今日はロシアからほぼ全財産を持って戻らない覚悟で来た、"タタールになる人たち"と話した。 今の民族的な自己認識はタタールという人もいれば、タタールとほかの民族とが混ざっていて簡単には表現できないという認識の人もいたが、以前は強いロシアの国民であることを誇りに思ってきた人々であった。
小さな別洗いのものを洗う用に、そして中長期出張するときにもあると便利だと思い、最近とても小さな折りたたみ洗濯機なるものを買った。Amazonで割引されて2700円ほど。価格の割にかなりとしっかりしていてびっくり。脱水は自力でやる必要があるけれど、思いのほかちゃんと洗濯してくれた。
情報解禁!白水社ニューエクスプレスにタタール語が加わります!安くはないぶん内容は山盛り。頁数も多いです。 タタール語を学ぶには露語か土語の教材、あるいは過去に出版された独語の教材を使う必要がありました。日本語話者のタタール語アクセス難易度は下がるはず。hanmoto.com/bd/isbn/978456…
昨今の情勢もあり、最近はクリミア・タタールと(カザンの)タタールを同一視したような呟きをよく見るけれども、両者は異なる歴史的背景、文化、言語、帰属意識をもつ別の民族なので注意が必要だ。クリミア・タタールと書くと長いので、メディアなどでは省略されることが多いのが原因だと思うが……
家庭内に宇国籍者と露国籍者がいるのも珍しいことではなく、宇にも露にも残れない/戻れないでやむなく第三国に移動する人も少なくないのだろう。この記事で紹介される夫婦、宇国籍のアナスタシアと露国籍のキリルがカザフスタンに逃れ、今はカナダ行きを考えているように。 currenttime.tv/a/ukrainka-i-r…
Telegramのいくつかのチャンネル(大体タタール人向けのチャンネル)を覗いたら、これまでにないほど情報が流れている。とくにビザなしで陸路入国できる国の情報が多く流れているほか、頼れるあてがない人向けに現地モスクやタタール組織の情報など。そして集会で拘束されたら召集されるという情報も。
TLに卒論や修論という文字列がポツポツ流れ始めた。修論製本の3週間前にデータが飛び、死ぬ気で書き直した日々(最後の1週間は血尿との闘いでもあった)を思い出すと、今でも笑えないほど心拍数が上がる。バックアップは厳重に!PCや印刷機に論文を執筆していること、印刷することを悟られないように。
たまたま、フィギュアの宇野昌磨選手が低出生体重児として生まれたことを知った。それでもあれだけ激しいスポーツの舞台で、それも世界トップのレベルでやれているのは本当にすごい。私自身も宇野選手と同じくらい小さく生まれ、身体はそこまで丈夫ではないだけに、そんな存在には勇気と希望をもらう。
最近聞いたなかで強烈だったのは、ある友人が「さんざん権威主義国家だ、独裁主義国家だとばかにして、中央アジアはどこも自分たちよりも遅れた存在のように扱ってきたのに、今ではロシアも完全に俺たちと同じかそれよりもひどいじゃないか。プーチニスタンに改名だ」と怒っていたことだった。
在タシケントの友人とやりとりをしていたときに、ふと「最近職場にロシアからの移民がきて、IT関係は大体やってくれるので大助かりなんだ」という話が出た。この"ロシアからの移民"は現体制に反対して国を出てきた人だという。それにしてもロシアに移民ではなく、ロシアから移民とは、隔世の感がある。
当地に暮らす古い友人たちと話していると、最近の情勢の話にもなる。そんな時にロシアを"思ったより強くない"と評する声は前より聞くようになり、今後当地の人々の対露認識は変わっていくのかもと感じる。(ロシアの人々に対しては昔から"あいつらは個人主義だから"と腐す声を聞くがそれとはちと違う)
せっかくなので小銭の減らし方と、どこでも使える交通系ICカードにチャージする方法とそれで決済をお願いするための簡単な日本語をお伝えした。ついでに連絡先も。 言葉も習慣もよく分からない異国の地に、家族と離れ離れで突然放り出されたも同然の暮らしは本当にたいへんだろう。
先ほどコンビニで細かいお金の出し方が分からずレジであたふたする二人組がいた。露語で話していたこともあり何だか放ってはおけず、声をかけたらウクライナ東部から逃れてきて間もない親子だという。たしかに小銭は減らし方を知らないと増えていくし、5円玉は漢字表記だけなので分かりにくいよね……
