私と同世代のアラサーの仲間たちよ、小学生のころに香り付きボールペン「プチコロン」が流行ったことを覚えているだろうか………(今は無き実家から引き揚げた段ボールの中から発掘) 見た目は既にボロいものの、インクはまだ残っており、ついでにどれもまだ書ける。子供時代のにおいがして目眩がした。
「死霊を添付ファイルで送ります」と、私もこれまでに何度か誤変換に気付かないまま送信してしまったことがあるのだけれど、そのうち一度は「エクソシストも送ってください」と返信がきて誤変換に気づいたのであった……
これはいけない。先の大戦での敵性言語の排除や、米国での日系人収容と同じことを繰り返してはいけない。 もちろん当事者であるウクライナの人々の痛みや苦しみ、憎しみは察するに余りあるけれども、第3者は冷静になろう。ロシアのアーティストや文化活動家にはむしろ連帯を呼びかけるべき。 twitter.com/bijutsutecho_/…
ついでにマーブルインクのボールペンも発掘した。これも同時期に流行した記憶がある。保存状態がよく、まるで昨日一昨日買ったようにインクが走る。 購入から20年近く経って、まさかタタール語の詩を綴ることになろうとは、このペンも思ってもみなかっただろうな。(Рәдиш Гаташの«Айны тапмадым»より)
いよいよ現在のロシアの社会状況が、私の研究にも友人付き合いにも、まったく無視できないものになり始めているのを感じる。この数日のあいだで数名から「誰に聞かれているか、見られているか分からない、ごめん」「もう私に口はない」「日本で働き口はないか」という音声メッセージを受け取った。
こちらはツイッターでも何度か紹介したけれど、ブラウザに向かって叫んだら、その声がアイスランドの人里離れたどこかで再生されるという楽しいサイト。しかも、再生場所はトップ画面から写真を見て選ぶことができる。博論執筆中に叫びたくなったとき、大変世話になった。lookslikeyouneediceland.com
もっとまずいのは、世界のあちこちでロシアの人を排除することによって彼らのなかで「やはり我々は西側に排除されている」という被害者意識を増大させてしまうこと。そして、外との接点がなくなった彼らのなかにはプロパガンダに染まってしまう人も出てくるかもしれない。それこそプーチンが望む世界。
これはすごい!Duolingoでウクライナ語を学ぶと、ウクライナ語を学ぶ人から得られた広告収入(注:これは表示されるだけで我々学習者の金銭負担はない)は全てウクライナの救援活動に寄付されるという。 戦争以来、Duolingoでのウクライナ語学習者数は世界で485%増加したそう。prtimes.jp/main/html/rd/p…
もう何年も前だけれど、キルギス出身の交換留学生Aさんがつくばのラーメン屋さんに就職したと言っていた。調べてみたらこのお店だった。いつの間にか店長になっているし、なぜかたかしだし……(笑) というわけでイバラキスタン&近郊の皆さま、つくばのラーメン店でキルギス料理が食せるとのこと。 twitter.com/kigenmon_med/s…
ごめんね、人命が懸かっているとか、私の中で大きな意義が見出せるとかでもない限り、無償での翻訳・通訳の依頼や、無償での専門的な内容の講演や回答への依頼はすべてお断りしていますの。ここまでにとてつもないお金と時間がかかっているので、私も食うことを考えねばなりませんのよ。悪しからず。
先日、偶然にも《Tartar》と名付けられた緑のインクを見つけた。タタールの民族衣装の緑から着想を得たものだそうで、タタール研究者として買わずにはいられず。本日届いたのだけれど、思った以上にタタールの緑で感激した。タタールインクでタタール語を書くというエモさ。 #TonoandLims #とのりむ
かつてロシア語を学んでいるとアカと揶揄されたようなことがまた起きるかもしれない。が、言語を学ぶことと、その話者が多い国の振る舞いに共感することはイコールではない。 ただ、そこでの出来事や人々の考えを知るには英語や日本語だけでは不十分なことも多い。今こそロシア語やロシアを学ぶとき。
