当地に暮らす古い友人たちと話していると、最近の情勢の話にもなる。そんな時にロシアを"思ったより強くない"と評する声は前より聞くようになり、今後当地の人々の対露認識は変わっていくのかもと感じる。(ロシアの人々に対しては昔から"あいつらは個人主義だから"と腐す声を聞くがそれとはちと違う)
在タシケントの友人とやりとりをしていたときに、ふと「最近職場にロシアからの移民がきて、IT関係は大体やってくれるので大助かりなんだ」という話が出た。この"ロシアからの移民"は現体制に反対して国を出てきた人だという。それにしてもロシアに移民ではなく、ロシアから移民とは、隔世の感がある。
最近聞いたなかで強烈だったのは、ある友人が「さんざん権威主義国家だ、独裁主義国家だとばかにして、中央アジアはどこも自分たちよりも遅れた存在のように扱ってきたのに、今ではロシアも完全に俺たちと同じかそれよりもひどいじゃないか。プーチニスタンに改名だ」と怒っていたことだった。
たまたま、フィギュアの宇野昌磨選手が低出生体重児として生まれたことを知った。それでもあれだけ激しいスポーツの舞台で、それも世界トップのレベルでやれているのは本当にすごい。私自身も宇野選手と同じくらい小さく生まれ、身体はそこまで丈夫ではないだけに、そんな存在には勇気と希望をもらう。
TLに卒論や修論という文字列がポツポツ流れ始めた。修論製本の3週間前にデータが飛び、死ぬ気で書き直した日々(最後の1週間は血尿との闘いでもあった)を思い出すと、今でも笑えないほど心拍数が上がる。バックアップは厳重に!PCや印刷機に論文を執筆していること、印刷することを悟られないように。
Telegramのいくつかのチャンネル(大体タタール人向けのチャンネル)を覗いたら、これまでにないほど情報が流れている。とくにビザなしで陸路入国できる国の情報が多く流れているほか、頼れるあてがない人向けに現地モスクやタタール組織の情報など。そして集会で拘束されたら召集されるという情報も。
家庭内に宇国籍者と露国籍者がいるのも珍しいことではなく、宇にも露にも残れない/戻れないでやむなく第三国に移動する人も少なくないのだろう。この記事で紹介される夫婦、宇国籍のアナスタシアと露国籍のキリルがカザフスタンに逃れ、今はカナダ行きを考えているように。 currenttime.tv/a/ukrainka-i-r…
昨今の情勢もあり、最近はクリミア・タタールと(カザンの)タタールを同一視したような呟きをよく見るけれども、両者は異なる歴史的背景、文化、言語、帰属意識をもつ別の民族なので注意が必要だ。クリミア・タタールと書くと長いので、メディアなどでは省略されることが多いのが原因だと思うが……
情報解禁!白水社ニューエクスプレスにタタール語が加わります!安くはないぶん内容は山盛り。頁数も多いです。 タタール語を学ぶには露語か土語の教材、あるいは過去に出版された独語の教材を使う必要がありました。日本語話者のタタール語アクセス難易度は下がるはず。hanmoto.com/bd/isbn/978456…
小さな別洗いのものを洗う用に、そして中長期出張するときにもあると便利だと思い、最近とても小さな折りたたみ洗濯機なるものを買った。Amazonで割引されて2700円ほど。価格の割にかなりとしっかりしていてびっくり。脱水は自力でやる必要があるけれど、思いのほかちゃんと洗濯してくれた。
今日はロシアからほぼ全財産を持って戻らない覚悟で来た、"タタールになる人たち"と話した。 今の民族的な自己認識はタタールという人もいれば、タタールとほかの民族とが混ざっていて簡単には表現できないという認識の人もいたが、以前は強いロシアの国民であることを誇りに思ってきた人々であった。