これも何度か言っとる話だが、富野アニメは家父長制にも女性に対する社会抑圧にも批判的だが、一方で男と女は異なる生き物だと規程してるし男女の性差を均して「性別を意識しないで済む社会」も同じくらいビタイチ信じてない辺りが独特の味。
伸びてるから一応ツリーに書いとくけど、基本的にはお店側のご好意で許してもらえる裏技だから、頼んでみる時もあくまで「もし可能ならで良いんですけど……」くらいの姿勢でな。
富野が描く母親キャラで嫌悪感が一番炸裂する瞬間がどんなシーンかっつったら「『母親』をしようとしてる」時だと思うんですよね。 普段まともに母親やらんくせに都合の良い時だけ母親をやりたがる、そういうムーブに対する嫌悪感が根っこにあると思う。
「この人にも母親らしい一面があるんだ」みたいに描くんじゃなく、「このざまで母親やれてると思ってんのがマジで最悪なんだよ」っていうガチめの嫌悪感が炸裂してますよねこの手のシーン描く時の富野。
解説ばっしーの「松ヶ瀬さん次に南切って多井さん凄い顔しますよ」の直後に起きた事象。ばっしー天才だろコレw #Mリーグ twitter.com/megmmahjong/st…
今回の件、「UCなんて見なくて良い作品の筆頭」という可燃性発言が批判者側的に「要らん事を言う……」って感じだが、一方で反発側もいきなり「UCの記載あるだけでブチ切れてる人らは惨たらしく4んで欲しい」発言してくるヤツ混じるので「ッヒュー!インターネッツ!」って気分。
Vガンダムの本質がどこに宿っているかと言ったら「母親の生首」でも「ビームサーベルに焼かれる生身の女」でもなく「ハロでボール遊びするウッソとオデロ達」にだろう、というお話。
Vガンのおさらい総集編回、「敵組織の人間が上司に報告してる体でやってるから、報告するにあたって都合悪い所が伏せられたり実際の内容から改変されたりしてる」っていうロックな奴。
その昔、虚淵玄がZガンダムに対して「あんなに無駄に人が死んでいくのを酷いと思った」って言ってて、まあ割と皆「お前が言うな」のツッコミ待ち発言だと思って実際皆ツッコミ入れてたんだけど、あれ結構作家性のクリティカルな話だと思ったんよね俺は。
虚淵玄の描くキャラの死って割と物語上でちゃんと「悲劇」としての意味性を持たせた上で殺すんすよね。富野監督ってあんまそこまででは無いと言うか、あんましハッキリと「物語化」するのを避ける所あんじゃんっていうか。
GレコⅣ、全編に渡って凄まじい新規カットに作画修正の嵐喰らわしてるのに、このカットに関してだけは海藻足す修正までしておきながら断固元のままなの、「絶対に残す」という強い意志を感じる。
今年のWBCのアメリカが凄い揃ったの、MLB全体でそういう機運が高まったとかでなく、キャプテンのトラウトが個人でいろんな選手に声かけて口説き落としまくったという話らしく、向こうの野球ジャーナリストに「エンゼルスでは不可能だった世界一の夢をWBCで果たそうとしてる」って評されたらしい。
ソース1 「WBCの盛り上がり? まったくない」米国記者が悲しむ現地の“リアルなWBC熱”…侍ジャパンの“練習配信”なんて「アメリカでは考えられない」(Number Web) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/ef19d…
> 今回、野手のメンバーが揃ったのはマイク・トラウト(エンゼルス)の影響が大きいと思う。トラウトを最初にリクルートして、そこから彼が自らいろんな選手に「一緒に出よう」と電話をした。結果的に、他の選手たちも感化されて「俺も出よう」と。
「最近の若い人達はあらすじ確認してから作品に触れるからネタバレも気にしない」って話、富野監督が「僕の頃なんて映画はあらすじ知った上で見るのが当たり前だったから、最近の人達がネタバレ嫌がるの意味分かんないんだよね」って数年前言ってたのを思い出しますね。時代は巡る?
富野監督、そこに加えて「僕自身ネタバレでつまんなくなるようなアニメなんて作ってないから」と豪語しながら、インタビューでガンッガンに自分から自作のネタバレ撒き散らすストロングスタイルよ。
「子供の声は騒音ではない」 個人的にはこの手のレトリックがかなり嫌いで「子供の声は確かに騒音であるだろうが、社会が許容すべき騒音である」として欲しいという感覚がある。
「野球発祥の地」として祭り上げられてMLB野球博物館まで建てられてるクーパーズタウンが既に全て捏造でデマだったことが判明してて、今では博物館内に「この街が野球発祥の地であると何故捏造されたのか」の展示コーナーまであるという話が個人的に結構気に入っている。
とっくに捏造でデマだということが確定してるのに「諸説あります」って逃げ打ちながら「○○発祥の地!」って町おこしに宣伝してる自治体が世の中には沢山あるのでな。
水星の魔女、ずっと残り数話でどういう落とし所になるのかがあんまし分かんなかったんだけど、むちゃくちゃ分かりやすい「悪の秘密結社の基地」がいきなり出てきて凄え勢いで「要は頑張ってこれ無力化して終わるんだな!」ってなって笑ってしまった。
ところでズムシティ公王庁について、実は一昨年刊行された著作にて史上初めて(おそらく)富野監督からの言及があって読んでて爆笑したりしましたね。
私の富野由悠季=海原雄山説、この「気に入らんもんが上がってきたらブチ切れるが、良いモノが出てきたらそれはそれで勝手に喧嘩売られたと思って怒りに燃える」がマジでハマり過ぎてたからですね。
ところで今回の水星の魔女で気付いたけど、「トマト」って何らかの栽培物をアニメのキーアイテムに使う上で「もいだのそのまま丸かじりでも美味しく食える」ってのが作劇に無茶苦茶都合良いんだな。そりゃ皆トマト選ぶわな。
トマトが使いやすいの、他にも「赤い色味と丸みのある立体物である点がビジュアル的に画面内で存在感を出せる」って所も大きい。逆に葉野菜は使いにくいよなやっぱり。
水星の魔女の最新話、「1話時点の感想がコレなの、俺もう完璧じゃない??」って自画自賛しちゃいますね。