1要旨:戦争は中央アジア諸国を厄介な立場に追い込んだ。🇷🇺への経済的依存もあるが、他方で国際的孤立も避けるため、🇷🇺の決定を明確に支持することも、非難することもできないでいる。BBCは、中央アジア諸国が戦争支持の象徴"Z"と反戦集会の両方を禁じることで中立性を保とうとしていると指摘する。
BBCロシア語の記事『Zも反戦集会も無し:中央アジア諸国は戦時下でどのように中立性を保とうとしているか』がおもしろかったので、長いが紹介したい。文字通り、歴史的にも経済的にもロシアとの関係が深い中央アジア5か国が、どのような対応をしているかが紹介されている。bbc.com/russian/featur…
窓は開くの〜? 長〜い足 きのう見た映画 不埒な医者 ぱりっとした外套 中国人女性が来たやんか などなど、学生時代にマジかよ寒ィな、と思った先生の渾身の使い古されたダジャレを、伝える側になってしまった私が通ります………(そして春はまさにこれらが炸裂する時期) twitter.com/uger_san/statu…
2外でロシア語を学び始めた人、そして今の情勢を受けてウクライナ語を学び始めた人は少なくないでしょう。 初期に躓きがちなのは筆記体だと思います。文字をつなげるコツをまとめました!また、玄人向けにテュルク諸語で使われる拡張キリル文字の筆記体も取り上げています。 note.com/turkiy_dunya/n…
独立新聞の社説「愛国心(патриотизм)とは国民の生活水準を向上させることである」は、この状況ながらギリギリの線でいいことを言っている。愛国心は大統領への連帯や軍事作戦の支持といった形でしか表現できないわけではなく、国民の生活水準の向上に関心を持つことだ、と。ng.ru/editorial/2022…
キエフがキーウに、チェルノブイリがチョルノーブィリになるのなら、タシケントはトーシュケーントに、フェルガナはファルゴーナに、ブハラはブホーローに、そしてウズベキスタンはオズベキストーンということで………(あとついでにカブールはカーブルでお願い)
いよいよ現在のロシアの社会状況が、私の研究にも友人付き合いにも、まったく無視できないものになり始めているのを感じる。この数日のあいだで数名から「誰に聞かれているか、見られているか分からない、ごめん」「もう私に口はない」「日本で働き口はないか」という音声メッセージを受け取った。
研究についてはもうどうしようもないと諦めている部分も大きいが、友人たちの今・そこでの状況すらも諦めて何もできないでいるのはさすがにだめだ。かといって、もしかすると今後、彼らが私と交流があるという事実そのものすら責められる要因になる可能性もあり、どうしたらいいか分からないでいる。
自由欧州放送タタール語局より『プーチンの戦争の犠牲者たち』と題された記事。ロシア軍の戦死者のうちタタールスタンとバシコルトスタン出身者/登録者で、身元が判明している人の名と略歴。内容的に共有を悩んだが、最近は"数千人が死亡"といった数の報道が増えてきたので。azatliq.org/a/31759329.html
これはすごい!Duolingoでウクライナ語を学ぶと、ウクライナ語を学ぶ人から得られた広告収入(注:これは表示されるだけで我々学習者の金銭負担はない)は全てウクライナの救援活動に寄付されるという。 戦争以来、Duolingoでのウクライナ語学習者数は世界で485%増加したそう。prtimes.jp/main/html/rd/p…
中高生の頃からメル友のワーニャはキエフに住んでいる。15年近くに渡り細く長くやりとりが続いているワーニャから、こんなにも長く返事が来ないのは初めてのことだった。 2週間近くの沈黙を経て、ついに返信がきた。生まれ育ったキエフから離れるつもりはなく、最近は連日壕を掘っているという。
侵略行為はいかなる理由であれ正当化できないが、ロシアはこれを正当化するプロパガンダを大量に流しているので、何が誰にとっての嘘なのか見ていて、と結ばれていた。 プーチンはさっさとこんなことをやめて、ロシア軍には即刻お帰り願いたい。ウクライナでもロシアでも、友人から日常を奪わないで。