国境が開けばそのうちなんて考えず、すぐにでも行きたい城!
(写真は城の公式写真)
#DiscoverGermanyFromHome
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黄色や紅に葉が染まる深い森を抜けると、谷間に見えたのは、天に向かって聳え立つ白亜の城。
あの城の中に一体何が待っているのか?
…秋のノイシュヴァンシュタイン城を見に行って、物語の主人公の気分に浸りたいですね。以上、妄想旅行でした。
(写真はドイツ観光局所蔵)
#DiscoverGermanyFromHome
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秋の気配が漂うドイツの古都。
魔女の城を探す旅を再開した暁には、魔女の町と名高いヴェルニゲローデで、石畳の夜道を歩きたいです。
ふと夜空を見上げると、一条の妖しい光が…
早く魔女の気配が漂う古都で、物語の世界に没入したいものですね。
(写真はドイツ観光局所蔵)
#DiscoverGermanyFromHome
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『ドイツ文化事典』が丸善出版から刊行されます。
私も「ノイシュヴァンシュタイン城」と「ローテンブルク」のページを書きました。
かつて無名だった2つの観光地が、いかにして今のように人気になったのか、メディア史的な観点から書きましたのでご一読頂けると嬉しいです。
maruzen-publishing.co.jp/smp/item/b3039…
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#思い出のドイツ旅 と言えば、やっぱり城塞都市ローテンブルク。
森を抜け、城門をくぐり、教会でお祈りしてから宿屋に泊まり、武器屋で装備を整える…
何度思い出してもワクワクする異世界の冒険の旅。
また行きたくなってしまうのは私だけではないのでは?
#DiscoverGermanyFromHome
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#思い出のドイツ旅 と言えば、ドイツの古城。
森山の城は童話の世界を彷彿とさせ、城の家具を見て回るとそこに暮しているような気分に。
思い起こすたびに新しい物語が脳裏に浮かび、その記憶は日々を生きる心の糧になります。
(写真はエルツ城、コッヘム城、マルクスブルク)
#DiscoverGermanyFromHome
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クリスマスが近づくとシュトレンが積まれるドレスデンの世界一美しい牛乳屋さん。
この店の他、コロナ後のドイツ観光局のツイート #DiscoverGermanyFromHome のTOP10を私のコメント付きで紹介した記事が公開されましたので、ご笑覧の上、幻想のドイツに思いを馳せて頂ければ。
asahi.com/and_travel_air…
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オンラインイベント・ドイツクリスマス市でZOOMでライブトークします。
12/20 15:30-16:30
ロマンチック街道の秘密
ドイツ旅が恋しい皆様と、白鳥城や中世都市の思い出や歴史の秘密を共有し、ロマンチック街道の旅の幻想に浸りたいです。
詳細: ohata-romantischestrasse.peatix.com
#DiscoverGermanyFromHome
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雪化粧が美しいローテンブルクのワイン屋さんから、クリスマス用の赤ワインを送っていただきました!
雪が降りしきるローテンブルクで、血のように赤いワインを飲めたら、白雪姫の一場面みたいでさぞ素敵でしょうね。
#DiscoverGermanyFromHome
(町の写真はワイン屋 @ekuko_s さんから拝借しました)