小さな別洗いのものを洗う用に、そして中長期出張するときにもあると便利だと思い、最近とても小さな折りたたみ洗濯機なるものを買った。Amazonで割引されて2700円ほど。価格の割にかなりとしっかりしていてびっくり。脱水は自力でやる必要があるけれど、思いのほかちゃんと洗濯してくれた。
リプを見るにアラサー世代をボリュームゾーンとして、その前後の世代にも愛好者が多かったようす。マーブルペンもふちどりペンも懐かしすぎてどうしよう。 我が家ではさらに禿げが進行しそうなラメペン「ティアラ」も発掘してしまったのでこちらでもタタール語詩を綴ることにする。(Дәрдемәндより)
既に指摘されていることだろうが、信仰や民族、年代や性別にかかわらず、ウクライナに暮らす人々にとっては、今まさにこの戦争によってウクライナ人というネイションを見出しつつある、あるいは今後見出す側面もあるのだろう。その点でプーチンは皮肉なことにウクライナ建国の父となるのかもしれない。
BBCロシア語の記事『Zも反戦集会も無し:中央アジア諸国は戦時下でどのように中立性を保とうとしているか』がおもしろかったので、長いが紹介したい。文字通り、歴史的にも経済的にもロシアとの関係が深い中央アジア5か国が、どのような対応をしているかが紹介されている。bbc.com/russian/featur…
これはキツい。このツイートに連なるツリーを読むと、大学(院)のセクハラやアカハラ被害の大半が泣き寝入りになる理由がよく分かる。学生が相談できる窓口が少ない、学内窓口がアレというのも重要な指摘。 うぃろうさんのつらさはあまりあるものだけれど、将来が明るいものでありますよう。 twitter.com/uirou95/status…
アフガニスタンに関して言えば、最近SNSではウズベクの人々が隣国アフガニスタンに触れる投稿も増えてきた。文化的共通点も多いので同情的な意見が多いのかと思いきや、ソ連という近代化の時代を共有しておらず、近代国家の経験がない野蛮な人々とは分かり合えない、といった意見ばかりが目に入る……
ヤクーツクに暮らす友人が「この数日は特に寒い!」とインスタでライブ動画を配信していたのだけれど、数字だけ見ても本当に寒い……(この寒気が数日後に日本列島にくるのかしら) 同じくサハ共和国に位置する、人が暮らす土地として世界で最も寒いオイミャコンも今は-51度だそうで、いよいよ冬だ。
先ほどコンビニで細かいお金の出し方が分からずレジであたふたする二人組がいた。露語で話していたこともあり何だか放ってはおけず、声をかけたらウクライナ東部から逃れてきて間もない親子だという。たしかに小銭は減らし方を知らないと増えていくし、5円玉は漢字表記だけなので分かりにくいよね……
研究についてはもうどうしようもないと諦めている部分も大きいが、友人たちの今・そこでの状況すらも諦めて何もできないでいるのはさすがにだめだ。かといって、もしかすると今後、彼らが私と交流があるという事実そのものすら責められる要因になる可能性もあり、どうしたらいいか分からないでいる。
情報解禁!白水社ニューエクスプレスにタタール語が加わります!安くはないぶん内容は山盛り。頁数も多いです。 タタール語を学ぶには露語か土語の教材、あるいは過去に出版された独語の教材を使う必要がありました。日本語話者のタタール語アクセス難易度は下がるはず。hanmoto.com/bd/isbn/978456…
中高生の頃からメル友のワーニャはキエフに住んでいる。15年近くに渡り細く長くやりとりが続いているワーニャから、こんなにも長く返事が来ないのは初めてのことだった。 2週間近くの沈黙を経て、ついに返信がきた。生まれ育ったキエフから離れるつもりはなく、最近は連日壕を掘っているという。
在タシケントの友人とやりとりをしていたときに、ふと「最近職場にロシアからの移民がきて、IT関係は大体やってくれるので大助かりなんだ」という話が出た。この"ロシアからの移民"は現体制に反対して国を出てきた人だという。それにしてもロシアに移民ではなく、ロシアから移民とは、隔世の感がある。
最近聞いたなかで強烈だったのは、ある友人が「さんざん権威主義国家だ、独裁主義国家だとばかにして、中央アジアはどこも自分たちよりも遅れた存在のように扱ってきたのに、今ではロシアも完全に俺たちと同じかそれよりもひどいじゃないか。プーチニスタンに改名だ」と怒っていたことだった。